甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

寒いです。

2010-04-23 18:37:13 | 歳時記
寒いです。(←くりかえすなよ)
いつまで待っても春が来ません。

甚六もいまだ冬です。
おかげさまで10日ほどで退院いたしまして、しかも入院中から元気一杯で、あやうくカルテに「ヒマである」と書かれてしまいそうでした。

退院しましても持病の治療は続いておりまして、相変わらずの内丸通いです。日に日に石割桜を見る人垣が増えてきましたね。

もうちょっと暖かくなると、石割桜レポでもしようか、という気にもなるのですが。またいずれ。

春の気配

2010-03-24 23:18:24 | 歳時記
石割桜の雪囲いも外されたようで、幾分寒々と樹皮を外気にさらしていましたよ・・・。今日の晩ごはんは東家のもりそばでした。3月中の水曜の夜はもりそば一枚100円の大盤振る舞い。私は6時半から30分並んで3枚食べました・・・。ぺろりでした。おいしかった。

自分のブログもほったらかしの甚六は、生きてはおりますがさほど生き生きとはしておりません。東京の病院通いはひと段落しましたが、来週持病の治療のためちょっとだけ入院いたします。とはいえそばのために30分並んじゃうくらいなので、本人はいたって元気なのですが、あれがこうなって、それからこうなるかもしれないし、そしたらこれはどうなるの?ということで(どういうことで?)入院が必要なんだそうです。

とはいえ入院中は退屈しそうなので、最近はひたすら落語のCDをipodにいれる作業を続けております。病院の消灯は9:00。早すぎて眠れないんですよ・・・。

入院中の4月9日、おでってホールに柳家喬太郎師匠が来ます。なぜこの日私は病院にいなくてはいけないのか?!私が東京まで師匠を見に行くのならともかく、師匠のほうから盛岡まで出向いてやろうというせっかくのこの日、なぜ私は病院にいなければならないのか??(←いやだから病気を治すためだってば)

私は行けませんが、おそらくたくさんの方が喬太郎師匠に会いに行かれることでしょう。盛岡の落語ファンは見る目も情報収集力も持っています。去年秋、古今亭菊之丞師匠と桃月庵白酒師匠がおでってに来たとき、満員の客席を見てそう確信いたしました。私ごときがチケットを取らなくても、他のどなたかがその分楽しい時間を過ごされるだけのこと。(うじうじ)

いるのかいないのかわかりませんが、この記事をご覧のあなた!間違いありません。今一番おもしろいのは喬太郎師匠です。どうか私の代わりに見てきて、それでどんなネタだったか教えてください・・・。

水泉動く

2010-01-12 20:02:20 | 歳時記
 よかった・・・まだ残っていて・・・。

 自分のブログなのに私は何をビクビクしているのでしょう。でもとりあえず、残っていてよかった。本当に。



 さて、「あけまして」のご挨拶ももう最後まで言えずになんとなくごまかしてしまいがちな1月12日です。松飾は古いお守りや御札と一緒に八幡様に納めてまいりました。鏡餅も開きました。15日は小正月、来週20日は大寒です。

 こういう日本古来のスケジュールをちゃんと知りたくて、今年は「歳時記カレンダー」を採用しました。その1月10日の欄に、この時期の季語として「水泉(すいせん)動く」という言葉がありました。「泉の水が温かみをもつ頃」という意味だそうです

 本当でしょうか?!私には「一年で一番水の冷たさが身にしむ頃」としか感じられません。こうまで違うと「暦の上では」では済まされないズレを感じます。

 ためしに「すいせんうごく」と入力して変換してみると「水仙動く」「推薦動く」「水洗動く」が出て「水泉」は出やしません。
 「水仙」が動くのは「地中で」という意味なら今の時期もアリだと思います。雪の下で植物はこっそり春の支度を進めていますからね。
 「推薦」が動きを見せている、というのは高校入試なら正しく今ですね。大学入試だとちょっと遅いかな?今週末センター試験だし。
 「水洗」は意味が深いです。季節に合うと言えなくもないです(理由は略)。


 また少し「ぶらぶら」できそうな気配です。できたら小正月行事を見に行きたいのですが・・・行けるかな?


