短歌　５月号　３７巻５号　　　　発行平成２年５月角川書店特別鼎談新古今集の　魅力と現代藤平春男　馬場あき子　岡野弘彦大特集・新古今の新しい魅力美し...

　　　　　　　藤原家隆朝臣 旅寝 　　する 　　　夢路は 　ゆるせ宇都の 　　　　　　　　山 關とは 　聞かず 　　もる人も 　　　　　　なし 新古今和歌集巻第...

  　　　　鴨　長明 袖にしも 　　月かゝれとは     　 契り置かず 　　涙はしるや 宇津の山越へ ...

  　　　藤原定家 都にもいまや 　　衣をうつの山 　夕霜はらふ 　　蔦の下道     読...

　　　蔦の細道 　蔦の細道は宇津ノ谷峠越えの最も古い道で 古代には東海道の伝馬の道として、中世には 本道として、行き交う人々で賑わった。 　蔦の細道が広く知られるようになったの...

　　在原業平　伊勢物語駿河なる宇津の山辺の　　うつゝにもゆめにも　人にあわぬなりけり 伊勢物語　九段行...

　　かりがね堤ができるまで（古郡氏三代の偉業） 1613　富士川の大水で、加島一帯の田畑が押し流される 1621　重高は岩本山のすそに一番出し、二番出しを作り、川の勢いを弱...

富士川の流れに關する一考察　伊藤只人 静岡県郷土研究第６輯昭和１１年３月３１日 前半略 廿七日（建治三...

不破の関屋は、昔だに荒れにければ、形のやうなる板庇、竹の編戸ばかりぞ残りける。げに秋風もたまるまじう見えたり。 　昔だにあれにし不破の関なれば今はさながら名のみなりけり ...

能因法師　　山ざとの 　はるの夕ぐれきてみれば 　　入あひの鐘にはな 　　　　　　　　　ぞちり　　　　　　　　　　　ける ...