--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

ラングホブデってどんなところ?

2005-08-30 | 昭和基地NOW!!
先日更新された、昭和基地NOW!!の「ラングホブデ方面へのルート工作」の画像がアップされないということも手伝って、ラングホブデという地名が忘れられずにいました。
どんなところなのか、何をするのか、どういうコースでのルート工作なのか・・・。
それとは別に、南極の生き物で気になっている(かわいいので)ユキドリを調べようと思って検索すると、ユキドリの営巣地の写真の下に撮影地がラングホブデとなっているのに気づいたのです。
「南極昭和基地周辺の蘚苔類」というサイトの「生育環境からさがす」をクリックするとユキドリ営巣地というのが出てきます。
ラングホブデというところはユキドリの営巣地であり、ユキドリの糞によって栄養分が運ばれてギンゴケ、オオハリガネゴケ、ヤノウエノアカゴケなどが育つ場所であると分かりました。
露岩地域だということで、地学的な研究のフィールドでもあるのですね。
さらに南極プロジェクトの8月のホワイトメールを探ってみると26日~28日にラングホブデを訪れてた記事が出ていました。
昭和基地から南に30Km、ルートは海氷上を行くと書いてあります。
夏にはヘリで行ったと書いてあるので、氷の張ったときだけ雪上車で行くのかもしれません。
地図を確認してみると(南極プロジェクト右下をクリック)ラングホブデは確かに昭和基地の南南東に位置し、とっつき岬を通る内陸旅行とは全く違うルートだということが分かります。
過去の昭和基地NOW!!もチェックしてみると第43次隊の南方ルート工作が見つかりました。
こちらはラングホブデまで約40km、スカルブスネスまで約60km、最終地点のスカーレンまで約90kmのルート工作をしたと書いてありました。
ラングホブデまでのルートもその年の海氷上の状況によって違うのですね。
また、第39次隊の野外地学観測では観測の様子が出ており、ずいぶん様子が分かってきました。
これも、画像が見られなかったからかもしれません。
知らないことを一つ一つ探る楽しみに最近ハマりつつあります。



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