Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

「こども110番の駅」制度が全国171社でスタートへ

2006年03月11日 19時00分57秒 | 鉄道ニュース(総合)
関連:
京浜急行電鉄ホームページ: 鉄道事業者による「こども110番の駅」の全国的取組みについて


今から丁度1年程前、このブログでもお伝えした「こども110番の駅」の取り組みが、いよいよ全国区に拡大されることになりました。
こうした取り組みをしなくてはならないことは、様々な意味で悲しい世の中になったことを意味します。
しかし、たったの1年で全国171社局、2,819駅に取り組みを拡大したのですから、それは担当者の皆さんの「子供を守りたい」という強い気持ち以外の何者でもありません。
そういう意味では、まだまだこの国もどん底まで落ちてはいないと言えるでしょう。

では、全国区になったということで、改めて取り組みをご存じない方に簡単に説明したいと思います。(より詳しいことは、関連のリンク先を御覧下さい。)

この取り組みは、所謂「こども110番の家」の駅版です。
子供が助けを求めてきた場合に、駅で彼らを保護し、代わりに110番通報を行うといったことが、主な対応となります。
駅というのは、無人駅や委託駅、その他私鉄の一部の駅などを別にすれば、原則として始発から終電まで駅員が常駐しているもの。
その原則を非常にうまく活用したのが、この取り組みだと言えるでしょう。

ただ、少し気になるのは、駅員及び駅の周囲にたまたま居合わせた人々の安全確保がどの程度可能なのか。
子供に危害を加えようとした人間がある程度冷静な判断能力をもっていれば、駅に自ら乗り込んでいくなんてバカな真似はしないでしょう。
しかし、もしもそうでなかったとしたら、果たして殆どが素人同然である駅員さんにどの程度の対処が可能か、そして周囲の人々の安全はどうなるのか、疑問が残ります。
そう考えると、最低限、使用しても正当防衛になる程度の防犯用具の常備と、使用方法の訓練くらいはしておくべきではないでしょうか。(最近では、不審者を確保するための道具として刺又を置いている小学校などもあると言いますし。)

また、最悪の事態が発生した場合に、責任の所在がどうなるのかも現状ではよくわかりません。
専門的な訓練を受けていない一駅員として出来る限りの対応をしたにも関わらず、何らかの責任を問われるのであれば、それはやはり問題です。(その状況にもよりますが)
そこら辺のことについても、十分考え、広く一般の方に公開する必要があると言えるでしょう。


このニュースについての詳細は、関連のリンク先を御覧下さい。

名古屋市交通局 市営交通資料センター10周年記念展を開催

2006年03月11日 18時22分34秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
名古屋市交通局ホームページ:市営交通資料センター10周記念展開催のお知らせ


名古屋市交通局は10日、同局が運営する「市営交通資料センター」の開館10周年を記念して特別展を実施すると発表しました。
今回行われるのは、名古屋在住の写真家 岡本明彦氏による「市バス・地下鉄平成のあゆみ」写真展、地下鉄名城線環状化までの軌跡、基幹バスをもっと知ろう等。
このほか、お約束のイベントとして交通局の制服を着ての記念撮影コーナーなども設置されるそうです。

開催は3月17日~19日までの3日間。
場所は市営交通資料センター(丸の内会館6F・7F)。
開催時間は10時~17時(最終入場16:30)となっております。
気になる入場料も無料ですので、近くに御住まいの方はちょっと出掛けてみては如何でしょうか。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。


小田急 新宿駅地上ホームに「ロマンスカーカフェ」をオープン

2006年03月11日 18時10分12秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
小田急電鉄ホームページ:3月31日(金)「ロマンスカーカフェ」オープン(PDF)


さて、世の中ももうすぐ春休み、行楽シーズンで御座います。
それにあわせてなのか知りませんが、小田急がこんな店をオープンさせるそうです。

「ロマンスカーカフェ」

関連のリンク先を見る限りでは、最近多いセルフサービス方式の喫茶店となる模様。
ターゲット層は主にロマンスカー乗車前の乗客と推測されますが、ロマンスカー利用者以外お断りという訳ではないので、広告方法と店の質次第では小田急利用者のちょっとした憩いの場となりそうです。
店舗デザインは、ロマンスカーVSEのデザインでも御馴染み、岡部憲明氏が代表を務める「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」が担当。

ちなみに、店舗内のテーマカラーとして、SE車以来、改造前のLSE車まで連綿と受け継がれてきたバーミリオンオレンジが使用されるのだとか。
わかってるじゃん、小田急さん(&岡田さん)

という訳で、気になる「ロマンスカーカフェ」のオープンは3月31日。
本格的な春休みシーズンからは少し外れてしまいますが、箱根や江ノ島までご旅行の折には、利用してみては如何でしょうか。

このニュースについての詳細は、関連のリンク先を御覧下さい。

ただ、個人的にちょっと気になったのは、アルコールがメニューにあること。
別にそれ自体は全然構わんと思うのですが、営業時間が23:00まである訳で…。
昼間のお洒落な喫茶店が、平日夜は飲み屋に変身なんてオチはちょっとねぇ。
勿論、それもひとつの戦略ではありますが、昼間使っていた人々が夜の状況を見て店のイメージをダウンさせるなんて事態も考えられるのです。
小田急さんには、そこら辺の舵取りをしっかりとやって頂きたいと思います。