MAKO’s日記

身の回りでの出来事

レコード

2008-02-21 22:50:44 | Weblog

●レコードを聴いている。
 何年ぶりだろう。
 アンプの調子が悪く、かすかにぶーーんとハムが入る。

 そういえば、このアンプになってからじっくりとレコードを聴いたことがない。
 このアンプとは、Sunsui の AU-D707。
 このアンプの InputSelector の接触が悪く、時々右チャンネルが聞こえなくなったり、左チャンネルが聞こえなくなったり…
 もっとも、弟から譲り受けたものなので文句は言えない。

 さて、じっくり聞きはじめると、妙にハムが気になる。 60Hz のぶーーん。
 もうひとつの MM に配線しなおしてみると、半分以下になるようだ。
 気を取り直して、続けて聞く。

 ドボルザーク の イギリス。 交響曲第8番。
 ジョージ・セル(もう亡くなってしまった)指揮のクリーブランド管弦楽団の演奏。

 この音色が好きだ。
 レコードでは、演奏そのものの音は絶対に出ない。
 でも、イミテーションらしい上品な音が好きだ。
 ほかのものは、いかにも弦楽器の音です、という顔をしてしゃしゃり出てくる。

 しかし、プレーヤーも変わってしまったせいか、いまいち、何かが変。
 それとも、昔の良いイメージだけが残っているのか。

 FOA さん。斎藤君ちで聞いた、あの淡々とした音が恋しいよーー。


手術後化学療法第6クール(トータル第10クール) 35日目

2008-02-17 23:59:59 | 癌性腹膜炎

●癌性腹膜炎、手術後化学療法第6クール(トータル第10クール) 35日目。

 2月9日(日) 妻の顔を見に実家へ向かう。
         
         まあまあ、元気な様子。
         安心して、実家で寝てしまった。
         昼食だ、ということで起こされて、お父さんお母さん、
        いっしょに食べた
         またしても眠くなり寝ていたら、妻に揺り起こされた。
         天気がいいので散歩に行こう、というのだ。
         
         近くの道路を妻と一緒にぶらぶらと…。
         こんなこと何年ぶりだろう、
        先ほどまで気ぜわしく動いていたのが嘘のようだ。
         ゆっくりとした時間が流れている。
         ふと土手を見ると、あれ、
        こんな時期なのにふきのとうが芽を出している。
         妻は、しめしめとばかりに、ふきのとうを摘みにかかる。
         私は、ふきのとうの料理は好きではないが、摘むのは好きだ。
         一緒に摘んだ。
         5~6個摘んだら、妻はうれしそうに、へへっ、と小さく笑った。

 2月15日~17日(金~日)
         子供が急に帰ってきた。
         というより、以前から連絡はあったが、忘れていた。
         こちらに着いた、ということなので
        「迎えに行く」とCメールを打った。
         「いや、もう家に着いた。」という返事。
         一瞬パニック。
         何のことはない、車で家へ直接帰ってきた。
         強引にも、スノータイヤはガソリンスタンドで入れた、という。
         全く、予定も何もない奴。
         でも、何としてでも帰ってきてくれて、うれしい。
         金曜日の夕食で、思わず日本酒を飲みすぎてしまった。
       
         翌日、次男は妻の実家へ行ったようだ。
         私は、しこしこと仕事だったので……
         その夜は、実家に泊まった。
         ので、私は少し寂しく、やっぱり日本酒を、
        また少し飲みすぎてしまった、

         次の日曜日も、急遽仕事になり、
        やっと、昼食を、一緒に食べた。
         その後、さっさと戻っていった。


手術後化学療法第6クール(トータル第10クール) 21日目

2008-02-07 19:51:45 | 癌性腹膜炎

●癌性腹膜炎、手術後化学療法第6クール(トータル第10クール) 21日目。

 2月3日(日) 吐き気と下痢がやっと収まってきたようだ。
         外出し、二人でうどんを食べに行った。
         だいぶお腹がすいていたようで、よく食べていた。
          それもそのはずで、今は絶食中で水も飲んでいない。
          いきなり食べて大丈夫か?、と思ったら、
         病院へ着いた頃からお腹が痛い、と言い出した。
          しばらく、車の中でじっとしていたら収まってきたようで、
         病院へ戻っていった。

 2月4日(月) 食事が置いてあったが、あまり食べていない。
         おいしくない、と言っていた。
         私がその食事をほおばった時、主治医が突然、カーテンから
        顔を出した。
         抗癌剤の悪影響があまりにも強すぎるので、
        後一回治療する予定だったが中断することにする、
        という説明をしに来られた。
         このまま居ても良いし、退院しても良い、ということだった。
         妻は迷わず、退院する、と言った。
         主治医が立ち去ると、私の携帯で、
        お父さんへ迎えに来るよう頼んでいた。

 2月5日(火) 退院、というより、病院を出た。

 ある意味、私は解放された。 病院通いを……
 今までは19時頃しか帰宅できなかったのが、18時には帰宅できるようになった。
 そして、妻の苦しい顔を見なくて良くなった。
 が、…… …

 さて、今日は私の健康診断。
 午前中いっぱい、かかってしまった。
 暫定的な結果は、まあまあ、特に悪いところ無し。
 胃の内視鏡検診は初めてだった。
 内視鏡が喉と食道を通る間、ものすごい吐き気が三回ほどあったが、何とか無事すごせた。
 びっくりしたのは、十二指腸潰瘍の後がある、ということだった。
 いつなったんだろう?。 昨年の5月まではプログラムを書いていたので、そのせいなのかなーー、なんて漠然と思っていた。
 他に、胃の一部と食道の一部がただれている、ということだった。

 後で、報告書が手元に届くようなので、その結果を持ってかかりつけの医者へ行こう……