JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

自分越えドロップ

2007年08月28日 | Weblog
「毎日ひとつ自分越え」とはタローマンツアーを共にしたダイコン君の流行語大賞ですが、この 言葉だけでは無いダイコン先生の熱い生き様と激しく攻めるスケートスタイルを目の当りにしたツアーメンバーが、強い影響を受けて「自分越えの連鎖」が起きています。おれのパートナーは出会って直ぐにスケートボードに目覚め、平地でノープッシュ(足で地面を蹴らない)ポンピング加速をマスターし坂道を探しにクルージングデエトを楽しむナイスで立派なスケーターなのですが、ランプの「ドロップイン」を避けたまま10年滑って来てしまったのです。スケートボードはそれぞれが自分のペースで挑戦する自由な遊びなので、只の度胸試しを煽るよりも自ら挑戦する日を待っていました。誰もが踏み出す第一歩がドロップインで、大きな壁は彼女にとってはバンジージャンプなのです。ツアー中 ボウルの壁を高速で走り回るダイコン君やヒロッシャーの熱い滑りに憧れて、遂に踏み出す決意でスケートパークへ、勇気を出して遂に 遂に飛んだのです!!ボードに乗る基礎はミニランプしか知らないスケーターよりも勝るバランス感覚の部分を持つ彼女らしく完璧なフォームで成功しました。祝杯のビールの味は格別で、こんな勇気を奮い起こさせてくれた先生方に「自分越え報告」をしたい!と電話報告「恐かったけど自分越え出来たのは、憧れさせてくれたおかげ!本当にありがとう!生きてた意味があった!!」と号泣。スケーターにとって身に覚えのある感覚で感動!そんな超える瞬間に立ち会うと鳥肌が立ちます。諦めずに続けていると、この喜びや感動は毎日やってくるのです。思い起こせば10年前初心者の彼女を相模湖近くのダウンヒルに挑戦させてクラッシュ!額から大量に流血の大コブで「もう一緒に滑れないかな?」と思いきや、彼女は悔しくて一人で毎晩猛特訓、5キロ以上ある大学までスケートで通学!と惚れ直す事件からして、スケートする為に生まれて来た様な人間なのです。それぞれにとっての ほんの小さな自分越えでも その場に居合わせた名も知らぬスケーターは目敏く認め拍手や歓声、ボードでランプを叩きまくる喝采で賞賛し合う素敵な世界!この感動をもっともっと広めて「生きてた意味があった」と一人でも多く言わせたいと再確認した出来事でした。本当におめでとう!そして ありがとう!!