休みといってもちっとも休めないのが年末。
一日家でのんびりしてみたいものだけれど、結局いつも通りに起きて職場に行く毎日。
こういうときでもないと、できない仕事があるのですよね。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年12月26日(火)晴れ SM60S
48次隊では新しい雪上車を持ち込んでいる。
SM60S型。
もちろん大原鉄工所製である。
これは将来の観測船からの物資輸送がコンテナベースとなるため、その牽引用の雪上車である。
これまでの雪上車と変わっているところも多い。
外観上特徴的なのは前に排土板がついていることだろう。
これは雪面を均すのに有効だ。
#簡易ブルドーザーみたい
現在はついていないが後付でクレーンもつくようで、その部品も搬入した。
キャビンから大きく張り出したキャタも特徴的だ。
接地圧をできるだけ少なくするためだろう。
#正面から見るとキャタが横にはみ出しています
後部は荷台となっていて、キャビンに乗車できるのは2-3名か。
運転はテンパーではなく、丸ハンドルで行う。
排土板のジョイスティックが運転手の右前についているので、片手で運転できるようにするためだと思われる。
#他の雪上車に比べて、普通の車に近いつくりですね
もう一つの大きな特徴はヘッドライトがついていないこと。
夏季のコンテナ輸送がメインなので、白夜の最中にライトは要らないのであった。
氷上輸送の荷受け現場を均すために森山さん@機械&大原鉄工所が、早速運転していたのだが、楽しそうだったのが印象的だ。
その気持ちわかるなぁ。
-----12月26日本日の作業など-----
・氷上輸送荷受け(47号、クローラークレーン、クローラーフォーク)
・HVS Air濃度計算 >>> good
・精製装置圧力モニタ用PC設定
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
・くるくるバーwith 48
<日の出日の入>
日の出 なし
日の入 なし
<気象情報>
平均気温0.5℃
最高気温2.6℃(1844) 最低気温-2.8℃(0009)
平均風速4.1m/s
最大平均風速9.1m/s風向ENE(0850) 最大瞬間風速12.3m/s風向NE(1034)
日照時間 3.9時間
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とうとうこの雪上車が昭和基地に来たのですね!
この雪上車の性能試験をしたときに新聞記事になったのでした。
記事そのものはすでに削除されていますが、大原鉄工所webに、トピック新潟日報(4月26日朝刊)に当社開発の新型南極観測車の性能試験についての記事が掲載されました。として載っています。
実際に南極の地を活躍している(動いているのは見ることができないけれど)姿を見られるのは嬉しいです。
大原鉄工所の方もこの南極だよりを見てくれるといいな。
後続船になればコンテナ輸送になると聞いていますが、しらせではまだコンテナはあまり扱っていない様子。
ですから、この雪上車にもコンテナではなく荷物が載っていますね。
このように小さな荷物の場合には、トラックの荷台のように横の壁?がないため、必ず固定して運ばなければならないのですが、コンテナになったらどんなに威力を発揮するのか楽しみです。
そういえば、47次で持ち込んだ汚水処理機はコンテナ入りで、コンテナを運ぶ橇も一緒に持ち込んだのを思い出しました。
#コンテナ用橇
どうやって使うかはよく分かりません
今回の雪上車とコンテナ用橇はセット?
どんなふうに使うのか見てみたいですが、あと数年待たなければならないですね。
森山さんが嬉しそうに運転していたのは、開発に携わったからでしょうか?
