遅ればせながら、八重洲の超小型ハンディー機 VX-3を中古で入手しました。
このリグ、手のぴらにすっぽり収まる超小型サイズで、2007年に発売開始されて以降、17年間に渡り販売されていたロングセラーモデルですが、今年の春についに製造中止となり、いまは中古でしか手に入らないリグとなりました。
「手に入らないとなると何故か欲しくなる病」が発病し、中古を探していたのですが、ようやく入手することが出来ました。
出物を探している間、VX-3に関する情報を、ネットで色々検索していたのですが、その中には充電式バッテリーについての情報がいくつかありました。
・VX-3に採用されている充電式電池は、FUJIFILM のデジカメに使われている NP-60という型式のものと同じで、このデジカメ用の互換バッテリーが使える。
・このNP-60と厚みの異なる 「NP-120」 という大容量タイプの充電池がある。
・但し、NP-120は、VX-3にセットは出来るが、厚みがあるため裏蓋が閉まらない。
これを解決する方法として、
・VX-3のオプションに、単3乾電池3本用乾電池ケース 「FBA-37」というものがあり、これを加工して、NP-120用の裏蓋に流用することが出来る。
ということが分かりました。
早速、NP-120と、専用の充電器のセットを購入しました。
★注意点:NP-120 は FUJIFILM対応 のものを選ぶ必要があります。
CASIO対応の NP-120 もありますが、充電池の形状が全く異なります。
あと必要なものは、八重洲純正オプションの 乾電池ケース FBA-37 です。
電池ケースは新品を買ったので、加工するのが勿体ない気もしますが、心を鬼にして改造します。
肝心の加工内容ですが、FBA-37 の内側には、単三電池が綺麗にハマるリブと金属接点があります。
これらを全て、NP-120が収まるようにカット&撤去するだけです。
そのカットの方法ですが、綺麗に仕上げようとするならば、カッター等で切り削っていくのでしょうが、どうせ蓋の裏側で目立たないところですので、私は、リブをペンチで挟んで前後に揺すって、引きちぎりました。。。
ただ、強引にやると、カバーそのものを引きちぎってしまう恐れがありますので、慌てずゆっくりとやりましょう。
長いリブは、ニッパーで、4分割位に切れ目を入れて、短くしてからペンチで摘むと良いでしょう。
時々本体にセットして、嵌まり具合を確認して最小限の加工で済まそうと思いましたが、結局、すべてのリブをもぎ取らないと、蓋が嵌まりませんでした。
完成後がこちらです。
最後、ヤスリで仕上げたら、逆に汚くなってしまいました。(^^ゞ
蓋を閉じたところです。
綺麗に収まりました。
純正バッテリーの容量 1000mAh に対し、公称ではありますが、1900mAhと、約2倍の大容量となりました。
これで、長時間の運用も安心して行えるでしょう。
※バッテリーに関する工作は、発火等の危険を伴います。
追試される方は、自己責任でお願いします。