試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3520F 更新車 現行仕様 PT-7131形パンタグラフ換装編成 (TOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ代用)

2016-12-15 21:19:22 | 京成線出場
最大公約数。

マイクロエース製京成3500形3520F更新車中期仕様は現行仕様(3520F-3)に改装され出場した。
今回は残念ながら製品化されなかった現行仕様を少々強引な手法で再現している。
実車のPT-7131形パンタグラフは類似のTOMIX製PT-7113-B形パンタグラフで代用した。




京成3500形3520F 更新車 現行仕様。
3520F-3:[3520]-[3519]-[3518]-[3517]。
※PT-7131形パンタグラフ換装編成。

3520F-3はシングルアーム式パンタグラフ化=現行仕様化という解釈に至っている。
代用品のパンタグラフながら現行仕様の雰囲気は十分に醸し出せたと思う。
シングルアーム式パンタグラフはマイクロエース製京成新3000形3026F発生品も準備していた。
しかしパンタグラフ台座の形状からTOMIX製PT-7113-B形パンタグラフを採用している。
中期仕様のままでも十分に納得できる製品だが少数派の現行仕様増強が勝った。
今後現行仕様製品化の確率は非常に高いと思う。
同時リリースの芝山3500形3540Fを考えるとPT-7131形パンタグラフ搭載の後期更新車だと読む。
仮にパンタグラフ換装編成だとしても3520Fがリリースされる事は無いだろう。




3519(非動力車化:座席部品反転)。

なお出場直前に3518と3519とで床板を振り替えた。
3519の折損させた側面窓セルに不安を抱き整備性を考慮し動力ユニットを3518へ廻した。
電装解除された3519は床板交換だけでは終わらなかった。
組み替えだけで済むと思ったが床板を受け入れてくれなかった。




3518(動力車化)。

座席部品(元3518用)の成形が狭幅貫通路側と広幅貫通路側とで異なったのが原因である。
そのため座席部品を反転させ座席仕切と貫通幌嵌合爪の干渉を防いでいる。
結果的にマイクロエース製京成形式4両編成と同じ動力車位置へ変更された。
3519に動力ユニットを搭載したのは3528Fとの併結を考慮したためだと思われる。
3520F-3は4両編成の単独運用であり動力車変更の影響は一切無い。


3520+3519 (TOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ換装)。


3518+3517 (TOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ換装)。

行先表示類は[B55 普通 津田沼]とした。
当初3520F現行仕様出場は予定に無く製品化告知からしばらくして思い立った。
千葉線系統の行先配分バランスを取るため3520F-3は上り方面行にしている。
行先は[上野],[津田沼]の二択だった。
ダイヤ改正の度に4両編成運用が減少しており最期まで残りそうな[津田沼]を選択した。
編成の特徴はシングルアーム式パンタグラフ搭載に尽きる。
中期仕様との差はここに集約されると言っても過言ではない。
実際にPT-43形パンタグラフを交換したのみだが雰囲気は大幅に変わったと思う。
※2016年11月19日ダイヤ改正を以て[B55]運用消滅。


3592F-2,3520F-3 (未更新車晩年仕様,更新車現行仕様)。

先にTOMYTEC製3500形3592F後期仕様(3592F-1)と晩年仕様(3592F-2)を出場させており3500形では3編成目となる。
しかし2編成の3592Fは未更新車で外観が全く異なり新しいバリエーションが加わった。
3520F-3は2010年6月頃以降がプロトタイプで何れの3592Fとも離合に齟齬は無い。
基本的に色地種別幕化後の編成ならば気になる点が生じないのも魅力である。


3600形3618F-2,3520F-3。

現有編成で主力の3300形は3304F-6,3320F-3,3344F-2,3344F-4(特急成田山号)が色地種別幕を持つ。
3520FのPT-7131形パンタグラフ化時期が掴めず3320F-3だけは微妙な存在になる。
3320F-3は色地種別幕化からラッピングが施されるまでの約1箇月間だけがプロトタイプになってしまった。
ちょうどこの前後で3520Fのパンタグラフ交換が行われた可能性が高くイメージ離合になるかもしれない。

※3520FのPT-7131形パンタグラフ換装は2007年10月頃と判明。


3300形3320F-3,3520F-3。

現行仕様としては3400形3428F,3600形3668F,3700形3798F,新3000形3010F-2,3026F,3051Fに続く7編成目になった。
これで京成グループの現行仕様は少数派から脱している。
と同時に計画だけ存在した新3000形3001F現行仕様増備は消滅した。
むしろ3700形で進行すると思われるPT-7131形パンタグラフ換装の動向に注目していきたい。


3700形3798F,3520F-3。

回着順都合により製品には存在しない3500形3520F更新車現行仕様が先発出場した。
前途の通り現行仕様は急遽思い立ったため優先順位は高くなかった。
千葉線系統充当こそ考えていたが中期仕様での出場を考えていた。
それがM1車のパンタグラフ交換まで至るとは思いもしなかった。
人柱状態でTOMIX製PT-7113-B形パンタグラフ搭載に着手したが結果的には良かったと思う。


3520F-3サイドビュー(3517)。

第一次整備中に気付いたが座席部品がラベンダー系統だった。
中期仕様では座席モケットがオレンジ系統からラベンダー系統へ変更された年次が掴めていない。
不運なことに大幅な運行系統変更が重なった時期に当たりプロトタイプ選定がリセットされた。
その意味でも現行仕様先行出場は妥当だったかもしれない。

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