 とまれ、今年もよろしくお願いします。

ベランダーの喜び

2009-04-12 12:11:36 | 歳時記


 昨秋球根を植えたムスカリが、この数日のうちにみるみる花をつけました。
 チューリップももうじきです。
 左に見えているピンク色やオレンジ色は、昨日花苗を植えつけたリビングストンデージー。葉や茎がきらきらした毛で覆われた、不思議な植物です。


 
 こちらは根っこで冬を越したリンドウ。紫色のカメノテ風の小さな芽から、緑の葉っぱがでてきました。今度は夏を越せるかどうかが勝負です。


 もうだめか、と思われたビオラが再び花をつけ始めたり、早春に植えつけたフロックスの苗からやっと芽が出始めたり、休日のたびにベランダに出るのが楽しみです。(平日はほったらかし・・・。)
 春ってすごい。植物の生命力ってすごい。
 なんだか疲れきった1週間だったのに、ベランダであっさりと癒されてしまいました。

春?

2009-03-28 17:00:32 | 歳時記

もうすぐ?



もうすぐだね。



春?



春だよ。



そいつはよかった。



雪の舞う寒い一週間でした。来週はもう少し春に近づきそうです。
もう4月ですもんね・・・。


怒涛の如く次々と仕事に襲われた年度末を何とかやり過ごし、ほっと一息です。
長らく放っておいてスミマセン。
そろそろぶらぶらし始めます。


3枚目と4枚目は盛岡天満宮の境内にあるお稲荷さんのキツネ。今までニワトリかと思っていました。そもそも狛鶏なんてあるはずないんですけどね。ただの思い込みです。

厄払い

2009-01-12 13:49:45 | 歳時記


 湿り雪の降る先日、盛岡八幡宮で家族の厄払いをしてきました。

 受付では小さな瓢箪やらカラフルな御幣やら白い上着やらを渡されました。瓢箪には息を三度吹き込み、係の方に厳重にボンドでふたをしてもらいます。これを後ほどお祓いしてもらうのです。

 ご祈祷は30分ごとに行なわれている様子でした。待合室で雑誌など見ながら待っているとアナウンスがあり、神職さんに引率されて白い上着を着た10人ばかりの老若男女とその家族たちがぞろぞろと拝殿に入って行きます。

 極彩色の拝殿やら神職さん達の舞(体のコアを鍛えていないとできない舞に見えました)やら生演奏(雅楽で使う楽器です)やら住所番地アパート名部屋番号まで読み上げる祝詞やら、とにかく一つ一つがもの珍しく面白く(失礼!)神妙な場なのにわくわくしていた私です。

 ご祈祷が終わり、外の「瓢箪掛け」に先ほどの瓢箪を掛けて帰路につきました。


 お土産として渡された袋には、御札・お守り・お酒・「神饌」と書かれた小箱(おせんべい、海苔、鰹節、梅昆布茶)、小袋入りのお米と塩が入っていました。


 自分のことではないのに、何だか自分まで清めてもらったような気分です。その上色んな珍しいものが見れてラッキーでした。
 初穂料として納めたのは13500円。事前に金額は電話で聞いていたので、「熨斗に入れるべき?」と迷いましたが、「熨斗袋に500円玉って入れるのか???」と踏みとどまりました。何のことはなく、受付でおサイフから払いました。


 今年はいい年になりそうです。

新年のご挨拶

2009-01-02 16:53:54 | 歳時記
あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。



猫は不思議と両手(つまり前足)をそろえるのが好きです。お行儀よく見えます。





元日の昼ごろ、宮古の八幡様です。



お約束どおり、石段を「こぇ~がねぇ」と言いながら登りきったところ。例年より人が少ないような??宮古市民はこの日一体どこにいたのでしょう?

