Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
CWを中心に出ています。
移動もコンテストもBlogもゆる~くやってます。

マストベアリングのメンテナンスをしました

2020-11-08 22:13:53 | DIY
倉庫を整理していたら、以前、どこかのフリマで購入したマストベアリングが発掘されました。
クリエートデザイン(CD)社の CK-46 という製品です。

回転がスムーズではないジャンク品で、メンテ前提ということで格安に購入した記憶があります。
ずっと放置してありましたが、今回、せっかく発掘したのでメンテをすることにしました。

メンテと言っても、開腹して中のベアリングを洗浄し、グリスアップして元に戻すだけなので、非常に簡単です。

開腹は、ボルトを4本外すだけですが、固着したボルトの頭を舐めないように、メガネレンチを使用します。



また、開腹時、内臓(ベアリング)が飛び出して散乱し、運が悪いと球を紛失する恐れがありますので、段ボール箱などの中で行うことをお勧めします。



マストベアリングの「三枚おろし」の図です。

実は今回、CD社のマストベアリングは初めて分解したのですが、江本は金属球が入っているところ、CD社のものは、白と黒のローラー状の樹脂が入っていました。

江本の場合、金属球が錆びていることが多く、まずは錆び落としから始めるのですが、CDは樹脂のため軽く洗浄するだけで済みました。

ホームセンターで購入したパーツ洗浄剤で油汚れを落とします。



筐体は、固まったグリスを洗浄剤で綺麗に洗い流した後、ローラの接触面に薄く新しいグリスを塗ります。



このグリスを糊代わりして、黒いローラーの円錐形の径の小さいほうを中心を向け、貼り付ける様にきれいに並べていきます。





全部並べ終わったら、中板を載せて、今度は白いローラを並べていきます。

こちらも、薄くグリスを塗って、仮止め状態にします。



最後に、蓋をしてボルトで固定すれば完了です。



とてもスムーズに回転するようになりました。

発電機のメンテナンスをしました

2018-08-13 12:42:30 | DIY
先日のフィールドデーコンテストで1年ぶりに使用した発電機(ホンダ EU9i)が絶不調で難儀しました。

症状は、チョークを引いて起動後、チョークを完全に戻すと回転が不安定になってエンストする、というものです。
何度やっても状況が変わらないので、チョークを半戻し状態で回転が安定するポイントを探って急場は凌ぎましたが、コンテスト中、何度も突然の停電に見舞われました。

原因に思い当たることはあります。
昨年のFDコンテストで発電機を使用して以来、丸1年間、一度も発発を使わず、かつ、内部にガソリンを入れたまま放置していたため、ガソリンが劣化して悪さをしているのだと思われます。

ただ、これまで1年程度の放置はたびたびありましたが、いつも快調に動作していたので安心しきっていました。
長年の不摂生が積み重なってついに発病してしまったということかもしれません。

ということで、お盆休みを利用して、発発のメンテに挑戦しました。

昨今は、本当に便利なもので ネットで検索すると簡単に情報が手に入ります。
今回も、「EU9i キャブ メンテ」で検索したら、映像付の情報がたくさん見つかりました。

やはり原因は、変質したガソリンによるキャブの詰まり(スロージェットの詰まり)の線が濃厚です。

2、3の記事を見て分解方法などを頭に入れて、早速 キャブの分解清掃に挑戦しました。

今回、使用したグッズ類です。



キャブレターの取り外しを行い、



目指すスロージェットの摘出に成功しました。
フロートチャンバー(と言うらしい。カップ状のもの)の中は、結構汚れています。


KUREのクリーナーキャブで清掃します。


スロージェットは、やはりほとんどの穴が詰まっていました。
クリーナー液にしばらく漬けた後、スピーカーケーブルの心線を穴に差し込み、詰まりを取ります。(老眼で大変苦労しました)


電灯にかざして、全ての穴に光が通るのを確認して完了です。
元のように組み戻します。

早速、起動してみると、、、、一発起動して、一安心。
チョークを戻してもエンストしません。ばっちりです。

照明の負荷をかけて1時間くらい動かしてみましたが、動作も安定しています。


このままガソリンが空になるまで放置し、最後にフロートチャンバー内のガソリンも忘れずに抜きます。

これで来年のFDコンも安心ですね。

今回掛かった費用は、キャブクリーナー 1本 1080円のみでした。


【追記】

ブログを書きながら、ふと、物置にエンジンがかからず放置してあった発発(ホンダEX300)があったのを思い出しました。

20年以上前に入手した骨董?発発で、EU9iを買う前はいつもこれを使って移動していました。

こちらは、チョークを引こうが戻そうが、まったくエンジン掛からずの重症品です。
いづれ、ヤフオクで「不動品・メンテ要」として出品しようかと思っていましたがすっかり存在を忘れていました。

試運転用に少しガソリンを入れて、スターターを引いてみましたが、やはり全くエンジンがかかる気配はありません。
でも、もしかしたらEU9iと同じようにキャブ洗浄したら復活するかも・・・

で、ものは試し、早速やってみました。




同じホンダ製ではありますが、こちらは超小型のため構造がパズルのように入り組んでいて分解に手間取りましたが、なんとかキャブの摘出完了。
配管が劣化していたので、以前、自動給油システムで使って余っていた新品パイプに交換しておきました。


クリーナーキャブでしっかり洗浄し、スロージェットの穴も丁寧に掃除した後、慎重に組み戻します。

祈る気持ちでスターターを引いたら・・・なんと一発始動!


ヤフオクで「不動品」で売らなくて良かった!


おまけ:3カバ兄弟のお散歩中