Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
移動もコンテストもBlogもゆる~くやってます。

県内3ポイント早回り移動

2020-06-28 22:04:20 | 移動運用
巷ではJARLの経費の使い道と社員総会の話題で盛り上がっていますが、一会員である私としては、同じ趣味を持つ仲間同士、純粋に楽しく無線ができる組織であり続けるために、社員の皆様に頑張って頂くことを願うばかりです。

で、今日は、先週の知立市移動で交信した方から愛知県の未交信市リストを頂いたので、それを参考にして県内3ポイントの早回り移動に行ってきました。

【#2006 愛知県半田市】 11:28~12:06 

衣浦トンネルの近くの半田緑地公園駐車場で運用しました。





41局交信し、次の移動地へ向かいました。


【#200111 愛知県名古屋市港区】 13:12~14:29 

伊勢湾岸道路 名港潮見IC近くの道路脇で運用しました。



54局交信し、次の移動地に向かいました。


【#2029 愛知県尾張旭市】 15:27~15:59 

小幡緑地(東園)の駐車場で運用を行いました。



38局交信し、本日の移動は終了です。

今回のアンテナは、3カ所とも コメットの HR-7 と マグネットアースでした。




【トピックス】

■リストを頂いた方とは 無事に3ヵ所とも交信に成功し、7MHzCWで愛知県コンプリートとなられたようです。
お役に立てたなら幸いです。

■マグネットアースを貼ったまま高速を走ったら、風圧で剥がれて「鯉のぼり」状態になりました。
 突然、頭の上でバタバタと音がして焦りました。

■港区で最初に車を停めた場所はすぐそばに巨大なガスタンクがあり、「(爆発するので)無線機使用禁止」の看板がありました。
 爆発したら洒落にならないので、慌てて場所を変えました。

■本日の走行距離 150km 高速道路(水色)を最大限に活用したため、各ポイント間の移動も1時間ほどで早回りができました。


 (出発地点はJR岡崎駅を設定しています)

コンディションもまあまあ良く、程よいパイルアップも受けたので、しっかり楽しめました。
交信していただいた各局、J-クラスターにUPしていただいた方、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

コメットの無線機ホルダー DEK-500

2020-06-24 15:09:52 | 周辺機器
ご存じの方も多いかと思いますが、某ハムショップでは購入累計金額に合わせてランクが決まるステージ制をとっており、ステージが上がるに連れて販売価格が少しづつ安くなります。

このステージアップの判定は購入直後ではなく3か月毎だとHPに記載がありますが、具体的にそれがいつなのかは明記されていません。
このたび、そのタイミングが、1月、4月、7月、10月の初旬で、前月末までに商品発送完了したもの、という情報を知人より入手しました。

私の場合、あと数千円購入すればセカンドステージにランクアップするのですが、特に買うものもなく長い間ファーストステージに甘んじていました。
しかし、今が丁度良いタイミングだと分かり、7月のランクアップを狙ってなにか買うことにしました。(まんまとショップの戦略にはまっていますね)

で、検討の結果、今回購入したものがこちらのコメットの無線機ホルダー DEK-500 と ICOM純正 外部スピーカー SP-35です。


DEK-500はハンディ機用のホルダーですが、90度回転させるとセパレートタイプの無線機の操作部にも使えるそうで、IC-706のパネル用として、SP-35は「箱汚れありの棚ズレ品」で安かったので、どちらも移動運用の車内で使用するために購入しました。

DEK-500は先月発売になったばかりの新製品で、実物も見ずに注文してしまいましたが、箱から出した第一印象は、ベースの部分が想像以上に大きくて、重さも結構ありしっかりした作りだなぁ、でした。

底面は官製ハガキよりも二回りほど大きく、表面が合皮で覆われ質感も十分です。
また、安定性を左右する重量は実測で571gとペットボトル1本分程もある上に、裏面はスベリ止め効果のある布状になっています。


早速、706の操作パネルを付けてみました。


なかなかいい感じです。
ただ、指一本でメインダイアルを回そうとすると結構揺れてしまうため、親指と人差し指で摘まむ感じで回す必要がありますが、押しボタンスイッチ類は、安定して押すことができました。

