JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

イジメと想像力

2007年12月05日 | Weblog
前に紹介した毎日チェックしている セレクト2ちゃんねるの「二人の幼馴染を通じて女友達を増やしたい」での臨場感ある いじめの実態に、おれの中学時代を思い出しました。かなり田舎の中学で、更に山奥の1クラスの小学校と合流するのですが その小学校時代からイジメられて来た強烈な女の子がいたのです。大きな体に洗わないおさげ髪 牛乳瓶底メガネで、正直 納得の容姿に悪循環で暴れてしまう問題児キャラでした。おれは小学校の文集で好きな言葉の欄に「直進」と書く様な正義感病だったので、理不尽で幼稚なイジメには全力で戦いました。イジメる側を説得しようと試みると「実際に被害に遭えばイヤなのが解るよ」と、実質的な暴れられて文具を破壊される被害とは別の、目障りだとかイメージ的な架空の被害への解釈に悩みました。イメージと実害とが相乗効果で盛上がる仕組も理解出来ます。当の本人とはアニメ系の話題で仲良しでしたから彼女が描き続ける翼くんや星矢の情熱的な絵に感動したし、純粋で可愛い見た目では無い魅力を知っていました。ある日、時々起こる爆発で彼女が暴れ出してしまいました!椅子や机を投げるパワーに凄みがありましたが、こういった狂いっぷりが更にイメージを極悪にしてしまう!おれは、油を注ぐ幼稚なイジメっこを止めると同時に彼女を制しに挑戦しました。一瞬でした!おれは彼女に殴られて号泣!涙と鼻水まみれで彼女にしがみつきました。涙が止まらず「何でおれが殴られるんだよ~!」と、イジメっこと彼女に何度も叫びながら音楽室に逃げて はばからずに泣き続けました。おれの人生最低の理不尽さで地獄の様に悲しむ おれを、幼稚で馬鹿なイジメっこや他のクラスの奴が かわりがわりに覗きに来ては「泣かされた~」「ほんとだ~」その度にイライラしたおれは「何でおれが殴られるんだ~」と泣き叫ぶばかりで、遂には「つっちーが狂った~」と おおはしゃぎです。みんな死ね~!と本気で思いました。彼女にとって、おれは見方で友達だと 一方的に思い込んでいた屈辱感、怒りで自分以外全て敵に見えてしまう程の苦しみ、明らかなイジメ問題を「避けなければ あんた生きて行けないよ」と諭す最低な教師の役立たず、葛藤でそのまま授業はサボり 復活した酷い顔のおれをニヤニヤ「大丈夫か」って奴を全員全力で睨んでやった。「この世界には状況だけで踊らされる低能の馬鹿ばっかりで、表面しか見れない 想像力の無い奴がほとんどか!」何で泣いたのか?なんて想像出来ないレベルの低さに現実を思い知った事件でした。その後、彼女とも何事も無かった様に仲良くできました。発散すると忘れた様にケロっとする彼女の純粋さが危うくて素敵でした!少しはイジメも弱まりましたが、おれの低能を見る眼はそのまま見下していました。今も世界に対して想像力の無さを疑って生きています。