JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

記憶こそが時間

2007年12月11日 | Weblog
先日HOT RODのカーショーイベントに行きました。ピカピカに改造されたバイクや古いクルマたちは、カッコ良くてツルツルです。でも、ボディの再塗装は「積み重ねて来た時間を塗り替えてしまう様で嫌いだな」と改めて思いました。車ですから走っていればキズだってサビだって、陽の光にだって当るし、共に歩んで来た証じゃあ無いですか!表面のヤレ具合ぐらいでそのクルマの価値や素晴らしさなんて変わりません。人間で言えば整形手術だね。どんなに技術が進歩しようとも、この時間だけは塗装で再現出来ないのです。友達が古いメタリカのポスターを持っているけれど「トイレのドアにずっと貼ってあった様なシワや汚れでボロボロの状態で飾りたいのに、ピカピカの状態で手に入れてしまったので悩んでいる」と言ってました。一刻も早くトイレに貼ればいいのに!何でも使ってナンボ!使われてる姿が物が一番喜んでいるはずです。エイジング塗装やユーズド加工なんて罰当たりで、もったいないオバケの行列に襲われちゃうよ!