実際に車にセットしてみました。


いつも運用は後席に座って行うため、706のパネルは座面に転がしていましたが、前席の間のコンソールBOXのリッドの上に置いてみたところ、位置的にも非常に見やすくなりました。
また、置いてあるだけなので、運用が終わったらサッと片付けることができます。

これで実売価格2000円以下というのは、かなりお値打ちではないでしょうか?
地元のハムショップに顔を出したいけど手ぶらで帰るのはちょっと、という方にぜひオススメします。(笑)

車載用デジタル電圧計の製作

2020-06-21 17:33:29 | 周辺機器
チョイ小ネタです。

むかーし、通販で自家用車のバッテリーを購入した際に、おまけとしてアクセサリーソケットに挿して使うバッテリーチェッカーを頂きました。


電圧に合わせて、6個3色のLEDが光って電圧を表示するものです。


しかし、ざっくりとした表示で、無いよりはマシという感じで、先日、車にサブバッテリーを積んだこともあり、もう少し正確な電圧を知りたくなりました。

ジャンク箱を漁ったら、以前 どこかの支部大会で 某コネクタ屋さんから購入した電圧計が見つかりました。


これを車内に取り付けようと思いましたが、裸なのでケースに入れなくてはいけません。

悩んでいたら、ふと良いことを思い付きました。
このバッテリーチェッカーの中に入れてしまえばいいじゃん!

早速、分解してみます。


ネジ止め用のボスがありますが、工夫すればなんとか詰め込めそうです。

LED用の穴をリーマで広げて角穴に加工しました。


多少の凸凹は隠れるので思い切って削っていきます。


ボスの部分を逃がすように電圧計のケースも削って、なんとか嵌まりました。




配線をして、車のラゲッジスペースにあるアクセサリーソケットに差し込んでみました。


満足のいく出来栄えです。Hi

祝!自粛解禁 愛知県知立市移動 JCC2028

2020-06-20 21:28:22 | 移動運用
長かったコロナ自粛がひとまず解禁となりました。

移動警察のお世話にならぬよう移動運用を4月から自粛をしておりましたが、解禁ということでさっそく近場に移動してきました。

移動先は、自宅から車で30分ほどの愛知県知立市(JCC#2028)にしました。

知立市は移動する場所がほとんど無いのですが、かろうじて市北東部に畑が広がっている場所があります。


まずは、以前、何度か運用したことがある場所に行ってみましたが、住宅と道路に変わっていて運用できそうもありませんでした。
仕方なく別の場所を探して15分ほど周辺を走り周り、やっと車を停めて運用できそうな場所が見つかりました。

とはいえ、周辺は散歩している人や畑仕事をしている人がおり、余り目立つアンテナは憚られたので、モービルホイップで7MHzのみの運用としました。


今回は、先月入手したAshiパドル45を初めて移動で使ってみました。


狭い車内で、常に同じ位置にパドルがあるのは非常にFBです。

コンディションがいまいちで近場の局が全く聞こえませんでしたが、Jクラスターに3人の方にUPしていただいたようで、それもあってか、1エリアを中心に1時間弱で40局ほどCW交信できました。


久々の移動運用でしたが、楽しめました。
QSOしていただいた各局、ありがとうございました。

1kW変更検査合格までの軌跡(後編)

2020-06-18 15:05:25 | 1kW免許

古いパソコンを処分しようとHDD内にあるファイルを整理していたら、2008年に1kW免許を取ったときに某ハムクラブの会報に寄稿した記事が発掘されました。
10年以上前の話ですので、今とは状況が違うことも多いと思いますが、自分自身の備忘録として、またこれから1kW免許にチャレンジしようと思う方の参考になればと思い転載します。 以下、記事の転載となります。

前編はこちら

***********************************************

2008年9月5日 変更許可通知届く

本日、総通より 「変更許可通知書」が届きました。
電話でフォローしたおかげだと思われます。
封筒に入っていた書類は思ったほど多くは無く、「変更許可通知書」以外には「今後の手続きの流れ説明書」、「試験電波発射届け例」、「TVIの調査表の作成例」でした。
TVI調査表は作成要領見本で、これを参考に自分で適当に作るようです。
てっきり専用の調査用紙があると思っていたのですが、これならもっと事前に調査を開始しておけば良かったかな。



