２．修理・調整
「CALL」と「RIT」のスイッチのチャタリングは洗浄剤の塗布で解消できました。タクトスイッチだったら交換するのですが、特殊な押しボタンスイッチで代わりの物がありません。
他には不具合個所もなく送信出力は18WはあまりにもM57713には酷なので14Wまで落としました。
受信部もIFTを若干調整とSメーターの調整をして終了。
感度測定をしてみると0.12μVの信号でS/N 10dB以上ありましたので大変優秀です。
FMの受信も問題なし。簡単に終了してしましました。
３．VS-1実装
オプションの音声合成ユニットVS-1を実装しました。
元はTS-811に実装されていたのですが、モービル利用の機会がこちらの方が多いであろうことからこちらに移植しました。
「VOICE」のスイッチを押すと「イチ」「ヨン」「ゴ」「ゼロ」「ゼロ」「ゼロ」としゃべります。モービルの時は便利かも？？
４．仕上げ
トップカバーとボトムカバーも一旦スピーカーを取り外して洗浄完了。大変きれいになりました。
この傷は残念ながら修復の手段がありません。
何台か続けて手に入れたうちの比較的簡単そうな物に手を付けました。
オークションの説明では
・通電し各つまみ、ＳＷで反応していることのみ確認
・送受信、その他の機能未確認
・ジャンク扱い
私なりのチェックでは
【外観】
・大きな傷はないが、引っかき傷などはそれなりにあります。
・汚れはかなりひどいです。
・傾斜設置用の脚が錆びている
・内部の埃もかなりあります。
【機能】
・送信出力12Wで問題なし。
・受信感度-10dBμVの信号受信可能でほぼOK。
・「OFFSET」のスイッチが動きが緩慢です。
１．清掃洗浄
洗浄前
洗浄後
２．修理調整
初めから調子は良さそうで特に修理をするところもなさそうです。調整だけで完了しそうな感じです。
とりあえず手始めに「OFFSET」のスイッチが緩慢なのはスイッチの交換が必要です。一緒に「TONE」と「SELECT」のスイッチも交換しました。
AVRユニット、PLLユニット、IFユニット、RFユニットの順に調整して特に大きくずれているところもなく大変順調に調整完了です。
送信出力を13Wくらいに調整して周波数特性を見ると430～440MHzで12W～14Wで問題なさそうです。
受信感度も0.13μVで S/N 10dB以上あります。FMも問題なし。
３．仕上げ
外装のネジが錆びていたので全部交換。斜めに設置するための脚も錆が出始めていたのでこれもきれいに磨いてピカピカです。
これですべて完了。この機械は手がかかりませんでした。
