甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

梅は咲いたか?

2008-03-30 14:36:50 | 盛岡散歩


 岩手公園の中津川沿いでは梅が開花したとか。先日探し回りましたが見つけられませんでした。
 梅といったら天神様。久しぶりに狛犬さんに会いたくなったこともあり、盛岡天満宮にお参りしてきました。(前回の記事へ
 社殿の前の梅の木が、ほんのりピンクに色づいているようにも見えます。


 このお顔を見るとほっとします。


 前回来たときは雪のためあまり歩き回らなかったのですが、今回は社殿の裏側へ回ってみました。こんな風に奥に続いていたのですね。


 筆を模った扁額が奉納されていました。一つ前の写真の右側の棟の屋根の下です。


 鹿島明神祠。南部家が鹿島神宮から新庄花垣舘に分祀したもの。社殿は明治4年に焼失し、平成14年に現地に移されました。左側の石は「要石」といい、神霊来臨の霊石だとか。
 鹿島神社といえば建御雷神(タケミカヅチノカミ)。天神様とはご縁が深いものなのですね。


 石割梅。割れ目に種が入って根付いたものらしいです。木の生命力ってすごいですね。


 さて肝心の梅ですが・・・。これは社殿前右側の梅の木。
 まだまだつぼみは固そうです。
 この梅は「飛び梅」。大宰府の飛び梅の種を南部藩士がもらってきたのだそうです。


 日当たりのよい下の広場の梅の木。こちらの方が若干開花に近そうです。風が強かったので、ピントがぶれぶれです。


 盛岡市街を見下ろします。遠くにぼんやり岩手山。
 気分だけはもう春なのですが、そう簡単に花を咲かせたりはしてくれないようです。 お天気次第ですが、来週末あたりなら天満宮の梅も開花しているのではないでしょうか。

 絵馬を奉納した受験生の皆さん、お礼参りはお済みですか?

 盛岡天満宮の地図を貼ってみました。分かりにくい場所なんです・・・。国道4号線から岩山に入る交差点を、岩山と反対方向に入って、住宅地の中のうそみたいに狭い道を登ると駐車場です。




東京でもぶらぶら

2008-03-27 09:00:46 | 江戸趣味


 3月23日、今年の写真ですよ!盛岡では梅が咲き始めたばかりだというのに。
 場所は芝・増上寺。東京の開花宣言は前日の22日。でもここのしだれ桜2本は満開でした。


 こんな感じで桜とお寺と東京タワー。


 増上寺は徳川家の菩提寺の一つ。上野寛永寺が江戸城の鬼門守護なのに対して、こちらは裏鬼門守護。ご本尊の阿弥陀如来を遠くから拝みました。
 彼岸会の最中でして、お堂では「な~むあ~みだ~な~むあ~みだ~」のお念仏(?)が響いておりました。


 東京タワーの展望台から。並びに並んで、上の展望台(特別展望台)まで行っちゃいました。下の展望台だと周りに高い建物が増えたせいか「すっごい高い」感じがしなかったので。一緒に行った母は喜んでおりました。
 お台場方面を見ています。


 江戸東京博物館。「中村座」の再現です。他にも日本橋あり凌雲閣(十二階)あり・・・。楽しいところです。両国国技館そばです。


 こちらは深川江戸資料館。時代劇や江戸小説好きならここは外せません。裏長屋や商店、船宿に火の見櫓、屋台もあります。実際に建物の中に入ってみることができるのが魅力です。結構ディテールにこだわって作ってあります。↑の写真は赤ん坊がいる職人の家。おむつが干してあったり、おもちゃがあったり。


 長屋の屋根の上に猫。時々のびをしながら「にゃー」となきます。かなり大きな猫です。

宮古でもぶらぶら

2008-03-26 09:17:49 | 宮古散歩


 蛸の浜を橋の上から見下ろしています。
 子ども時代の海水浴といったらもっぱら蛸の浜。墓地を通り抜けて行ったものでした。浄土ヶ浜へ続く短いトンネルの中では、父が必ず大声を出すものと決まっていました。(よく響くもので・・・そのたびひどく怖がったものです)


 蛸の浜の反対側。岩に穴が開いているのがよく見えます。


 宮古港。ラサの煙突も見えています。


 龍神様。久しぶりに行ってみたくなったのです。

 


 龍神様の言われはわかりません。でもいかにも浜のお宮といった風情です。 浄土ヶ浜に行く途中ですが、観光客はあまり行かないでしょうね。


 ↑は千徳のお寺・善勝寺。お彼岸のお墓参りをする人でにぎわっていました。
 ここの墓地には以前から気になっている、不思議なお墓があるんです。お盆になると、ある特定の数個の墓石の上に、大きな昆布が「べろん」とかぶせられているのです。
 お彼岸には昆布をのせる習慣はないようでした。ちなみに花火もしませんよ。


 街中で。子どもの頃、通ってみたくて仕方なかった川沿いの細道(これも「あうぇーこ」って言っていいのかな)。宮古の人は、どこの写真かはわかると思います。なんてことない場所なのですけどね。通りかかったもので。