2008年9月27日 TVI調査 その1

本日、1回目のTVI調査をしました。
予備免許が下りて、既に3週間が過ぎていましたが、いろいろ忙しくて落ち着いてシャックの整備が出来ず時間が経ってしまいました。
ようやくこれなら電波を出してもいいかな、っていう状況になったので調査を開始しました。
kW検査の最大の関門である、いわゆる「スタンプラリー」です。
調査対象の半径50m以内には他家が12軒あるのですが、今日はそのうち8軒の調査を行うことが出来ました。
結果、6軒はTVI無しで無事判子をもらうことが出来ましたが、残り2軒のうち1軒はリニアを入れると激しいTVIが出て対策要。 
もう1軒は障害はありませんでしたが、署名・判子の類は押したくない、と言われてしまいました。 
調査前はこういうお宅が多いのかと思いましたが、意外にもほとんどのお宅ですんなり判子を押してもらえ、これは楽勝と思い始めていた矢先だったので、少々凹みました。 
まあ、もらえないものは仕方がないので、その旨、総通には話そうと思います。
残り4軒は、留守で調査が出来ませんでした。

さぁーて、TVIの出ている1軒はどう対策しようかな。
何度も家にお邪魔するわけにはいかず、一発で対策しないといけないっていうプレッシャがあります。



2008年10月4日 TVI調査 その2

TVIの出ている家に再び行きました。
うちの近所の大半の家は豊川市の本宮山中継所の電波をUHFで見ているのですが、そこの家は、VHFで名古屋の電波を拾っていました。
またアンテナも古い8素子程度のもので、見た目もやばそうなアンテナです。
そんなわけで、フィルター類で対応するよりアンテナをUHFに交換することにしました。
もちろん費用は私持ちですが、先方もアンテナが新品になってTVの映りもよくなる、と言ったら交換を快承してもらえました。
早速、楽天でマスプロの20素子を注文しました。
5000円也。 これで障害がなくなれば安い物です。
先日調査のできなかった4軒も無事調査を完了し、判子をいただくことができました。



2008年10月11日 TVアンテナ工事

先週の電波障害調査でTVIが発生していた向かいの家のTVアンテナ工事を午後から行いました。
この家は2段屋根になっており、アンテナ工事素人の私でも 簡単に屋根に上がることが出来ました。
屋根に上がってみると、かなり古いアンテナでネジもサビついており数十年は経っている感じがしました。
TVブースターも案の定、ゲインが最大になっており、また端子も緑青が浮いている状態です。
単にUHF受信にしただけで本当にTVIがなくなるのか不安になりましたがとりあえず取付工事を開始しました。
途中、ラジエターを留めるネジを屋根から落としてしまい、住人の奥様を巻き込んで、植え込みの大捜索大会を行うというハプニングもありましたが、なんとか工事完了。



受信ブースターのゲインも控え目にVRを半分の位置にしておきました。 
あとは、TVのUHFのチャンネル設定です。
幸い、テレビの取り説をちゃんと保管されていたため、それを見ながらCH設定も難なく完了。
一旦、自宅に戻ってTVIの出ていた18MHzで、VVVのリピート送信に設定し、急いで向かいの家に戻り、TVIチェックを行うと、全チャンネルまったくTVIは出ませんでした。 やったぜ!
おまけに、奥様には、「今までよりTVがきれいに映ってうれしいわ」と喜ばれ、 私も調査票に判子がもらえてニコニコ。
これで半径50m以内の家、全12軒中11軒の判子をゲットしました。
1軒は判子拒否の家なので実質完了です。
早速、落成届けを出すことにします。
なお、判子が頂けなかったお宅については、調査票の備考欄にその旨を記載しました。



