なんとなく稚内3日目になりました。(いつまでいるんじゃ)稚内駅・港周辺にはカラーマンホールがあるので探しに行きます。
ガンダムを探しに行きます。
フェリーターミナル付近にあるはず。
稚内から、利尻・礼文方面のフェリーが出ているので、いつかは行ってみたいものです。
ちょうどフェリーが入港してきました。
よっしゃ、RX-78-2 GUNDAM発見(稚内の白い道は、後程行きます)
北防波堤ドームへGo。MS-09 DOM 発見です。
次は、登録有形文化財旧瀬戸邸を訪問しました。
稚内市中央4-8-27 P5台あり 一般200円
「旧瀬戸邸は昭和27年、底曳漁業を営んでいた瀬戸常蔵によって建てられました。建物は一見すると、明治期から大正期に見られる旅館建築を彷彿させます。建物の正面・裏側につけられた赤レンガの煙突や、切妻形式で赤いトタン葺き屋根、棟飾りなどが特徴です」と説明があります。
瀬戸常蔵さんは、稚内の稚内機船漁協組合長で実業家です。この彫刻は瀬戸氏とトモ夫人を彫り込んだ作品です。こんな感じの方だったんでしょうね。絵本作家の関屋敏隆さんが原画を描き、市民の方が彫刻したと説明があります。
これが底曳き漁船です。
最盛期は56隻あった底曳き網漁船ですが、現在は5隻のみになっています。1977年の200海里規制導入で、ロシア近海の漁場を失い、大規模な減船を受け入れざる得ない状況となったためです。
現在操業している底曳き網漁船を、港で見ることができました。(模型と一緒だ)
旧瀬戸邸に話を戻します。瀬戸邸2Fに上がります。ここは宴会場かな?
やはり宴席ですね。26畳ほどの3連の和室で、当時結婚式や大切なお客様を招いたイベントなどに使われたと書かれています。結婚式も執り行われていたのですね。
あら、電鍵があって自由に打つことができます。(音出ます)この電鍵は実際に底曳き網漁船で使われていたものとのことです。
最後に、港の湯2Fの稚内樺太記念館を訪問です。温泉には何度か行ったのですが、開館時間と合わず初訪問となります。
10:00から17:00(入館は16:30まで)で入館は無料です。
昭和の横綱大鵬関の出生地は樺太(サハリン)だったんですね。(知らんやった)ちなみに出身地は、北海道上川郡弟子屈町です。子供の頃、親に国技館に連れて行ってもらい、大鵬関や若乃花の土俵を直に見たことがあります。その頃は人気のあるものとして「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉が流行っていました。当時の子供の野球帽は「Gマーク」だし、大鵬強かったし、玉子焼きはよう分からんがみんな好きだったのかな?
かつて樺太に設置されていた、日ロ国境標石のレプリカです。日本が保管している唯一の2号国境標石(本物)は、根室の歴史と自然の資料館にあります。(以前実物を見た)
だいたい市内観光は満足したので、稚内空港を見学してから宗谷岬方面に向かうことにします。なぜ稚内空港かというと、行ったことがない空港だからです。新千歳と中標津空港は、実際に使ったことがありますが、その他の空港はありません。陸路ですが、ちょっと立ち寄ってみます。駐車料金は無料なのが有難いです。
ちょうどANA機の離陸準備中のようです。
どこが目的地か分かりませんが、行ってらっしゃーい。機体番号は「JA114A」でエアバスA321-211です。
せっかくなので、空港売店で「稚内の塩使用の稚内牛乳アイスクリーム」を購入しました。
塩っぽいけど、それがアイスクリームの甘さを引き立てています。それと、自分用に三方六を購入です。
稚内空港を後にして、宗谷岬に向かいます。宗谷岬といったら、このモニュメントが有名ですね。写真を撮るのに行列です。
間宮林蔵さんは稚内から樺太に渡り、樺太が島であることを確認し間宮海峡を発見したことで知られていますが、こちらの像はあまり人気がないようです。
ここ宗谷岬から「白い道」へと上っていきます。
白い道というくらいなので、白い道が続いており観光地の1つになっています。
風車群の近くも通りますが「関係者以外立入禁止」の看板あり。
この辺りが、写真ポイントかな。ちょっとした駐車場ぽい広場があるので車を停められます。
なぜ白い道なのかというと、ホタテの貝殻を道に敷き詰めているからなのです。人工的に作った、観光地といったところでしょうか。廃棄されるホタテの殻を使って町興しに役立てる、というのはアイデア的にいいのではないでしょうか。実際、観光客の車が結構来ています。
やっと、稚内市を後にして南下を始めます。日本最北端の村「猿払村」の「道の駅さるふつ村」では、予約不可先着順の有料キャンプ場があるという情報は事前に分かっていたので、そこに宿泊することにします。しかし、台風10号の影響で強風が吹いています。
こん強風の中で自炊するのは不可能なので、セコマで「和風たれかつ丼」を購入してからキャンプ場に入りました。
利用料は一人400円ですが、ゴミは一切引き取ってもらえません。またフリーサイトなので、場所は早い者勝ちです。通常の道の駅側の駐車場は無料です。
時間が経てば少しは風が弱まるかなと思いましたが、全く衰えません。(台風が近づいてきているからな)なんとかテントを設営しましたが、いまにも吹っ飛びそうです。
気温は15℃くらいなのですが、風速10mくらいの風が吹いているので、たぶん体感気温は1桁台だったように思います。半袖Tシャツでは活動限界を下回りそうです。幸い厚手の寝袋を持って行ったので、包まりました。その上にタオルケットをかけると、寒くはありません。テントが強風を遮っているので、体温低下は免れています。
真夏の平地で、冬山のような遭難体験をするとは思いませんでした。しかし、風を遮るというのがいかに体温を低下させないことに重要かが身をもって体験しました。
つづく