Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
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八重洲 VX-3 バッテリーの大容量化

2024-07-09 21:54:30 | 無線機

遅ればせながら、八重洲の超小型ハンディー機 VX-3を中古で入手しました。

このリグ、手のぴらにすっぽり収まる超小型サイズで、2007年に発売開始されて以降、17年間に渡り販売されていたロングセラーモデルですが、今年の春についに製造中止となり、いまは中古でしか手に入らないリグとなりました。

「手に入らないとなると何故か欲しくなる病」が発病し、中古を探していたのですが、ようやく入手することが出来ました。


 

出物を探している間、VX-3に関する情報を、ネットで色々検索していたのですが、その中には充電式バッテリーについての情報がいくつかありました。

・VX-3に採用されている充電式電池は、FUJIFILM のデジカメに使われている NP-60という型式のものと同じで、このデジカメ用の互換バッテリーが使える。


・このNP-60と厚みの異なる 「NP-120」 という大容量タイプの充電池がある。



 

・但し、NP-120は、VX-3にセットは出来るが、厚みがあるため裏蓋が閉まらない。

 

これを解決する方法として、

・VX-3のオプションに、単3乾電池3本用乾電池ケース 「FBA-37」というものがあり、これを加工して、NP-120用の裏蓋に流用することが出来る。

ということが分かりました。

 

早速、NP-120と、専用の充電器のセットを購入しました。

 

 


★注意点:NP-120 は FUJIFILM対応 のものを選ぶ必要があります。
     CASIO対応の NP-120 もありますが、充電池の形状が全く異なります。


あと必要なものは、八重洲純正オプションの 乾電池ケース FBA-37 です。

 

 

電池ケースは新品を買ったので、加工するのが勿体ない気もしますが、心を鬼にして改造します。

 

肝心の加工内容ですが、FBA-37 の内側には、単三電池が綺麗にハマるリブと金属接点があります。

これらを全て、NP-120が収まるようにカット&撤去するだけです。

そのカットの方法ですが、綺麗に仕上げようとするならば、カッター等で切り削っていくのでしょうが、どうせ蓋の裏側で目立たないところですので、私は、リブをペンチで挟んで前後に揺すって、引きちぎりました。。。

ただ、強引にやると、カバーそのものを引きちぎってしまう恐れがありますので、慌てずゆっくりとやりましょう。

長いリブは、ニッパーで、4分割位に切れ目を入れて、短くしてからペンチで摘むと良いでしょう。



時々本体にセットして、嵌まり具合を確認して最小限の加工で済まそうと思いましたが、結局、すべてのリブをもぎ取らないと、蓋が嵌まりませんでした。

完成後がこちらです。

最後、ヤスリで仕上げたら、逆に汚くなってしまいました。(^^ゞ

 

蓋を閉じたところです。

 

綺麗に収まりました。

 

純正バッテリーの容量 1000mAh に対し、公称ではありますが、1900mAhと、約2倍の大容量となりました。

 

これで、長時間の運用も安心して行えるでしょう。

 

※バッテリーに関する工作は、発火等の危険を伴います。
 追試される方は、自己責任でお願いします。