2008年10月16日 Xデー決まる

先週末に無事にご近所の判子をゲットし終え、総通に「変更工事完了届け」を送ったのが14日。
まだ中1日しか経っていませんが、なんと今朝、早速、携帯に総通の担当者よりTELがありました。
「来週21日の火曜日なら検査が出来ますが、ご都合はいかがですか?」 
もちろん即答でOKしましたぁ。 しかし確か近隣のTVI検査もするはず。
近所のお宅の都合もあるので、当日はどのお宅に調査に行くつもりなのか尋ねたところ、「すでにTVIの調査をやられていますので、当日はお宅のTVをチェックするだけで結構です。」とのこと。
しかし、こんなに早く検査が受けられるとはなんとラッキーな。
落成届け提出から1週間で検査なんて点検業者に頼むより早いです。
もちろん、総通じきじきですから運良く合格すればその場で免許状がもらえるはずです。
と言うわけで、早ければ年内じゃなくて1週間後には1kw免許になりそうです。
うーん、緊張してきました。



2008年10月21日 検査当日

ついにこの日がやってきました。
検査は午後1時からですが、1日有給休暇を取って準備万端としました。
検査官は名古屋からJRで最寄りの駅まで来て、駅からも名鉄バスで来ることになっています。 
ドキドキしながら1時を待ちました。
予定の時刻を少し過ぎた頃インターフォンが鳴り、検査官が到着です。
検査官N氏は書類の入ったアタッシュケースとバード社のパワー計を持って一人でやってきました。
挨拶もそこそこに早速検査が始まりました。
まずはパワーのチェックです。
N氏持参のバードをPW1につなぎ7MHzから順にパワーを出すように指示されました。
事前に自分のパワー計で測ったときは1000Wをちょっと超えるくらいだったのですが、バードではどのバンドも980W程度でした。
もちろんOKです。
次はTVIの検査です。
近所の家のチェックは事前のTVI調査がちゃんと行われているからということで省略。
自宅リビングの42型プラズマTVでのチェックとなりました。
うちは既に地デジになっているのでもちろん全くTVIはありません。
これも難なくクリア。山場は越えた感じがしました。
最後は実通検査です。
「好きなバンド、好きなモードでどなたかと交信してください」との指示でしたので、SSBでは緊張するといけないので7MHzCWでCQを出していた茨城の局を呼びました。
簡単にレポート交換をしてあっさりQSO終了。
検査官の「OKです」の声にホッとしました。
なんかあっけないくらい簡単ですが、これで検査は終わりです。
検査官が無線検査簿に検査結果を記入し始めました。
結果はもちろん指示事項無しの「合格」です。
最後に「1kW」と記載された新しい局面を受け取りました。

その後、しばし検査官と談笑しましたが、最近は、団塊の世代が定年を迎え、定年後の楽しみとして無線を再開しハイパワーの検査を受ける人が多くなったそうです。
そのためN氏も毎週のように各地を検査に飛び回っているそうです。





終わりに

無線を始めて30年、ついにkWステーションになることができました。
当初、住宅街でkWを出すということに対し、かなりのハードルの高さを感じましたが思ったよりスムーズに事が進みました。
しかし、検査官も言われていましたが、一番重要なのはご近所とのコミュニケーションだと痛感しています。
今後もインターフェアに注意しながら、無線を楽しんで行きたいと思っています。
また、今回200Wに甘んじた残りのバンドのアンテナを整備し、最終的にはオールバンドkW免許を目指したいと思っています。
それでは、皆さん FB DXを!  


 

****************** 2008年12月記 ******************


1kW変更検査合格までの軌跡(前編)

2020-06-18 14:18:38 | 1kW免許

古いパソコンを処分しようとHDD内にあるファイルを整理していたら、2008年に1kW免許を取ったときに某ハムクラブの会報に寄稿した記事が発掘されました。
10年以上前の話ですので、今とは状況が違うことも多いと思いますが、自分自身の備忘録として、またこれから1kW免許にチャレンジしようと思う方の参考になればと思い転載します。 以下、記事の転載となります。

***********************************************

1978年5月にアマチュア無線を始めて以来、早30年が過ぎました。
開局30周年のビッグイベントとして、1kW変更検査に無事合格することができましたのでご紹介します。

2008年7月3日 プロジェクト開始

今年もすでに半年が過ぎた7月の初め、開局30周年の記念として年初に目標を立てた1KW化プロジェクトを開始することにしました。

とりあえず、申請のご挨拶を兼ねて東海総合通信局へ電話し、ハイパワー免許に関して、ずっと疑問に思っていたことを問い合わせてみました。



 

Q1:HF帯で、一部のバンドはアンテナの耐入力が200Wまでしかないので特定のバンドだけKWにしたいが問題ないか?
また200Wのままのバンドは、リニアが働かないような対策が必要か?

