甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

岩手県立博物館

2008-01-26 08:03:50 | 盛岡散歩

 ・岩手県立博物館 上田字松屋敷34

 岩手県制100周年を記念して作られた博物館。松園団地の一角にあります。
 博物館の建物まで100段の階段。100周年にちなんだ、ということが階段の途中に書いてありました。「100段も登らせてごめんね、でもちょっとこれ読んで休んでって」的なことが書いてあって、うふふと思ったのでした。

  入館してすぐのホールに、これ。
 木造毘沙門天立像の複製です。本物は花巻市東和町成島にあります。こんな大きなホールではなくてごくこじんまりとしたお堂の中にあるので、もっともっと大きな仏像に見えます。
 複製ではない仏像も展示してあります。「お賽銭を上げないで下さい」という注意書きにまたもやうふふと思ってしまいます。上げたくなってしまうし、拝みたくなりますよね。それが人情。でも、展示品と仏様の違いって何なのでしょう。

  ホールから2階へ上がる階段に、これ。
 中国で発掘された体長22mの「マメンキサウルス」の復元模型です。岩泉町茂師で発掘された「モシリュウ」はこれに近いものではないか、と考えられています。
 あまりに長いので写真に収めるのに一苦労。恐竜ってこんなに大きかったのですね。なのに、頭がすごく小さいんです。
 旧石器時代の野牛ハナイズミモリウシの復元骨格模型もあります。

  平泉・毛越寺周辺の復元模型。こういう展示が見られるから博物館っていいですね。今は失われてもう見ることができないものについて言葉で説明されてもイメージするのは難しいですが、目で見ることができれば随分助けになります。

  地質時代から現代にいたる地質・考古・歴史・民族・生物・現勢の資料を展示しています。子供には昔の遊びができる「体験学習室」が人気です。ミュージアムショップや喫茶室も。じっくり見ていたら1日中だって過ごせます。
 屋外には2軒の民家や植物園・岩石園も。民家についてはまた後で。

 開館時間 9:30~16:30

 休館日 月曜日

 入館料 一般300円  学生140円  ※高校生以下無料