甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

旧騎兵第二十三連隊通用門

2008-01-12 20:16:15 | 盛岡散歩


・旧騎兵第二十三連隊通用門 青山(森永乳業盛岡工場内)

 森永乳業の施設内にある軍事施設跡は旧陸軍兵舎跡の木造建築だけではなかったのですね。青山の生協でもらった「青山町商店街マップ」でこの通用門のことを知り、早速行ってみました。場所は青山駅から線路沿いに南へ続く道路沿い、自転車屋さんの真向かいあたりです。
 この「商店街マップ」によると、明治42年に新設された騎兵第三旅団第二十三連隊の通用門として使われた門柱だそうです。旧覆練兵場と同時期に作られた、同様の赤レンガの門柱です。



 旧騎兵第三旅団第二十三連隊、とあります。向かい側の青山駅入り口も同様の赤レンガの門です。そういうことだったのか、納得。



 盛岡陸軍予備士官学校・・・もあったのですね、きっと。右に写っている、案内表示をよく見てくればよかった・・・。



 観武練兵之跡、と書いてあるように見えます。「観武」で「みたけ」と読みます。この近所に「観武原開拓農協」の看板を掲げた建物もあります。現在のひらがな表記の「みたけ」になじんでいるので、なんとなく違和感を感じてしまいますが、確かに軍事施設に合う地名のようにも思えます。
 今では観武「原」とか「開拓」といった言葉から受ける印象とまるで違う、車と郊外店と集合住宅の多い場所です。この写真を撮る間も、ひっきりなしに通る車からの視線が痛かった・・・。


 
 木に積もった粉雪が風に飛ばされる、寒い寒い真冬日でした。