A1:希望のバンドだけKWにすることは問題ない。 
物理的に200W以上のパワーを入れられないアンテナしかないのならリニアはそのままで特に細工は不要。
但し、アンテナが無いのはダメ



これは、実際にはKW運用するつもりのないバンドまで検査のためだけのアンテナを整備したりTVIの調査をするのが大変なので、まずは実際にDXハンティングをしているバンドだけで1kW免許をおろしたかったためです。
ネットでの情報では、kWをおろさないバンドはリニアが動作しないようにインターロックが必要とあったのですが、東海総通の見解は、アンテナの耐入力が低い場合、リニアはそのままで問題ないようです。
ただ、ほとんどの局が160mからオールバンドKWにしているのは、何度も検査を受けるのを避けたいためと思われます。


 

Q2:クランクアップタワーの場合、電波防護指針上、クランクダウンしたときはリニアの電源が入らないようにする細工は必要か?
A2:特に必要なし。通常、クランクアップタワーは伸ばして使うものだから、最大に伸ばした状態で防護指針の計算をすればよい。



リニアを焚いてDX交信をやるときは当然タワーを一杯伸ばして運用するんでしょ?ということのようです。
ネットで見ると、タワーの高さが低いときはリニアアンプが働かないようなインターロックが必要と書いてあったのですが杞憂に終わりました。
なんでも疑問に思ったことは直接聞いてみるのが良いようです。
(但しこれは各地方総通により見解が異なる可能性があります。他のエリアでは別のことを言われるかも)

という訳で、いままで、1.9~50MHzまで全バンドのkW対応アンテナの準備をどうするか、いろいろなインターロックをどう取るか?が悩みの種だったのですが、一気に明るい光が見えてきました。

そこで、現在KW対応のアンテナがある、7、10、18、50の 4バンドだけで1kW免許を年内獲得を目指して頑張ってみることにしました。



2008年7月5日 電波防護指針

ハイパワーの申請には、自局の電波が電波防護指針の値を満足しているかどうかをチェックした資料を提出しなくてはなりません。
今までなかなかハイパワーの申請に踏み切れなかったのは、この計算がよくわからず面倒だった、というのもあります。
しかしいろいろ調べていくと、ネット上に防護指針データを計算してくれるエクセルシートがあり、それに値を放り込んでいくと、簡単に合否を判定してくれることが分かりました。

しかし、実際に数値を入れてみると、6mがOKになりません。
現用の8エレ八木ではゲインが有り過ぎるのです。

どうしたものかと思っていたら 俯角減衰値というものを考慮すれば良いことがわかりました。
これは、指向性アンテナが水平面にビームパターンを持っているように、垂直面にもパターンがあり、アンテナの真下のほうにはそれほど電波が出ていません。そのため、減衰値を差し引いて計算できるのです。
ただこの値はちゃんと測定するか、アンテナメーカーから資料を取り寄せないといけません。
幸い、8エレのメーカーであるクリエイトデザイン社は、この手の資料をすぐに送ってくれるそうで、さっそく依頼してみました。
すると翌日にはメールでPDFファイルが送られてきました。
それによると、8エレの場合、アンテナ下方では最低でもー10dBは減衰するため、下方の実質ゲインは2~3dBとして計算できることがわかりました。
これなら問題なく ○(基準値内)です。
これでひとつ前進しました。



2008年8月1日 IC-PW1オーバーホール

1kW化の主役であるリニアアンプにはICOMのIC-PW1を選びました。
これはメイン無線機が同社の IC-7800のためメーカーを揃えたほうがコントロールが楽というのもありますが、たまたまヤフオクで中古品が出ていた、というのもあります。
無事落札した物は予想以上に程度が良かったのですが、このまま検査を受けるのも心配だったので、念のためすぐにアイコムに点検に出しました。
また、ある方のHPで、IC-PW1は筐体輻射が大きいがメーカーに言えば対策してもらえる、ということを読んだのでそれも併せてお願いしました。
点検の結果は、特に異常は無かったようでした。
また、なにがどう変わったかは判りませんが、一応修理票には「TVI対策しました。」と書いてありました。
点検とTVI対策で技術料4,410円でしたので、安心料としては安く済んで良かったです。



