試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成1000形1037F 4+4編成 前期仕様 貫通扉桟板一部切除試行

2015-05-29 21:03:47 | 京成線
TOMYTEC製京成1000形1037F-2前期仕様へ改装した京浜急行1000形はTS-310台車装着車でした。
この台車はプロトタイプ都合でモハ1029+モハ1030しか承継させていません。
残る6両にはグリーンマックス製OKタイプ台車を充当しました。




京成1000形1037F 4+4編成 前期仕様。
[1037F-2]:1037-1038-1039-1040+1029-1030-1031-1032
※貫通扉種別表示板掲示編成,[1037F-1]+[1029F-1]。

竣工当時TOMYTEC製OK-18台車は入手できませんでした。
代替がOKタイプ台車でしたがやや大振りな造形が不釣り合いに思えました。
そこでTOMYTEC製京浜急行1000形1005F用OK-18台車を転用します。


入工中のモハ1029。

更に上を向く六角[特急]種別板を修正します。
貫通扉には上げた状態の桟板がモールドされています。
これを避けるためt0.3mmプラ板の一部を薄くしましたが結果は思わしくありませんでした。


桟板上部を切除したモハ1029。

現状を見ると種別板との競合箇所だけ桟板を削れば対処できそうでした。
簡便に済ませるためにも部分塗装は回避したいところです。
ひとまず約2/3を目安に桟板嵩を下げてみました。


赤マッキーで塗り潰した桟板切除痕(モハ1037)。

予定では六角[特急]種別板幅に合わせて切除するつもりでした。
しかし凹形への整形が難しく一直線状に変更しました。
下げきれなかった代は種別板裏面の薄型処理部で吸収させています。




モハ1029 [特急 A17 特急 上野]:種別板取付方式変更試作車。

これが幸いし種別板は桟板ヒンジモールドで支えられる構造に変わりました。
ゴム系接着剤固定ながら安定感は飛躍的に向上しています。
垂直取付が実現したため突き出しを起因とする違和感が解消されました。


モハ1037 [特急 A17 特急 成田]:種別板取付方式変更施工車。


モハ1040 [特急 A17 特急 上野]:種別板取付方式変更施工車。

成形色が露出した箇所は赤マッキーで塗り潰しました。
なお並行して行先方向幕ステッカーを貼り替えています。
耐水紙は文字が滲みやすい傾向が強かったため普通紙に戻しました。


モハ1031+モハ1032 (OK-18台車装着車+OK-18台車装着車)。

1005F用OK-18台車は4両分しかありません。
全数が賄えないため交換はモハ1031+モハ1032に限定しました。
各々デハ1005+デハ1006と振り替えています。


モハ1030+モハ1031 (TS-310動力台車装着車+OK-18非動力台車装着車)。

今までは側梁やブレーキシリンダーが張り出していました。
これが解消されたためTS-310台車とのバランスも改善されています。
同時にモハ1030をTNカプラーSPへと交換し推進,牽引力の安定化を図りました。


モハ1037+モハ1038 (OK-18台車装着車+OK-18台車装着車)。
※旧LOT品+旧LOT品。


モハ1039+モハ1040 (OK-18台車装着車+OK-18台車装着車)。
※現行LOT品+現行LOT品。

OKタイプ台車は旧LOT品(514)と現行LOT品(0514)を併用していました。
調達数が中途半端だったため1037F-1の統一は不可能です。
しかも両者は成形色の開きが大きく旧LOT品をGMカラー#39(ダークグレー)で塗装していました。


モハ1038+モハ1039 (OK-18台車装着車+OK-18台車装着車)。
※旧LOT品+現行LOT品。

外観差異をどの様に緩和させるか検討しました。
その結果旧LOT品:モハ1037+モハ1038,現行LOT品モハ1039+モハ1040へ割り当てています。
当面OK-18台車代用が続くためユニット毎での統一を図りました。


モハ1032+モハ1037 (1029F-2:OK-18台車装着車+OK-18台車装着車)。

今回の振り替えで4種の台車が共存する構成へと変わりました。
1029F-1は台車形式が揃わず1037F-1は台車LOTが揃いません。
幸いユニット単位で分かれているためそれなりに編成見附は保てると思います。

●1000形京成線出場
※改訂:2024年7月8日
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