散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

散歩道点描「オオタカの巣離れ」など

2020年06月24日 | 野鳥

散歩道に戻って歩くと

田ではメダカやアメンボがスイスイ

どうやらここは無農薬で稲作を行っているらしい

そういえば、稲刈りが近くなる頃

イナゴがバラバラと音をたてて目の前を飛び回る

田んぼの端をスイスイ泳ぎ回る「めだか」

 

畦では花期の長い「キキョウソウ」がまだ咲いている

「アカバナユウゲショウ」「ヤナギハナガサ」など

外来種は花期が妙に長いと思います。

ちなみに蝶の「オオムラサキ」の”宿敵”「アカボシゴマダラ」も

「オオムラサキ」より早く羽化して「オオムラサキ」が姿を消してから

しばらくの間その姿を見ることができます。

外来種強し・・・といったところか

 

「マメコガネ」

私がガキのころ、東京の工業地帯の原っぱにもたくさんいました。

何をどう勘違いしたのか50年以上、外来種だと勘違いしていた。

こちらは「在来種」です。

アメリカで、大発生しているらしく

向こうで外来種「ジャパニーズ・ビートル」として厄介者になっているらしい。

 

「チダケサシ」で吸蜜する「キマダラセセリ」

 

野では目立つ「ベニシジミ」

今日はシジミチョウが目立ちました。

 

「ムラサキシジミ」

開翅すると美しいのだが・・・

 

アリと会話する?「ウラギンシジミ」

こちらもオスであれば鮮やかなオレンジ色の翅表が美しい

 

夕暮れ間近、「ミドリシジミ」

時間が早かったせいか

せいぜい10頭ほど・・・

「ミドリシジミ♀」

雄の美しさに比べるとかわいそうなくらい地味

自然界では繁殖のためにメスは目立たない方がいいのでしょうが・・・

 

そして、今季二度目の育雛確認ができた「オオタカ」

幼鳥が顔を出したが、もう何時巣離れしてもおかしくない、

鳴き声もしっかりしてきました。

 

ようやく二羽の幼鳥がそろって顔を見せてくれました。

6/9に巣離れした先のオオタカは一羽の育雛でしたが

やはり複数の個体が見られると嬉しい

やがて、一羽がひょいひょいっ!と枝に飛び上がると

かなり上まで登りました(右下が巣)

ここでも巣離れが始まりました。

次回はここで見ることはできないかもしれません。

今季も様々な鳥たちの育雛を見ることができて幸せです。

ツミの若夫婦はカラスに敗れて抱卵二週間(予測)ほどで

営巣放棄したのが残念でした。

あとは「アオバズク」の幼鳥が見られたらハッピーなのですが・・・・

 

 

 

 

 


「コウノトリ」営巣

2020年06月23日 | 野鳥

先週末、営巣中のコウノトリを見に連れて行って頂きました。
父は青い足環の「ひかる」君で、
嫁はオレンジの足環の「歌」だそうです。
近辺には人工巣塔が五基設けられているそうです。
写真はそのうちの一基の人口営塔です。
二羽の雛とひかる、歌が見られます。
「お知らせ」で定義する散歩道からはみ出た初めての鳥見となります。

二羽の雛と、向こうが「歌」手前が「ひかる」です。
ひかるは千葉県野田出身、
歌は徳島県鳴門市の出身ということです。

 

ひかる君が狩りに出かけた後の「歌」と子供たち。
観察できる堤防から300mほどの距離があり、
空気も湿っていたのですっきり見えません。

 

「ひかる」が目の前の田んぼで狩りを始めました。

 

独特のフォルムですね

 

なんだか小物ばかりで、ドジョウや小魚、
カエルを捕まえておりました。

 

全身が見える位置に来てくれました。
青の足環がはっきり見えます。

 

その後、田んぼの端にあった祠の鳥居に上がる。

「お参りか!」

 

巣材のようなものをくわえて目の前を通過する「ひかる」
盛んに巣の補強ような動作を見せていました。

 

こちらは「ひかる」と交代して営巣塔の下に降りた「歌」

 

かろうじて、オレンジの足環が見えます。
いずれも距離があって観察も大変です。
東日本でコウノトリがカップルとなることは大変珍しく、
今後ヒナが誕生すれば、1971年に日本で野生のコウノトリが絶滅して以降、
野外個体としては東日本初の事例となるそうです。

参照:https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/wataraseyusuichi/226401.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「オオタカ」こちらも巣立ち間近

2020年06月22日 | 野鳥

6/18に確認したオオタカの営巣
すでに育雛が進んで巣立ちもまじかのようです。
父がヒヨドリの幼鳥らしき餌を持ってきました。

足元に捕獲した獲物を抱えているが、

巣の近くまで来たものの直接巣には入りません

 

ピンぼけですが、その後巣から少し離れたところに移動しました。

きれいな写真というよりは行動を捉えれればと心がげていますが・・・

毎度ピンボケ・・・

 

この後、しばらく親鳥と幼鳥が鳴き交わしていました。

そろそろ巣立ちが近いということでしょうか?

とにかく、この時期の「自然観察」は忙しいのですが

今年は本当に大変です!見たいものが多くて・・・

晴れていれば、今日は「部分日食」も撮りたかったのですが残念です。

10年待つことにします

 


「ミドリシジミ」ようやくお祭りとなる

2020年06月20日 | 昆虫など

「ミドリシジミ」祭りやっと始まる!
開翅も開始!
今日は午後六時まで現場で粘ってみました。
午後5時40分過ぎに祭りが始まったが・・・
雲が太陽を遮って観察を終えました

相変わらず、この時期の夕暮れは5mほどの風が吹いてやまない。

しかし、ようやくミドリシジミの祭りが始まりました。

しかし、待っていても開翅が始まらない・・・。

だけど、数がどんどん増してゆきます

 

強風の中、ようやく開始する雄を見ることができました

 

風が強く、光量もなくあまり良い写真が撮れません!

 

ようやく撮れた美しいミドリシジミ。

ずいぶんここに通いました。

延べで、今日で二週間ほどです

苦労もありますが、やはりこの姿を見ることができると嬉しい。


「眠れない夜の星空」

2020年06月20日 | 

早く床に就いたせいか
午前二時ころ目が覚めてしまった。
窓を開けて夜空を見ると木星がまぶしいくらいに輝き、
すぐそばに土星が見えました。
せっかくなので撮影しようと思ったが
天体望遠鏡を調整してセッティングする暇はありません。
おもちゃ三脚とSONY A73でベランダから撮ってみました。

左の二番目に明るいのがが土星、

中央右下の明るく輝くのが木星、EF 3.5-6.6/28-70mm 70mmでの撮影です。

少しトリム

多分、ブログに上がってW=800dpiに圧縮されるとみえないかな...

木星の衛星カリスト、と木星にくっついてイオ、

エウロパとガニメデが重なって見えます。

FE200-600 600mm(トリミングあり)

 

「木星」FE200-600mm+×1.4+全画素超解像ズーム×2(トリムあり)

左が衛星カリスト、木星に近いのがイオ、右下に大きいのがエウロパ、

重なるように下にあるのがガニメデです。

木星までのこの倍率なら天体望遠鏡が無くてもまあまあ撮れます。

木星は巨大なのがよくわかります。

 

露出を落とすと、衛星は写りませんが木星の縞は何となくわかります。

(かなりトリミング)

 

土星もかろうじて雰囲気が伝わってきます。

が、この辺が限界です。(かなりトリミング)

やっぱり星は肉眼で直視が一番きれいです。

天体望遠鏡で土星の輪が見えたときの感動は忘れられない。