今年もフィールドデーコンテストの季節がやってきました。
コロナが再び猛威をふるっており、移動での参加を迷っていましたが、山の上で車の中で一人で運用するには感染のおそれはないと判断し、移動で参加することにしました。
移動地は豊田市の山奥にある牧草地帯です。
毎年、地主さんに許可をもらって運用をおこなっています。
このところ、天気が急変し各地で大雨になっており、心配していましたが、なんとか運用中は雨に一度も降られることはありませんでした。
昨年は50MHz部門に参加しましたが、今年は 再び3.5MHzにエントリーすることにしました。
アンテナは、使い慣れたフルサイズダイポールアンテナです。
全景はこんな感じです。
広い牧草地のため、余裕で3.5MHzのフルサイズダイポールを張ることができます。
エレメントの端も、6mのビバポールを使って、出来る限り地面から浮かせています。
20年モノの本田の発電機(EU-9i)は、1年に1回、FDコンテストのときしか使用しないのに、いまだ絶好調です。
運用地の一角にこんな看板がありました。
一晩中、発電機を回しているので、よっぽど寄ってこないと思いますが、気を付けないと。
結果ですが、マルチはまあまあ取れました。
いつも鬼門の9エリアですが、今回は数局交信できました。
レートです。
還暦マジかの私には、貫徹は非常につらいものがありますが、なんとか寝ないで朝を迎えることが出来ました。
8時以降は、新局がまったく見つからず早々にQRTしました。
【雑感】
・フィールデーコンテストの目的は、「野外へ移動して運用するアマチュア局との交信をはかるため」とされていますが、最近は、固定から参加される方が増えているように感じました。
そこで、今回のQSOで固定局(ポータブルがついていない局)と移動局の割合を調べてみたところ、以下の割合でした。
なんと交信局数約300局のうち、全体の3分の2が固定局での参加でした。
本当は移動がしたいけれど、コロナが心配で今年は移動を諦めた方もいるのかもしれませんが、そうであればコロナが収束した際には、折角のフィールドデーですので、多くの方に移動で参加していただきたいものです。
【総括】
昨年より開催時間が以前の21時からに戻り、18時から21時のローバンドに美味しい時間帯が使えなくなったせいか、一昨年に比べ、1割ほど交信局数が減り、マルチも2つ少なく、自己記録更新は叶いませんでした。
しかし、アンテナも時間に余裕をもって建てられましたし、夕食もしっかり食べられました。
たぶん、18時スタートであったら早々に疲れが出てしまい、夜通しの運用はできなかったと思いますので、自分としては21時に戻って良かったです。
交信いただいた各局、ありがとうございました。