Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
移動もコンテストもBlogもゆる~くやってます。

モビホDPアンテナを使ってALL JAに参加しました

2020-04-30 09:03:06 | コンテスト
4月25日~26日に開催された 第62回 ALL JAコンテストに参加しました。

今回は、新型コロナ感染拡大防止のため、マルチオペ部門の中止および移動運用の自粛要請という特別ルールのもとで開催されました。

マルチオペ部門の中止については、私が所属している会社クラブでは3月末の時点で、当面クラブ活動が禁止され、部室でのコンテスト参加ができない状況で、部員は皆、個人部門で参加をすることになっていたので特に問題はありませんでしたが、移動運用については、クラブで参加できないのであれば、どこかのお山から参加する案もあったのでちょっと困りました。

しかし、コンテストルール以前に、我がAC県でも(というか全国に)非常事態宣言が出てStay Homeが叫ばれている中では、おとなしく自宅から参加するのが当然です。

そこで今回は、先日実験した、7MHZホイップに5mの電線を追加した3.5MHzアンテナで、どれだけ自宅で頑張れるかに挑戦することにしました。

アンテナは、2階のベランダに、6mの鯉のぼりポールに付けて上げましたので、地上高9mほどになります。



出力は、モービルホイップ(HR7)の耐入力が 120W(SSB)のため、電信M部門の参加としました。

【結果】

いきなり結果です。 
今回はクラブ対抗部門への得点計上のため、3.5MHz以外でも交信しましたが検証のため 3.5MHzのデータだけ抜き取りました。



マルチはこんな感じでした。


23:滋賀ができませんでしたが、出ている局いたのかな。

QSOレートグラフです。


21時~23時台は、空き周波数を探してオロオロしている間に、時間が過ぎてしまいました。。
0時台は、CQを出したら、軽快に呼ばれ続けました。
5時~6時にかけて、睡魔に負けて意識がありませんでした。💦
美味しい時間帯を逃しました、、、。 起きていたら300局は超えたかも。

【感想】

普段、お山でフルサイズのダイポールで参加しているときに比べ、結果を見ると局数が少ない感じですが、運用中はストレスを感じることは特にありませんでした。
CQを出せばそれなりに呼ばれましたし、呼びまわっても、聞こえた局はすべて交信できました。

ただ、今回、RBN等のネットはまったく見ていなかったのですが、もし見ていたら、見えるのに聞こえない局があったかもしれません。

というわけで、文字通り、モービルホイップに毛が生えた程度のアンテナですが、このアンテナは、十分使えることが分かりました。
アンテナの関係で3.5MHzに出ていない方にもぜひオススメします。

今回、コンテストのために仮設しましたが、これなら常設して普段のQSOに使用しても良い感じです。
10MHz帯ダイポールの大きさで、3.5MHzにまともに出られるのは、狭い敷地では大きなメリットです。

ただHR7は移動用の虎の子?ホイップなので、このまま上げておくことはできないため、先日実験したペットボトルコイルを使った釣竿アンテナを応用して3.5MHzホイップを作成し、常設アンテナにしたいと思います。

Stay Home中の工作ネタがまたできました。(笑)

3.5MHzを始め、他のバンドでもQSOしていただいた方、ありがとうございました。

7MHzモビホを使った3.5MHz用アンテナを実験しました

2020-04-23 19:09:53 | アンテナ
今週末はALL JAコンテストですね。

移動運用の自粛要請を受け、私も自宅より参加をする予定です。
聞こえていましたら、ナンバー交換よろしくお願いします。

さて話は変わりまして、ちょっと前にツイッターで、
「3.5MHzのモービルホイップ(以下モビホ)に5mの電線をつなぐと1.9MHzに同調する」とか、「7MHzのモビホに5mの電線をつなぐと3.5MHzに同調する」という話題が出ていました。

パッと考えると、7MHzと3.5MHzでは40m、 1.9MHzと3.5MHzでは80m、波長が違うので、それぞれその1/4λである10mや20mの電線をつなぐ必要があるのではと思ってしまうのですが、なぜかどちらも5mのようです。