2008年8月12日 申請書完成

今朝からラストスパートをかけ、変更申請書がやっと完成しました。
作った書類は12枚。
何度もやり直して途中投げ出しそうになりましたが、ついに完成です。
明日、投函しますが、無事に変更許可が出ますように、、、




2008年8月20日 コモンモードフィルター注文

インターフェア対策のフィルターは、性能に対する評価の高いサガミエンジニアリングのものを選びました。
本当は、ハムフェアの展示即売で買おうと思っていたのですが、仕事で参加ができなくなり、急遽、通販で買うことにしました。
値段交渉の結果、通販でもハムフェア特価で売ってもらえることになりラッキーでした。
納期については、ハムフェアでの販売を優先するのでしばらくかかるとメールが来たので数週間位かかるかな?と思っていましたが、すぐに届きました。
届いたフィルターはローパス、コモンモードとも、予想以上にデカかったです。
他社との性能比較表もついていましたが、某RF社のものと比較してもダントツの性能のようです。



2008年8月31日 フィルター整備

本日は、インターフェア対策の要であるフィルターの整備を行いました。
各アンテナ毎に、コモンモードフィルターとローパスフィルターを直列に入れ、さらにリニア用電源周りには、ドーナツコア2個を使って配線をキャンセル巻きしたものをタッパウェアに入れて自作した物を挿入しました。
その他、ヤフオクやジャンク市で大量に買ったトロイダルコアが大活躍しました。




2008年9月2日 変更許可がこない、、

変更申請書を提出して3週間が過ぎましたが、なかなか総通から連絡が来ないので催促の電話をしてみました。
そうしたら、「現在 審査中だが来週中には変更許可を出す」と、蕎麦屋の出前のような事を言われました。
しかし、催促しなければそのまま放って置かれそうだった気配もします!?
ある方のブログの1kW体験記に、早く免許を得る秘訣として、「(総通に)良く問い合わせをして(検査官と)意識あわせがしっかり出来る人ほど早く終わることが出来る傾向である」と書いてありましたが、意味がわかった気がしました。



********************** 後編に続く ******************


車にサブバッテリーを積んでみた。

2020-06-14 22:26:25 | 周辺機器

若いころは車を替えたらまず無線機とアンテナを取り付けるのがお約束でしたが、ここ何年か(十年以上)は、面倒臭くて付けていませんでした。

そのため移動運用時は、その都度、家からリグやバッテリーなどの機材を運び出し、現地でリグを並べて配線し電源を接続、、、を繰り返していました。

しかし前回の移動で、小物を忘れたり、設営に手間取ってバンドのオープンを逃したり、と色々なトラブルがあり、このたび重い腰をあげ、車に無線機を常設することにしました。

無線機を常設するとなると電源をどうするか、という問題が発生します。  ・・・よね?

走行中のモービル運用なら車載バッテリーから取ればいいのですが、移動地でエンジンを切っての運用がメインの私の場合、パイルに浮かれて気が付いたらバッテリーが上がっていたというトラブルが予想されます。

そこで思い切って、無線機専用のサブバッテリーを搭載することにしました。
となれば、移動地まで車を走らせている間も充電したくなるのは自然な流れというものです。

メインとサブ、それぞれのバッテリーを走行中に充電するためには走行充電器(アイソレーター)と呼ばれるものを取り付けます。
これは、充電はメイン、サブの両方を同時に行い、、サブバッテリーを使う(放電)時はメインバッテリーを電気的に切り離す(アイソレートする)ようになっています。

ただ、大昔、某社のアイソレーターを使ったことがあるのですが、充電電圧が低くてほとんどサブバッテリーに充電されず、市販のこの手の商品は信用しておりませんでした。

#中身を見ましたが、メインバッテリーへの逆流を防ぐための大型のダイオードが入っているだけでした。
 そしてそのダイオードにより電圧降下があり十分な充電電圧がかからないようです

しかし、最近読んだキャンピングカー雑誌で、「昇圧機能付き」のアイソレーターが売られていることを知りました。
要は、無線機用としても使われる電圧アップバーター内蔵のアイソレーターです。