4月に性能試験ですから、森山さんが日本にいるときに一緒に作っていたのかもしれませんね。
オマケ
この雪上車にはナンバープレートがある?と思ってよーく見てみると・・
まだ積み荷として「しらせ」から下りてきたばかりですという印だったみたいです。
「しらせ」に載せるものには、重量や大きさなどを細かく表示し、書類も提出することになっているのだそうです。
#N/Wはnet weight(正味重量)、G/Wはgross weight(梱包重量)
梱包していないときにも書くのですね。
一日家でのんびりしてみたいものだけれど、結局いつも通りに起きて職場に行く毎日。
こういうときでもないと、できない仕事があるのですよね。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年12月26日(火)晴れ SM60S
48次隊では新しい雪上車を持ち込んでいる。
SM60S型。
もちろん大原鉄工所製である。
これは将来の観測船からの物資輸送がコンテナベースとなるため、その牽引用の雪上車である。
これまでの雪上車と変わっているところも多い。
外観上特徴的なのは前に排土板がついていることだろう。
これは雪面を均すのに有効だ。
#簡易ブルドーザーみたい
現在はついていないが後付でクレーンもつくようで、その部品も搬入した。
キャビンから大きく張り出したキャタも特徴的だ。
接地圧をできるだけ少なくするためだろう。
#正面から見るとキャタが横にはみ出しています
後部は荷台となっていて、キャビンに乗車できるのは2-3名か。
運転はテンパーではなく、丸ハンドルで行う。
排土板のジョイスティックが運転手の右前についているので、片手で運転できるようにするためだと思われる。
#他の雪上車に比べて、普通の車に近いつくりですね
もう一つの大きな特徴はヘッドライトがついていないこと。
夏季のコンテナ輸送がメインなので、白夜の最中にライトは要らないのであった。
氷上輸送の荷受け現場を均すために森山さん@機械&大原鉄工所が、早速運転していたのだが、楽しそうだったのが印象的だ。
その気持ちわかるなぁ。
-----12月26日本日の作業など-----
・氷上輸送荷受け(47号、クローラークレーン、クローラーフォーク)
・HVS Air濃度計算 >>> good
・精製装置圧力モニタ用PC設定
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
・くるくるバーwith 48
<日の出日の入>
日の出 なし
日の入 なし
<気象情報>
平均気温0.5℃
最高気温2.6℃(1844) 最低気温-2.8℃(0009)
平均風速4.1m/s
最大平均風速9.1m/s風向ENE(0850) 最大瞬間風速12.3m/s風向NE(1034)
日照時間 3.9時間
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とうとうこの雪上車が昭和基地に来たのですね!
この雪上車の性能試験をしたときに新聞記事になったのでした。
記事そのものはすでに削除されていますが、大原鉄工所webに、トピック新潟日報(4月26日朝刊)に当社開発の新型南極観測車の性能試験についての記事が掲載されました。として載っています。
実際に南極の地を活躍している(動いているのは見ることができないけれど)姿を見られるのは嬉しいです。
大原鉄工所の方もこの南極だよりを見てくれるといいな。
後続船になればコンテナ輸送になると聞いていますが、しらせではまだコンテナはあまり扱っていない様子。
ですから、この雪上車にもコンテナではなく荷物が載っていますね。
このように小さな荷物の場合には、トラックの荷台のように横の壁?がないため、必ず固定して運ばなければならないのですが、コンテナになったらどんなに威力を発揮するのか楽しみです。
そういえば、47次で持ち込んだ汚水処理機はコンテナ入りで、コンテナを運ぶ橇も一緒に持ち込んだのを思い出しました。
#コンテナ用橇
どうやって使うかはよく分かりません
今回の雪上車とコンテナ用橇はセット?
どんなふうに使うのか見てみたいですが、あと数年待たなければならないですね。
森山さんが嬉しそうに運転していたのは、開発に携わったからでしょうか?
4月に性能試験ですから、森山さんが日本にいるときに一緒に作っていたのかもしれませんね。
オマケ
この雪上車にはナンバープレートがある?と思ってよーく見てみると・・
まだ積み荷として「しらせ」から下りてきたばかりですという印だったみたいです。
「しらせ」に載せるものには、重量や大きさなどを細かく表示し、書類も提出することになっているのだそうです。
#N/Wはnet weight(正味重量)、G/Wはgross weight(梱包重量)
梱包していないときにも書くのですね。