記者クラブマスメディアの見出しだけを見ると
「権力を積極的に擁護して、消極的に批判する」という
傾向があるように思う。
電車の中でスマホを夢中でいじっている多数の人々を
チラ見してみると、大概は”飛ばし読み”をしているようだ。
つまり見出しくらいしか読まない。
見出しで判断する。
そりゃそうだ、あんな小さな画面の細かい文字をいちいち
読む気にはなれないだろうし。
私はここのところ夏バテして家に籠っているけれど、アベの場合は
隔離されているのだろう。
籠るのと隔離されるのは全く違う。
アベ一強なんていわれるのは、YESマンばかりに囲まれて隔離され
ているからだろうし、そういう隔離状況を官邸の官僚たちが創作
しているからだろうと思う。
また、彼らの国会閉じている期間にやることは、バーチャルな敵
(仮想の敵)を作り出して”良い子ぶる”というやり方だ。
今回の馬鹿国会議員の差別発言に、今度は首相が批判してみせると
アベやるじゃんという風に見出しだけな人々は思う。そういうよう
に誘導されている。
都知事選前に前原クーデターにより民進党が分裂して、小池新党が
都の自民党批判をするという「バーチャル敵対構図」は、あの選挙
では有効に働いたが、結局蓋を開ければ公約は全く守られず以下
同文だ。
数年前に同じ手法が大阪で使われて、橋の下の大阪維新が大勝した
のも記憶に新しい。
そうしながら新たな問題が、後から後から噴出するが、まずキチンと
説明責任を果たすべきは、政界や官僚霞が関を揺るがす汚職改竄隠蔽
公有地不正払い下げなど、いわゆるモリカケ問題についてなのだが、
ことの始まりは、近畿財務局や航空局そして豊中市から始まった。
ここへきてマスメディアは一斉にこの問題を隠蔽しだした。
幕引きしたいのがミエミエだが、であるからソコこそが政権にとり
”一番痛い腹”ということになる。
抗議デモを見たが、東京の医科大学の入試には6万円もかかるという。
息子が全国模試や地方模試?などを受けると、答案用紙が戻ってきてどの
問題を間違えてどの問題を正解したのかがはっきり分かるようになって
いた。
多様な問題を孕んでいるが、6万円払って解答用紙が戻ってこないのは
どうも納得がいかないが、受験生はどうだろうか。あるいは在校生は
そのことをどう思うだろうか。率直な意見を聞いてみたいと思うのだ。
採点された解答用紙が戻って来たなら、関連する問題は殆ど解決する
ような気がするかどうだろうか。