VIPルーム

第２夏宿に関わっての南極だよりです。
先日の南極だよりに説明が少なかったのは、はじめから２回に分ける予定だったからでしょうか？
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2006年1月29日（日）　快晴　VIPルーム

47次隊がこれまでお世話になってきた２夏であるが、まだ不思議なところがある。

２つの建物を機械室やバイオトイレ、焼却トイレを設けた銀色の建物でつなげた２夏であるが、２つの建物を結ぶ通路がこの銀色の建物の他にもある。
禁煙ロビーと喫煙ロビーを結ぶ通路だ。
この通路は禁煙ロビーの一番奥と喫煙ロビーの中ほどを結んでいるのだが、この通路の奥側がサンルームとなっている。
天井が透明なアクリル板？で葺かれているので日中は温室状態となり物干し場としては最高だ。
暖かければここもロビーにすればよいとも思うが、そもそもうなぎの寝床状態だし、夜はかなり冷え込むのでくつろぐには向かないのだ。
それに洗濯物がずらっと干してあって落ち着かない。

さて、この通路を挟んで反対側、銀色の建物との間で仕切られた空間にＶＩＰルームはある。
２畳ほどの広さで、作り付けの１段ベットが備え付けられている。
なんとも不思議な空間ではある。
通路とはカーテンで仕切られているだけなので夜はかなり寒い。
で、現在ここは白石隊長の寝室となっている。
夜は寒いしロビーの話声も筒抜けで眠れないのでは？とも思うが、本来山男の隊長は全然気にしておられない様子だ。

---本日の私の主な夏作業---
・４７倉庫壁コーキング

---本日の47次隊昭和基地の主な夏作業---
・防油提、燃料油送配管工事
・４７倉庫
・コンクリプラント
・廃棄物処理

＜日の出日の入＞
日の出　　2:24
日の入　 22:40

＜気象情報＞
最高気温 　2.9℃
最低気温 -2.6℃
平均気温 0.1℃
平均湿度　 64％
平均風速 7.3m/s
日照時間 17.1時間
気象庁webより
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さらにメールには私の作った第２夏宿の説明画像に補足とチェックが入りました。

燃焼トイレは銀色の建物の中にもあるのだけれど使用禁止です。
これは匂いがきつかったからと聞いています。
外の燃焼トイレは電力を食いすぎるので使用禁止だとか。
赤い建物のドアも入り口になってます。
こちらは喫煙部屋への入り口、銀色の建物の入り口は禁煙部屋への入り口です。
うら側、禁煙ロビーが喫煙ロビーと打ち間違えてるよ。

かなり具体的に分かってきました。
ということで、もう一度描いてみます。←まだやるかっ！

たぶん、これを描いた私と、昭和基地に行ったことのない方でこの記事を読んでくださった方は、やけに第２宿舎に詳しい一般人になったと思います。
なんの役に立つかは分かりませんけれど。

白石隊長は自ら通路の部屋をかってでたのでしょうか？
やはり何度も南極を訪れていると、苦境に強くなられるのですね？
いえ、それよりも私は隊員の声を子守唄に？お休みになられる隊長さんは、たぶん苦楽も隊員と一緒にされるすばらしいリーダーなのだろうと感じました。