冬の花

2008-12-25 23:38:24 | 歳時記
 ↓は、去年の12月14日、公会堂前で撮った写真です。



 
 私が今年始めたことの一つに「ベランダ園芸」があります。つまり私は今年、「ベランダー」になったわけです。
 そもそも、お寺やら神社やらをうろつきまわるうち、様々な姿をした仏像に興味を持つようになり、「見仏記」というタイトルの文庫本に出会い、その著者である「いとうせいこう」という人に興味をもち、その著書を読んでいくうち「ボタニカル・ライフ」という本に出会い、そして・・・。
 
 すっかりはまってしまいました。

 この本(「ボタニカル・ライフ」)の中で、庭を持たない「ガーデナー」のことを「ベランダー」と名づけています。狭い上に、日当たり・風通し等の面で植物にとっては過酷な環境である「ベランダ」を唯一のフィールドとし、そんな環境であっても、植物を成長させることに喜びを見出す人のことを呼ぶ語です。

 私がベランダに植物を置き始めたのは11月はじめのことでした。始めはビオラとナデシコ。次の週にはプリムラ・ジュリアン。
 現在我が家の狭いベランダには、ビオラがプランター2つ分、ナデシコが1つ、プリムラ・ジュリアンが1つ、チューリップとムスカリの球根を植えたプランターが2つ、越冬中のリンドウが4鉢・・・他にも名前の分からない球根を寄せ植えした鉢が1つ。
 我が家のベランダにあるのは、冬に外に出されても生きていける植物ばかりです。部屋に取り込むことはできません。そんなことをしたら、猫が葉っぱを齧ってしまうか、鉢を倒してしまうか、いずれにしても我が家の猫は植物の鉢とは共存できそうもありませんので。
 今も、ビオラと、ナデシコと、プリムラ・ジュリアンが咲いています。雪が吹き込むベランダで、プランターの土が凍っても咲き続ける強い花が、そいつらなんです。

 去年までの私は、サボテンさえも枯らしてしまうほどのずぼらな女でした。
 それが天気のいい朝に寒いベランダに出て枯れた花を摘み取るような人間に化けたのは、いとうせいこう氏だけのせいではありません。


 去年の冬、公会堂に行ったとき、雪を被って、ビオラが咲いていたのです。

 びっくりしました。雪を被っても咲いている花があるということに。



 公会堂のビオラが、去年も、今年も、盗掘されているそうです。

 我が家のビオラは「ホーマック」で一鉢わずか60円くらいで買ったものです。3鉢(180円)で立派なプランターができます。(プランターは100均でも打っています。)
 公会堂のビオラは、ボランティアの人たちによって植えられ、手入れされているものなのだそうです。
 priceless とは、こういう花のために使ってかまわない言葉でしょう。

 ビオラは、雪を被っても咲く花です。だから私は大好きです。

かまきり長期予報

2008-12-22 20:54:27 | 歳時記
 「起きたら、積雪」の悪夢の朝でした。湿り雪が、5cm程。しかも横殴りの雪。
 道路は大渋滞。出勤だけでぐったりの一日でした。

 でも天気予報は言っていたのです。「日曜日は雨、夜に雪。」「月曜日は昼まで雪、その後は晴れ。」全部その通りになりました。

 さて、「かまきり長期予報」によるとこの冬の積雪は異常に少ないもよう。秋に卵を産み付けた高さがとっても低いのだそうです。



 ↑こちらはバッタ。秋の写真です。バッタは天気予報はしないのか?

年の瀬

2008-12-20 23:13:01 | 歳時記
・・・いつの間にか、年の瀬です。



 昨夜は職場の忘年会で、久しぶりに「つなぎ温泉」に泊まり。↑は御所湖越しに見た岩手山です。暖かい冬至の朝でした。


 今年はあっという間に過ぎ去ろうとしています。色々あったけど、私にとってはいい1年でした。仕事にも慣れ、職場の方たちにも良くしていただいているので、昨日は楽しいお酒でした。


 ブログを始めて1年とちょっと経ちました。ここのところしばらくご無沙汰していました。外は彩りのない季節になってしまいましたが、そろそろまたぶらぶらしたい気分です。どうぞ気長にお付き合いください。



 洗濯物を入れる袋の中。この猫「袋を見たら、入っちまえ!」というのが信条のようです。

十五夜お月さん

2008-09-15 12:10:41 | 歳時記


 昨夜の月。

 コンパクトデジカメの様々なモードを使って何十回かシャッターを押して、何とか月らしく撮れた一枚です。逆立ちして餅をつく兎がかろうじて見えます。


 3連休は珍しくずっと晴れでした。布団も洗濯物もどんどん乾きました。
 月が出たばかりの夕方、自転車を漕ぐのがえらく気持ちよくて、どこまでも行けそうな気がしました。秋はいいですね。