 


昇圧機能付きは結構いいお値段がするのですが、今回、採用したのはその中でもお値打ちと思われる ニューエラーというメーカーの SBC-004 という製品です。 (Made in JAPAN というのもポイント高いです。)





早速、取り付けます。

まず、サブバッテリーをどこに置くか、ですが、最初はホームセンターに売っているコンテナBOXにバッテリーを入れて、そのカゴの側面にアイソレーターを取り付けてラゲッジスペースに置こうと考えていました。

しかし、作業のため荷室を片付けていたら、床の下にバッテリーがすっぽり入りそうな大きな収納スペースがあることに気が付きました。
いまの車に変えて1年半くらいですが、手前の小さい収納スペースしか使っておらず奥にもあることをすっかり忘れていました。



深さも結構あり、手持ちのバッテリーを入れてみるとサブバッテリーの為に有るかの如くピッタリサイズでした。\( 'ω')/
迷わず、ここに入れることにします。



アイソレーターは、収納スペースの断面形にカットしたボードに取り付けました。





このボードは、収納スペースのセパレーターの役目も兼ねており、残り半分のスペースには、移動用のIC-706MK2GMをセットしました。
HF/144・430のデュープレクサー CF-706 もカッコよく?、ボードに取り付けました。



床ボードを閉じれば、これまで通りラゲッジスペースが使用できます。



配線が完了したので動作を確認します。

アイソレーターOFF時(バッテリー単体、満充電)の電圧は、13.24Vでした。


アイソレーターをONすると、昇圧回路が働いて、14.50Vで充電が始まります。


希望通りの動作です。
保護回路等も充実しており、安心して使用できそうです。

作業中、蒸し暑くて熱中症になりそうでしたので、今日の作業はここまでにしました。
次回は、操作パネルとアンテナ基台の取付です。  【次回に続きます】




BOSE SoundDock の改造

2020-06-04 17:42:35 | ガジェット

Stay Homeで断捨離をしていたら、10年以上前に購入したBose のSoundDock が発掘されました。


これは、Appleのipod等のポータブルプレーヤーをドッキングさせて高音質・大音量で聞くことができるスピーカーなのですが、初期タイプのため外部入力端子が無くipodにしか使えません。

すでにipodを処分してしまっており、値が付くものであればフリマサイトに出品しようと検索すると、同機種が多数出品されていましたが、多くが売れ残っており、あまり需要がなさそうです。

せめて外部入力ができればまだ使い道があるので改造できないかとネット検索してみると、やはり同じことを考え、かつ改造ポイントを公開している人が沢山いました。

本機は、ipodを接続すると自動的に電源が入るようになっており、2kΩの抵抗を使って疑似的にipodが接続された状態を作ってやるのがポイントのようです。

オーディオ信号の入力ポイントは色々あるようですが、ipodが接続される30ピンコネクタ周辺を改造するのが一番シンプルだと思われます。

同じ基板に黒い24ピンのコネクタが付いており、そちらの方が周辺パターンが大きいので改造しやすと思います。

以上をふまえ、今回採用させていただいた改造ポイントを整理してみました。


特殊ネジが使われていて、分解には星形ドライバーが必要でした。


改造ポイントは、すべてこの基盤上にあります。


非常に細かいパターンのため、ハズキルーペは必須でした。


あとは、本体の裏面にミニジャックを取り付けます。
ケーブルは、グルーガンで固定しました。


ジャックは、BOSEのシンプルなデザインを壊さないように、サイドに取り付けました。


携帯用ラジオをつないだら、一発で動作しました。
さすが BOSEです、とってもいい音がします。


燃えないゴミ行き寸前のジャンクを無事救出することができました。

さらにグレードアップするために、Bluetoothレシーバーを接続しました。


スマホの音楽をBluetoothで飛ばし、最新Bluetoothスピーカーの完成です。

 

 

【追記:2023/02/18】

kama様よりコメントで情報を頂きました。

本体を改造することなくまったく同じ機能(ミニジャックによる外部入力&bluetooth)を実現できるユニットがあるそうです。

 

私は実際に使用しておりませんので無責任モードですが、ハンダごてを握らず最新Bluetoothスピーカーになるのは魅力的ですね。