甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

さみーがねー or さんびーがねー?

2008-10-29 19:55:43 | 宮古散歩


 県内あちこち住んでいますので、いろんな所の言葉がごちゃごちゃです。「そんなこと言わねーが」とつっこんで下さい、どうぞ。

 ↑は先週末の川井「やまびこ産直館」から見た紅葉。もっときれいなところもたくさんあったのですが、車を停めて写真を撮る勇気もなく・・・。先週末は見ごろだったと思います。

 

 ↑宮古・千徳の善勝寺。柿の木とお寺の鐘、それだけでうっとりできる年齢になりました、えぇ。
 宮古の紅葉はまだまだでした。


 ブログの更新を大分さぼりました。季節はめぐり、時は留まらないというのに、ねぇ。岩手山も何度も雪をかぶりました。あと何度山上の雪を見れば下界に雪が降るのでしょう。そろそろ「いつタイヤを替えるか」気がかりになります。

宮古でもぶらぶら

2008-03-26 09:17:49 | 宮古散歩


 蛸の浜を橋の上から見下ろしています。
 子ども時代の海水浴といったらもっぱら蛸の浜。墓地を通り抜けて行ったものでした。浄土ヶ浜へ続く短いトンネルの中では、父が必ず大声を出すものと決まっていました。(よく響くもので・・・そのたびひどく怖がったものです)


 蛸の浜の反対側。岩に穴が開いているのがよく見えます。


 宮古港。ラサの煙突も見えています。


 龍神様。久しぶりに行ってみたくなったのです。

 


 龍神様の言われはわかりません。でもいかにも浜のお宮といった風情です。 浄土ヶ浜に行く途中ですが、観光客はあまり行かないでしょうね。


 ↑は千徳のお寺・善勝寺。お彼岸のお墓参りをする人でにぎわっていました。
 ここの墓地には以前から気になっている、不思議なお墓があるんです。お盆になると、ある特定の数個の墓石の上に、大きな昆布が「べろん」とかぶせられているのです。
 お彼岸には昆布をのせる習慣はないようでした。ちなみに花火もしませんよ。


 街中で。子どもの頃、通ってみたくて仕方なかった川沿いの細道(これも「あうぇーこ」って言っていいのかな)。宮古の人は、どこの写真かはわかると思います。なんてことない場所なのですけどね。通りかかったもので。

田老でもぶらぶら

2008-03-25 13:34:17 | 宮古散歩


 田老は今、宮古市の一部です。↑は山王岩。田老港から山道をぐいぐいと登って、展望台に出ました。風の強い日でした。


 ↑山王閣は結婚式場としても使われた宿泊施設。閉鎖されて10年くらいたつのでしょうか。


 ↑山王閣と言えば海水のプール!子どもの頃よくつれてきてもらいました。今見るとなかなかのロケーションです。


 道を北上して真崎方面を目指しています。山道を下りるといきなり海。
 この場所に来ると頭の中で稲垣潤一の曲が流れます。「海沿いのカーブを~」
 この道、左側は崖で、落石がごろごろしています。車をなるべく右がわに寄せて、ささっと写真をとりました。


 一つ前の写真からすぐの場所。「沢尻海岸」の立て札がありました。
 海が2色に分かれています。水温の違いでしょうか。


 沼の浜キャンプ場付近。海が見たいとき、波が見たいときに絶好の場所です。
 ただし波が高い時は危険を感じる場所でもあり・・・。


 波を見ると落ち着くのはなぜでしょう。


 真崎。真横から吹き付ける風でかなり寒い撮影。下まで行ってみる元気はまるでありませんでした。


 田老港へ戻ってきました。鮭番屋(右)と大堤防。
 田老の堤防は津波避けのための施設ですが、散歩するにも絶好の場所です。見晴らしもいいですし。


 番屋の反対側を見るとこんな感じ。
 この写真の右側、河口あたりもいい感じの風景なんです。
 田老もなかなかいい所です。


常安寺・判官稲荷神社

2008-02-06 14:58:58 | 宮古散歩


 ・常安寺(曹洞宗) 沢田4-11  

 宮古では大きなお寺です。
 天正8年(1580)横山八幡宮近くに開山しましたが、約30年後大津波によって流出したため、1625年現在地に移転・建立されました。本堂は江戸中期に大修築、大正9年にも改築されています。現本堂を飾る欄間彫刻と杉戸絵は旧本堂から移設されたもので、市の文化財に指定されています。

 本堂に入ってすぐ後ろを振り返ると、頭上に大きな地獄絵図があります。私は小さい頃この絵を見ながら祖母に地獄の話を聞きました。また本堂内のお地蔵様は子どもの守り神なのに、当時よく見かけた「インディアン人形」みたいな顔だったのでとても怖かったのを覚えています。(年がばれますね・・・)


 山門からたくさんの碑やお堂を経て、本堂に至ります。

 この参道は、お盆の13日夕方には提灯を持って迎え火に訪れる人でにぎわいます。本堂のろうそくの火を提灯に移して帰宅し、祭壇のろうそくに灯します。14日・15日の早朝にはお墓参り、16日には送り火です。16日には本堂前で山口太鼓の奉納があります。

 山門の右側の道路が墓地へと続きます。この道は山にへばりつくように作られた墓地を通り抜け国道45号へと続くので、実は地元の人にとっては格好の抜け道になっています。
 ここの墓地では、お盆のお墓参りのときに花火をする人が多いです。宮古ではお盆やその他数日「松明かし」をする日が決まっていて、子どもはその日しか花火をさせてもらえないことが多いです。お墓参りのときもお墓の前で松明かしをするので、それが花火に結びついたのだと思いますが、朝早くから爆竹が鳴り響き落下傘が落ちてくる墓地というのも珍しいのではないかと思います。もっとも私は高校を卒業するまでそれが当たり前だと思い込んでいたわけですが。

