3rd Asian Beach Games Haiyang 2012 に参加して
今回、中国で開催された第３回アジアビーチゲームズ・ハイヤン2012に審判員として参加しました。前回、2010年のオマーン・マスカット大会に続いての参加になりました。
6月14日成田空港から青島（キンダオ）空港に3時間のフライトで移動し、空港から140キロ離れたハイヤンに車移動しました。空港では大会のＡＤカードを見せると列に並ばずに出国手続きなどをＶＩＰのような対応でした。今まで一番スムーズだったので、びっくりしました。
空港からも、すぐに車が来てホテルに移動しました。この時、前回も参加されていたビーチハンドボールのテクニカルオフィシャル・仲田先生にお会いすることが出来ました。
空港から車で2時間高速を使い、まず、選手村にあるＡＤカードを確認するセンターにいきました。この時、一つ目のトラブル！！インストラクターのベン氏にお土産で持ってきた日本酒をセキュリティーで引っかかってしまい、取り上げられてしまいました。（その後、三日後に返してもらうことができましたが・・・）選手村へのアルコールは一切禁止だったようです。そうして数々のセキュリティーをクリアしてGold Coast Hotel（黄金海岸大酒店）に到着しました。ホテルの入口では、また！！セキュリティー！！本当に疲れました。
ホテルの部屋は海に面していましたが、私の部屋は山側でした。部屋は比較的広く、過ごしやすかったのですが、風呂場のシャワーが壊れていたり、タオルに穴が開いていたりで・・・。食事はビュッフェスタイルで、中華料理が毎日続き、味が日本人好みでなかったので、ほとんど食べれない状況で、最後はパン、コーヒー、ミロを食していました。
アジアビーチゲームズは15チームが参加して4チームもしくは3チームのリーグ戦で予選を行い、その後、上位2チームずつ、計８チームで決勝トーナメントを行いました。日本は予選2勝1敗で通過して、その後、ベスト8でレバノンに延長戦の末、負けてしまいました。
大会の審判は15日にフィットネステストを行い、14名中13名がパス、1名がケガで参加できず、大会期間中はタイムキーパーのみの参加になりました。フィットネステストが終了すると、レフリーセミナーがあり、競技規則の確認や大会規定の確認を5時間かけて行いました。今回、大会に初めてきた審判、ビーチサッカーの審判を初めてする審判、経験のある審判が混在していましたので時間を取って説明してくれました。
私は毎朝欠かさず行ってきていることがあります。それは、朝のランニングです。今大会も毎朝ランニングを行いました。中国の町並みなどを写真に撮っては走りと６ｋｍ～７ｋｍぐらいを走りました。
16日、いよいよ大会が開幕しました。この日は、なんと2ピッチを使い行う変則デーでした。なぜなら、この日の夕方、アジアビーチゲームズの開会式（オープニングセレモニー）があったためです。試合は9時キックオフから始まり、大忙しなスケジュールでした。審判の中には、急にタイムキーパーをやれと言われて審判することもあったようです。私はこの日主審と第3審判を行いました。
今回は、2011年のワールドカップで、いろいろ反省したことを実践しようと思って臨んだ大会でしたので、気持ちも体調も、すごく充実していました。試合中も気持ちにゆとりがありました。
17日、18日と毎日2試合ずつ割り当てがあり、体調とメンタルのコントロールに気をつけていました。特にメンタル面で落ち込んだり、気持ちが変に高ぶらないように一人で落ち着いて過ごすようにしてボーとしたり、海を見たり、チームの練習を見たり、試合を見てイメージを作ったりしていました。
18日のＵＡＥ－バーレーンの試合でバーレーンのＧＫが一人でテンションが上がってしまい、どうにもならなくなりました。私は時間をかけて、何とか試合に集中してもらえるようにコミュニケーションを取りました。時間がかかってしまい、試合が間延びしてしまって、インストラクターからも時間が長すぎるね。とアドバイスを受けました。しかし、ＧＫは何とか試合集中してくれ、試合は負けてしまいましたが、退場もさせずに終えることできました。昨年までの自分だったら、すぐに警告退場！！になってしまったと思います。ワールドカップなどで、いろんな経験から選手を落ち着かせることを学びました。
