3年ほど前に2000枚作ったQSLカードが無くなってしまったので新しいQSLカードを発注しました。
今回も前回同様 プリントパック というネット印刷の店にオーダーしました。
従来、カラー写真のQSLカードというと、@10円位が相場で、1000枚作ると1万円を超えるイメージでしたが、プリントパックでは、大体 4分の1 程度で印刷が可能です。
ただ、写真面、データ面 共に 原稿を完全自作する必要があるため、ちょっとしたノウハウが必要です。
そこで、自分の備忘録もかねて、製作手順を紹介したいと思います。
・商品を選ぶ
まず、トップページより、「ポストカード」を選択します。
・用紙の選択
用紙の種類を選択します。
4種類ほど選択肢があり、どれを選んでいいか迷うところですが、ダントツ人気No.1らしい「光沢紙(ホワイトアートポスト)」は、用紙両面が光沢紙なため、インクジェットプリンタではインクの乗りが非常に悪いです。
(守山区固定局用カードをこちらで作ってしまい失敗しました。。。)
インクの乗りが良いのは、「強光沢/普通紙(ミラー上質紙)」です。
少々、値段が上がりますが、データ印刷にインクジェットプリンタを使う場合はこちらをオススメします。
この用紙を選ぶと、重さは180kg 一択ですが、QSLカードとしてはちょうど良い厚さだと思います。
※実際のカードの重さを実測してみましたが、100枚で330gでしたので、1枚3.3gですね。
JARLのQSL転送規定では、2~4g/枚 となっているので、 180kgでOKと思います。
・納期、印刷色、枚数を選ぶ
次に、納期と印刷色パターン、作製枚数を選択します。
納期が短くなるほど価格が上がりますので、特に急ぎでなければ、価格を優先して「7日間」で問題ないと思います。
表面をカラー写真、裏面(データ欄)を黒1色とする場合、「表4色・裏1色」を選びます。
あとは、枚数を選べば価格が決まります。
1000枚なら送料込み2870円(22年6月時点)と、3000円しない驚きの低価格です。
ちなみに、新規ユーザー登録時に2000円分のクーポン券がついてくるので、初回は更にお安く作れます。
たくさん作れば作るほど単価が安くなるので、今回は2種類 計5000枚もオーダーしてしまいました。。(^^ゞ
・原稿の作成
原稿は MSのパワーポイントで作成しました。
ここでのポイントは、最初に「スライドのサイズ」を QSLカードの大きさ(14.8cm×10cm)に設定しておくことです。
これをしないで標準(4:3)等でレイアウトを作製してしまうと、PDF化してプリントパックへのデータ入稿時に、原稿サイズが違うと怒られます。。
※ 14.8cm、10cmと設定しても OKすると なぜか中途半端な値になってしまいますが、多少の誤差は問題ないようです。
※写真面の コールサイン等のロゴは、こちらのサイトで 透過PNG画像を作製しました。
(フリーの画像ジェネレーターサイトですが、ご利用は自己責任でお願いします。)
データ欄はこんな感じです。
・黒1色のため、転送枠は極細点線としました。
・本Blogの宣伝用にURLのQRコードを付けてみました。(笑)
・受け取った方が、受領チェックしやすいようにデータ欄にもコールサインを入れています。
データ欄は1回作ってしまえば、以後繰り返し使用できるので、次回は写真面の写真を入れ替えればいろいろなデザインのカードが増産できます。
・PDFファイルの作成
入稿データ用のPDFファイルは、 パワポの「エクスポート」機能で作ります。
PDF化が出来れば、原稿をプリントパックのWebサイトから電子入稿すれば注文完了です。
・到着を待つ
1週間後に、QSLカード 5000枚が届きました。
昨年、富士山5合目に移動したときの写真と、我が家で飼っているネコ「むぎ」の2種類です。
色合いも、PDF原稿とまったく同じで、イメージした通りの出来栄えでした。
最近、プリントパックでQSLカードを作る人が増えてきたようで、プリントパックの方で、QSLカード専用ページが出来、汎用のデータ欄も準備されるようになったみたいなので、そちらを加工するのも良いかと思います。
なお、今回作製したQSLカードは、今年の春以降のQSO分に順次発行予定です。
どちらが届くかは、届いてからのお楽しみです。