ずっと気になっていたのですが、どうしても確認したくなり、まずは7MHzのモビホで実験することにしました。

しかし、ただモビホに線を足しただけでは面白くないので、いつも移動に使用しているモビホ2本を使ったV型ダイポールの両端にそれぞれ線をつないで、3.5MHzのダイポールになるのかを試してみることにしました。

今回の構想図は以下の通りです。



CQオーム特製の基台「MAV-1W」に、コメットの7MHzセンターローディングモビホである「HR-7」を2本取り付け、その先端にそれぞれ約5mのビニル線をワニ口クリップでつなぎ M字型ダイポールを構成します。

いきなり線を5mに切ると短いときに面倒なので、6mからスタートしてアンテナアナライザで測定し、変化を確認しながら切り詰めていくことにしました。

両側でプラス12mですので、私の浅知識だと、7MHz半波長である20mに+12mで全長32m相当の半波長ダイポールとなり4.5MHz付近に同調すると思ったのですが、SWRを測ったところ、予想に反し、3.22MHz付近に同調していました。

ちなみに今回使用した電線は、以前Blogの記事にした「ゲッターコード」です。
軽量のため、モビホの先端に過度な重量がかからずしなりも抑えられてFBです。

その後、両側の電線を10cm刻みでカットしてSWRの底をプロットしてグラフを作ってみました。



5mに近づくにつれ、だんだん3.5MHz帯に同調していく様子がよくわかります。

結局、5.1mまでカットしたところで、CWバンドに底が来たので調整を完了としました。



しかし、7MHzのモビホに約5mの電線をつなぐと、本当に3.5MHzに同調するのですね。 
目から鱗が落ちました。

実際の様子はこんな感じです。




追加エレメントが薄っすらと写っているのが分かりますでしょうか?

ということで、今晩、このアンテナで3.5MHzをワッチしてみようと思います。

モビホ本体と合わせて全長15mほどあるのでそれなりに飛ぶのではないかと期待しています。

【追記】

夜、ツイッターをワッチしていると(笑) 8J2Y/2 四日市移動の3.5MHz運用情報をキャッチしました。

急いで3.5MHzを聞いてみると、聞こえましたが、かなり弱い(519~539位)です。 
やはり短縮アンテナではこの程度かと思いながらダメ元で20w程度で呼んでみるとなんと応答があり、本アンテナの初交信ができました。

その後、しばらく聞いていると、急に599+になりました。
コンディションが上がったのかと思っていましたら、なんと私と交信したときは、間違えてWARCバンドのアンテナで出ていらしたとのこと。

ということで、このアンテナ、CWであれば結構使えそうな感じです。 
ALL JAの3.5MHzは、このアンテナで出ようと思います。

コメットV型ダイポール H-422を整備しました

2020-04-19 20:37:46 | アンテナ
訳あって9年間ほど軒下に放置したあったコメット4バンドV型ダイポール H-722を、急に思い立って整備しました。



家中探してマストクランプやUボルト、バランを発掘しましたが、バランとエレメントをつなぐリード線だけが見つかりません。
単に短いビニル電線でつなぐだけなので、長さは適当で良いと思いますが、なぜか純正と同じ寸法で作りたくなりました。

しかし、取説を見ても「フィード線(圧着端子付)」と書いてあるだけで長さまでは記載してありません。



メーカーのHPのFQAとかにヒントが書いていないか探しましたが当然ですが記載なし。
そこで思い切って、お問い合わせのページから、「フィード線の寸法を教えてください」とメールをしてみました。

すると送信してからなんと僅か20分後にコメットの技術部門の方から返信があり、フィード線の設計図面がPDFで送られてきました。(@_@)

