ついにタイトルの「池島炭鉱ツアー」の回になりました。(引っ張ったな)池島は文字通り大きな池があったのですが、これを海に繋げて港としました。
歩いても回れますが、日曜・祝日を除く運行の島内バスもあります。今回はツアーに左官するので、足の心配はありません。
午後のツアーは定員9名です。事前にHPでチェックしたら、12月1日(日)の予約は2名でしたが、前日のフェリーが欠航したため、その客が流れ込み総勢8名でした。受付で代金を支払います。炭鉱ツアー+オプションの廃墟ツアーは、3,170円です。支払いは現金のみで、お釣りの無いようにとHPには書かれています。
池島炭鉱の紹介ビデオを見た後、電気式トロッコ列車で坑内に向かいます。ヘルメットとライトは貸してくれるので、手ぶらで参加OKです。
トロッコ列車に乗って、炭鉱へGoです。
雰囲気出ますねー
あまり深場へは行かないので、少し下ったら下車します。
もちろん稼働はしていませんが、当時の機器類が残されています。
上のチューブは総風口で下にあるのが石炭を掘り進む、ドラムカッターという機械です。
ドラムカッター先端の刃は摩耗していくので、取り換える必要があります。この体験ができます。坑内にはこういう体験プログラムがいくつか用意されており、だいたい一人1回はなにかしらの体験ができるようになっています。ドラムカッターの替え刃体験はN村が当たりました。
池島の海底炭、おさわり体験です。(これは全員参加可)
国策により、石炭産業から石油にエネルギー転換が行われたため、日本の炭坑は存続の危機に見舞われることになります。また、高度な安全管理を行っている日本の炭坑は、どうしてもコストが高くなってしまいます。そのため、この大きな池島の海底炭を東京に運び、炭鉱存続のキャンペーンに使ったとのことですが、池島炭鉱は2014年(平成26年)にすべての事業を停止しました。軍艦島(端島)炭鉱の閉山は1974年(昭和49年)なので、それに比べると長く操業をしていました。
本物の石炭を貰えました。
坑道は適当に掘っているわけではなく、きちんと直線を確認しながら堀り進む必要があります。この縦横の線は、掘り進む方向を確認するためのものです。これも体験プログラムの1つです。
斜坑を上って行きます。かなり急な斜面に感じますが、何度くらいあるのでしょうというクイズがありました。体感的には30度くらいあるかなあと思ったのですが、どうでしょうか?
答えはこれです!(見えんやないかい) 実際に、現地で体験してみてください。
ここは緊急避難場所です。坑内で事故があり、逃げだせなくなったときの避難所です。
まず、地上と連絡をとらないといけないので、電話は必須です。左は自動交換機(クロスバ交換機)用でダイヤル式の電話器です。右はそれより古い時代の交換手を呼び出す電話器です。右のハンドルを回すと、電気が発生し交換手に信号が伝わる仕組みです。
電話用ケーブルが切断されると電話器が使えません。そのため緊急連絡用の無線機も用意されています。
通常の電波を使う無線機もありますが、地下坑内から地上へは無線が通じません。そのため、漏洩ケーブルを使った無線機が用意されています。この太い棒状のものがアンテナで、漏洩ケーブルに密着させて通信を行います。
緊急避難所にたどり着けなくて、空気がなくなる恐れがある場合は、エアーマントを被ります。黄色の管から空気が供給される仕組みです。これも代表一人が体験できます。
発破体験できます。(もちろん爆破するわけではなく、コンデンサに充電⇒爆破ステッチ点火というプロセスを体験できる)
元炭鉱マンの方が説明してくれるので、詳しい話を聞くことができました。
続いて、オプショナルツアー(池島廃墟ツアー)に参加の人は、トイレ休憩をはさんで車で出発します。
つづく
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