--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

コーナーリフレクタと大気エアロゾル観測

2006-05-13 | 昭和基地NOW!!
昨日、久しぶりに「昭和基地NOW!!」が更新されたと思ったら、今日もまた更新されていました。

昨日の更新は「コーナーリフレクタ」澤柿さんが先日執筆していたとブログに書いていたのを見ていたので楽しみにしていました。
コーナーリフレクタについては分からないなりに今までずいぶん調べたし、地球観測衛星「だいち」との関わりもあるのかないのかを含めて47次出発前から気にしていたので、記事の内容をすんなりと理解することができました。
でも、まだ理解できていないこともたくさんあります。
根本的なところでは、衛星からの電波を正確に反射して衛星の軌道やレーダーの性能を検証するというのですが、実際にはどうして軌道やレーダの性能が検証できるのか、具体的に納得できていません。
調べてもそこまで詳しいことは出ていないのです。
「電波を入射方向と同じ方向に反射させます」と書いてあるので、位置がはっきりしているものから方向のはっきりした電波が入ってくることで検証でき、正しく稼働しているかどうかが分かると言うことでしょうか?

今日更新されたのは、なんと!「大気エアロゾル観測」
コーナーリフレクタといい、エアロゾルといい、最近の話題満載です(マイブームですが)。
エアロゾル観測という分野が渡井さんの観測分野と近いこともあって、比較的身近に感じて話題にしてきたものでもありました。
10月に「白くならない息」と「星のささやき」という記事を書いたのですが、そのときに初めて知ったのがエアロゾルでした。
核になる物質がなければ息が白くならないなんて考えたことがなかったので、それはそれは驚きでした。
それ以来、飛行機雲を見てもエアロゾル、山小屋の煙突からあがる煙を見てもエアロゾル・・。
なんだか面白いと思いませんか?
清浄大気観測室は基地主要施設から300mほど離れた風上側にあり、基地から出る排気の影響を極力受けないようにしてあるとのこと、同じ熱さのお湯でも清浄大気観測室付近と基地主要施設付近では少し見え方が違うのでしょうね?
清浄大気観測室というのは今年変更された名前だそうで、前はエアロゾル小屋と呼ばれていました。
通称「ゾル小屋」だそうです。

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