素晴らしい神対応です。 ますますコメットさんのファンになりました。

で、それによると、「IV線3.5SQを使用し約105mm」とのことで、早速 同じ寸法で製作してみました。



これさえ出来れば、あとは組み立てるだけです。
しかし、片側エレメントが5mもあるのでデカいです。

普段、移動で使っている HR-7(こちらもコメットの7MHzモービルホイップ)2本を使ったVダイポールとは大きさも重さもまったく違います。



ベランダに仮設した鯉のぼりポールの先につけたのですが、V型に組んでからマストの先につけるのはかなりしんどく、途中でバランスを崩して屋根に激突させそうになりながら、なんとか取り付けました。



9年間も屋外に放置していたのでちゃんと動くのかどうか心配でしたが、SWRを測ってみたところ、7、14、21、28 4バンドとも取説とほぼ同じSWRカーブを示し、正常動作を確認することができました。

さすがコメットさん、耐久性、再現性もばっちりです。

ということで、無事 H-422が復活しました。 
さて、このアンテナをどこに設置するのか考えなくては・・・

GAWANTを製作しました

2020-04-18 15:00:42 | アンテナ
Stay homeの一環として、今度は GAWANTを製作しました。

材料は、半年ほど前から準備していたのですが、なかなか落ちついて製作する時間が無く、いまになってしまいました。

回路は、以前、ハムフェアでJF1QHZ 有賀OMが頒布されていた資料を忠実に再現しました。


大半の部品はジャンク箱の中にありましたが、ケース取付用のBNCオスコネクタ(BNC-PBR)だけは新規で購入しました。

まず、ケースの加工して、BNCコネクタを取り付けます。


続いてポリバリコンを取り付けます。 
ケースの真ん中につけられている例が多いですが、ダイヤルが回しやすいようにケースの端に配置しました。


トロイダルコアを取り付けて完成です。




早速、SWRを測定してみました。






28MHzは、少し高いですが、ロッドアンテナを少し縮めたら改善されました。

このアンテナが使える日が早く来て欲しいですね。

FBなアンテナの情報を提供していただき、ありがとうございます。

7MHz釣竿アンテナを作成しました

2020-04-17 14:43:52 | アンテナ
STAY HOME の一環で、昨年のJARL三重県支部大会でJR2SEY 梅本OMが紹介された7MHz釣竿アンテナを製作しました。


(梅本OMが講演で使用されていた資料。HP掲載の承諾は当日頂きました。)

オリジナルではスプレー缶の蓋を活用されていますが、今回は、奇跡的?に直径が同じ65mmのファンタグレープ(280ml)のペットボトルを使用しました。



このファンタのペットボトル、腰が強くコイル用にお勧めです。
そのほかの材料は、SEYさんの資料を参照ください。



巻き数は17.5回ですが、最初間違えて16.5回でポリウレタン銅線をカットしてしまい、あとから1巻き分足しました。💦

コイルの両端に丸端子を付けてボルト止めして完成です。



6mのグラスファイバー製釣竿をベランダに仮設して調整を行いました。



マッチング回路は何も入っていませんが、SWRは 7.03MHz付近で1.2以下ときれいに落ちました。



アースは、大型ワニ口に5mのビニル電線5本を束ねたものを付けてコネクタに挟みベランダに広げました。
ただ、線の広げ方によって、かなり同調点が変化するようなので、実際の運用時に再度微調整が必要なようです。



早くこのアンテナが使える日が来ると良いのですが、、

FBなアンテナの情報を提供していただき、ありがとうございます。

【裏技】
蓋とボトルの底に、釣竿を貫通させる穴をあけるのですが、カッターやドリルで開けようとすると、綺麗に「まんまる」の穴をあけるのは結構難しいです。
私がやっているのは、アンテナの端材で余っているΦ10やΦ16アルミパイプの先端をコンロで熱して、ジュっと蓋や底に押し付けて溶かして開けています。
パイプを熱々に熱すると必要以上に溶けて歪んだ穴になるので、軽く熱してちょっと溶かし、また熱して溶かすを繰り返すと綺麗に穴が開けられます。