 ところで常安寺7世住職・霊鏡竜湖は名僧中の名僧と称された人で「浄土ヶ浜」の名付け親でもあるそうです。
 当時の浄土ヶ浜は昼でも薄暗い道を越えていくので地元の人もあまり訪れなかった場所でした。竜湖はその景観を極楽浄土の荘厳を自然に完備していると讃嘆し、「浄土ヶ浜」と命名したと言います。


 ・判官稲荷神社  

 常安寺のすぐそばにある神社です。

 「判官」ということは源義経に関係するということになるのですが、これは「義経北行伝説」に基づいています。義経は平泉の高舘において自刃したとされていますが、実はこの時自害したのは家臣で、義経は北へ逃げ延びた、というのです。その伝説の一つに、3年3ヶ月隠れていた黒森山を出た義経一行はこの地に甲冑を埋めて稲荷神社を祀り、更に北へ向かった、というものがあるそうです。社殿内に「判官稲荷塚記」の扁額が掲げられ、この地方に一行が来たことが記されているそうです。

 お狐さんの守る鳥居をくぐり、かなりきつい石段を登って社殿にたどり着くと、ちょっと樹木が邪魔ではありますが、宮古の市街地を見渡すことができます。

 
 「御用の方は横山八幡宮へ」との張り紙がありました。

 
 小さな祠がまとめて祀られています。赤い色がお稲荷さんらしく鮮やかです。

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横山八幡宮

2008-02-05 11:58:17 | 宮古散歩

  宮古で「八幡様」と言ったら、ここのことです。国道106号からすぐ、宮古第一中学校のそばにあります。

 「宮古」の地名はこの神社に始まったという伝説があります。
 寛弘年間(1004~12)、阿波の鳴門の大地が異常に鳴動した時、一条天皇は神社仏閣に祈祷を命じました。横山八幡宮の禰宜が祈祷中、夢で八幡神からの神歌を授けられたので阿波の鳴門まで行ってこの神歌を詠み上げると、異常な鳴動はやみ、おさまったと言います。天皇は喜び、宮中にこの禰宜を召し横山八幡宮について問うと、禰宜はそれに「我国に 年経し宮の 古ければ 御幣の串の 立つところなし」と和歌でこたえたため天皇は感服し「宮の古ければ」にちなんで「宮古」という地名を授けたということです。
 この禰宜が鳴門からの帰途に使用した杖をさしたところ成長したという「逆さ銀杏」の木が宮古一中の校庭にあります。 

  創建は天武9年(680年)と言われています。祭神は品牟陀和気命(ほんだわけのみこと)。現在の社殿は昭和19年(1944)建立。本殿の扁額は米内光政の揮毫だそうです。

 この石段、結構きついです。私の父は高校時代、柔道部のトレーニングでここをうさぎ跳びで上がったそうです。私はバレー部のトレーニングで走って上がりました。
 今では歩いて上がるのも息たえだえ。

 石段を横から見るとこんな感じ。結構な傾斜角度なのが分かります。この写真は女坂から撮りました。下りは女坂じゃないと危険です。

  社殿のあたりから見下ろすと、閉伊川が蛇行しているのが見えます。

  境内案内図。手作り感がいい味わい。鳴門の鳴動を鎮めた八幡神の神歌も書いてあります。
 「山畠に つくりあらしの ゑのこ草 阿波の鳴門は たれかいふらむ」


 この時期でも水は凍っていません。宮古は温暖ですから。


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宮古散歩

2008-02-04 11:52:18 | 宮古散歩


 この時期盛岡周辺では見慣れた風景です。でも白鳥と一緒に写っている鳥は・・・?


 ここは宮古市、津軽石川です。毎年白鳥が飛来します。ワゴン車で白鳥のエサも売りに来ています。河口に近いので、中津川とは鳥のメンバーが若干違うんです。
 今年はなんだか白鳥の数が少ないような気がします。


 閉伊川河川公園。一周1.5km位の周回コースになっています。お散歩、ウォーキング、ランニング、色んな人がいます。休日には小さい子どもや犬を連れた家族が遊びに来ています。駐車場も広くて、ただ車の中でのんびりするにもいい場所。川の水量が増えると移動されるトイレもあります。


 宮古のシンボル「ラサの煙突」。金の避雷針伝説があるとか。
 これを見ると宮古に帰って来たことを実感します。


 あまりいい写真じゃなくてよくわかりませんね・・・。「宮古市魚菜市場」です。朝6時から夕方6時まで、水曜定休です。
 魚屋さんが多いこと、真ん中にござを広げて野菜などを売るおばちゃんたちのスペースがあることが特徴でしょうか。観光客が必ず立ち寄るスポットです。
 私は必ず○○魚店と△△餅店に寄ります。初秋にいち早くマツタケを置く八百屋さんもあります。食堂も2軒あって、どちらもおいしいです。
 今回の収穫・・・毛ガニ、新巻き鮭切り身、タラ刺身、油カレイ刺身、黒砂糖のひゅうず(餅)。「毛ガニのゆで方」というチラシも一緒にくれました。これで失敗なし!今魚菜市場は毛ガニの赤い色であふれています。

 ご覧の通り、今宮古には雪がありません。春先にドカ雪が降ることがありますが、今の時期は雪がないことの方が多いんです。気温も内陸よりは高いですし晴れの日が多いです。冬場は魚がおいしい時期。そして今は毛ガニの旬。今こそ宮古へどうぞ!

↑山田町の四十八坂。海を見ると気分がのびのびしますね。