2008-09-09 22:40:17 | 歳時記


 毎日仕事で大汗(大部分は冷や汗)をかくので、ハンドタオルが手放せません。 手拭も持ち歩いているんです。今は朝顔や桔梗の柄のものを。でもどうしても汗を拭くのはタオルなんです。生まれたときからずっと(たぶん)、汗はタオルで拭いて来たんです。それに、手拭の方が高価なんです。だからなんとなくもったいないんです。
 「粋なおばさん」を目指す私としては、本当はもっと手拭を使いこなせるようになりたいところなのですが。

 9月9日は重陽の節句だそうです。新暦だと全然あてはまる感じはしません。いまだに半そでですから。
 でも朝晩はぐっと涼しくなりました。夜に朝に、虫の音がきこえます。秋祭りに向けて太鼓を練習する音も聞こえます。秋刀魚は2度、焼きました。北上の二子里芋もお店に出ていました。川井の産直には松茸も出ていました。(どちらも見るだけ。)

 写真は昨日の夜の半月。今夜はもうちょっと太めです。

ご無沙汰しています

2008-06-26 22:57:20 | 歳時記


 この春、ガラにもなくフルタイムでの仕事を始めました。休日は疲れて自宅で呆けているため、ぶらぶらする機会も減ってしまいました。
 
 そうこうしているうちに、春は過ぎ、田植えが終わり、平泉の世界遺産登録はどうなるの??とヤキモキし、旬のアスパラや生うにに舌鼓を打ち、中国で大地震があったかと思うと岩手県南・宮城県北でも大地震があり、上空を自衛隊のヘリが飛び、「災害救援」の陸自トラックが高速から下りてきて、千葉沖ではカツオ漁船が転覆したとの知らせに気をもみ・・・という盛岡(付近)、現在梅雨真っ只中(ただし雨量は少なめ)です。
 
 このわずかな時の間に起こった出来事の多さと大きさには本当にびっくりです。どんな表情で「今日」を迎えればいいのか、とりあえず朝の出勤時のラジオで確かめている毎日です。
 地震が起きた時、私は外にいました。長い揺れが次第に強くなっていき、まるで宮城県沖地震の時のようでした。当時私は小学生でしたが、電柱がゆっさゆっさと揺れたので恐ろしかったのを覚えています。今回もそんな感じで、地面の揺れに遅れて電柱がゆっさゆっさと揺れていました。我が家はまったく被害がありませんでした。5年前の「三陸はるか沖地震」では食器棚から皿が数枚飛び出して割れてしまいましたが、あのときの揺れは今回より短く、強かったように思います。

 そんなこんなで、チャグチャグ馬っこも、いしがきミュージックフェスティバルも見逃してしまいました。中央公民館の蓮の花も、高松の池のバラ園ももう終わりなのでしょうね。青山の、赤レンガの覆練兵場もさらに一棟取り壊されてしまったようですし・・・。

 写真は平泉・高舘義経堂の仁王像。キュビズム?プリミティブ?よくわかりませんがすごく気に入った仁王様です。作者不明なのだそうです。

春に

2008-04-08 00:06:28 | 歳時記
 新しい場所に赴くときに、胸を張って行くか、腰を折って行くか・・・。立場によっても違うとは思うのですが、経験をつんだ人ほど、腰を低くして敷居をまたぐのではないかと思うのです。
 
 新しく仲間に加わった人を、胸を張って迎え入れるか、腰を折って迎え入れるか・・・。やはりこれも、物事を良く知った人ほど、腰を低くして温かく迎え入れるのではないかと。

 まぁ、そうあってほしいな、と願う春です。
 腰を折るのは、胸を張るのよりしんどいのですけどね。

 そしてこんなくそ忙しい(失礼!)時だからこそ、近くの梅や桜の木を見上げて、今日か今日かとつぼみの成長を愛でる一時が、値千金なんだなぁ、と。

 
 盛岡天満宮の梅はまだ固いつぼみのままです。
 盛岡の春はこれから。まだまだ先に楽しいことが待っています。