JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

混沌秩序 紅白梅合戦

2007年08月22日 | Weblog
純粋さを守ると言う事は並大抵の努力では足りない困難な事です。男特有の好奇心から「試して知らなきゃ語れない」という論理から自分を汚して生きて来たけど、1997年のある日 紅白の梅の木の話を知ったのです。優性遺伝子 劣性遺伝子という変える事の出来ない法則があって、白い梅の近くに紅い梅があると白い梅が紅く染まってきてしまうのです。それを防ぐには紅くなりかけた花を切らなければならなくて、放っとけば全て紅く染まり 二度と白くは戻らないというのです。この現実には愕然として 生物レベルに存在する優劣のはかなさに涙が出てしまいました。人間に置き換えて、これは努力が無ければ自然に滅亡へと向っているのではないか?と不安になったのです。でもでも...この世に白い梅が無くなって困るかなぁ?と自然のなりゆきを信じて考えてみると、別にいいのかなぁ?葛藤になります。進化はどうなのか?絶滅する様な弱い生物は淘汰されて洗練される自然?より精巧な擬態に進化した葉っぱの虫の様に、人間も美人が より子供を産む現実から 美人が増えて行く進化。欲も自然?この世に人間がいる以上本当の自然なんて存在しないのかもしれない。あ、白い梅も人間の欲が守ろうとしているのか?小さい頃、それぞれきれいな色の絵の具を混ぜまくったら酷い色になった経験あるよね 混沌カオスと秩序の関係でも、混沌そのものが完璧に秩序に戻る事は無理があり、こんな色使えないって流される事もあるでしょう。死刑判決だよね。延々と紅白の梅の話は結論無く膨らむので、話題に困った時はオススメです。