田老でもぶらぶら

2008-03-25 13:34:17 | 宮古散歩


 田老は今、宮古市の一部です。↑は山王岩。田老港から山道をぐいぐいと登って、展望台に出ました。風の強い日でした。


 ↑山王閣は結婚式場としても使われた宿泊施設。閉鎖されて10年くらいたつのでしょうか。


 ↑山王閣と言えば海水のプール!子どもの頃よくつれてきてもらいました。今見るとなかなかのロケーションです。


 道を北上して真崎方面を目指しています。山道を下りるといきなり海。
 この場所に来ると頭の中で稲垣潤一の曲が流れます。「海沿いのカーブを~」
 この道、左側は崖で、落石がごろごろしています。車をなるべく右がわに寄せて、ささっと写真をとりました。


 一つ前の写真からすぐの場所。「沢尻海岸」の立て札がありました。
 海が2色に分かれています。水温の違いでしょうか。


 沼の浜キャンプ場付近。海が見たいとき、波が見たいときに絶好の場所です。
 ただし波が高い時は危険を感じる場所でもあり・・・。


 波を見ると落ち着くのはなぜでしょう。


 真崎。真横から吹き付ける風でかなり寒い撮影。下まで行ってみる元気はまるでありませんでした。


 田老港へ戻ってきました。鮭番屋(右)と大堤防。
 田老の堤防は津波避けのための施設ですが、散歩するにも絶好の場所です。見晴らしもいいですし。


 番屋の反対側を見るとこんな感じ。
 この写真の右側、河口あたりもいい感じの風景なんです。
 田老もなかなかいい所です。


岩泉 続き

2008-03-24 14:15:34 | 岩手噺
 国道455を東へ向かっていきます。 

 山の上の方、石灰岩質の岩肌に洞穴が開いているのが分かりますか? はるか昔に人が住んだ穴だそうです。


 道の駅・いわいずみ。ここの食堂では岩泉短角牛や龍泉洞黒豚を食べることができます。どんぐりの粉を練りこんだ「どんぐりラーメン」も人気。麺の味はふつうのラーメンと変わりません。チゲラーメンがおすすめ。

 道の駅のすぐそばに「岩泉球場」があります。今年から、こういうことになったのだそうです。球場自体は古いです。


 道の駅の裏手・小本川を渡った先に「ふれあいらんど岩泉」という施設があります。芝のサッカー場、全天候の陸上競技場、オートキャンプ場、コテージ、屋外ステージ等のアウトドア遊びの場所です。


 国道沿いに流れるのは小本川。つり橋が2本、かかっています。

 国道455号と小本川は「小本」地区で太平洋にぶつかります。 国道45号を少し南下すると見晴らしの良いパーキングに出ます。ここは「茂師(もし)」地区。モシリュウが発掘されたのはこの地区です。 


 水平線が見えると気分が晴れ晴れします。


岩泉をぶらぶら

2008-03-21 23:14:33 | 岩手噺

 
 でも龍泉洞は登場しません。
 以前お世話になった方にご挨拶に岩泉まで出かけ、宮古でお彼岸のお墓参りをした「プチ旅」ですから。

 ↑の写真は「宇霊羅(うれいら)山」。街のすぐ裏手をちょっと登ると、切り立った石灰岩質の崖に出ます。龍泉洞はこの山の中に広がっているのではないかと思います。 


 ↑私好みの街角。 龍泉洞から流れ出る「清水(しず)川」沿いには風情のある街並みが残っています。大橋から南側を見ています。「佐々木小鳥店」の店先には籠に入れられたニワトリ数種。


 ↑清水川は名前の通り、とてもきれいな川です。この辺りの川岸は整備されていて、釣りに、散歩に、野菜を洗いに、など様々に活用されています。1月には「みずまつり」も。


 ↑大橋の袂の立派な松の木。この角の家は以前おいしい鰻で知られた食堂でした。「夢見るピノキオ」にも出たことがあります。
 以前ご主人がこの松の木の手入れをされていたのを見かけたことがありました。ご主人亡き後、店は開いていません。


 ↑つげ義春が好んで描きそうな場所です。できれば政党のポスターはここじゃない場所に移してほしい。それからポストは昔の円筒形のタイプに。ガチャガチャはぜひ、このまま、このまま。


 ↑この坂はけっこうきつい坂ですが、人も車もよく通ります。「巾坂(はばざか)」という名前がついています。坂の途中には飲み屋がいくつかあります。
 実は私、「いいちこ」のCM(「二階堂」かな?)にこの坂を登場させてくれないかな、と思っているのです。

 愛すべき小さくて広い町・岩泉の一角です。

夕日

2008-03-08 13:22:42 | 歳時記


 更新もせずにどこをぶらぶらしてるんだ!と怒られてしまいそうなこの頃です。どちらかというと、風邪でふらふらしてる、というのが正しい答えかもしれません。
 
 さてこれは昨日の夕方。夕日に目を留めたのは久しぶりのことです。そもそも車から降りてさっさと家の中へ入るのが冬の生活。しかも日が短いので、夕日?いつ沈んだっけ・・・というようなもので、ことさら足を止めて夕日にカメラを向けることなどないのです。
 美しい夕日、などというものではありませんが、何となく、あぁ春だな、と思った夕方でした。