1年ほど前に、車をハッチバックからステーションワゴンに乗り換え、やっと最近、車に無線機を取り付けました。
無線機はうまく設置ができたたのですが、アンテナの取付には苦労しています。
ワゴンにお約束のルーフレールが付いているのですが、屋根にピッタリ貼り付いている「ダイレクトルーフレール」と呼ばれるタイプで、このタイプに取り付くアンテナ基台は、私の知る限り市販されていません。
ネットで調べると、皆さん、金属板加工機等を駆使して金具を自作されているようですが、そのようなものが使える環境にないため、現状は苦肉の策としてスキーキャリアを取り付けてそちらにアンテナ基台を取り付けています。
ちなみに、キャリアに取り付けている基台がこちらのコメット RS-660Uです。
強度的にはまったく問題ないのですが、夏場でもスキーキャリアを取り付けているため、高速道路を疾走(!)すると、風切り音がすごく、また燃費にも影響しそうで、なんとかしたいと考えていました。
そんなとき、たまたま Twitterでフォローしている方が、同じような悩みを呟かれているのを見て、急になんとかしようという思い立ちました。
要は、ルーフレールを挟み込むような感じに金具を取り付ければいいので、俗にいうC型チャンネルのようなものをうまく加工すれば出来そうです。
しかし、4m定尺しか購入できず、サイズが合わないと大損害なのでダメ元で買ってみる勇気がありません。
そこで、更に画像検索も駆使して探してみると、こんなものが見つかりました。
よく、工場の壁に配管を固定しているのを見かけます。
これなら、近所のホムセンでも容易に入手できそうです。
ただ、ルーフレールの幅が25mmに対し、開口部が20mmであり、図面上では嵌まらないようです。
しかし、傾けてやれば、なんとか嵌まるのではないかと考え、そうなると、居ても立っても居られなくなり、ダメ元でホムセンに行って買ってきました。
全長100mmの一番短いやつで150円程で買えました。
で、結果は、、、 僅かの差で開口部が狭く、嵌まりません。
こうなったら、削るしかありません。
金ヤスリで両側の返し部を1mmくらいづつ削ったところ、上手く傾ければ、ギリギリ嵌めることが出来ました。
あとは、昔に別の車で使っていた基台のコネクタ取り付け部を再利用して取り付け、歪ませて挟み込むためのボルトを付けました。
ルーフレールへの傷防止のために、書類フォルダーの挟む部品(青いやつ)を使ってプロテクターとしました。
仮取り付けをしてみると、なかなかいい感じです。
あとは、ネジを締め込んで、しっかり固定すれば完成です。
しかし ・・・・・ ここで、ふと重要な事に気が付きました。
このままネジを締めこんでいくと、たぶん、、しっかり取り付くのでしょうが、アングルがかなり変形するでしょう。
そうなると、やすりで削ってぎりぎりレールに嵌まった金具ですので、もう簡単には外せなくなるのではないか?
取り外すときは、歪むのを承知で無理やり金具を広げるしかなく、また、手が滑ったりしてルーフレールや車体本体へのダメージがあるでしょう。
あー、締める前に気が付いてよかった。。。。
というわけで、作戦変更です。
挟むのではなく、吊り上げて突っ張る方法に変更しました。
ちょうど良い短いボルトが手元になかったので、仮で長いボルトで実験してみましたが、この方法でも、しっかり固定が出来そうです。
(こちらもルーフレールの傷防止のため、見辛いですが黒い配線カバーをレールとボルトの間に入れてあります。)
試しに、2m/430MHzのホイップを付けてみましたが、強度的にも大丈夫そうです。
余分な穴か開いてしまいましたが、二度と取れなくなるよりはマシです。
時間が無くなったので、本日はここまでで作業終了としました。
週末に適切な長さのボルトを買ってきて、完成させようと思いますが、走行中に外れて落下しないように、緩み止めの方法を工夫するのと、あと錆止め処理が必要です。
そんなわけで、まだ完成形ではありませんので、もしかしたら失敗作になるかもしれません。
参考にされる方は、いつものように自己責任でお願いします。。。
とても良く出来ていて感心いたしました。
ところで、THULEのキャリアの角パイプに取り付けられてグレーの防水キャップがはまっている
モービル基台のメーカーさんと型番を
教えて頂けますでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。
Blogを見て頂きありがとうございます。
キャリアバーに付けている基台は、コメット の RS-660U という製品です。
本文にリンクを貼っておきましたので、ご参考にされてください。