今朝早く、雲一つない青空の函館港に真っ白な船体のクルーズ客船“飛鳥Ⅱ”(50,149トン)が
入港して来た...。クルーズ客船として函館港にお馴染みの“飛鳥Ⅱ”だが、新型コロナウ
イルスの影響もあって実に3年振りの寄港、また、若松ふ頭に着岸するのも初めてとあって
盛大に出迎えをすべきだったのだろうが、ちょっと様子がおかしい。24日に「夏のみちの
く・北海道クルーズ」で横浜港を出港、宮古港に寄港し函館港に向かう途中、乗船中の乗客
1名に新型コロナウイルス陽性者が確認され、クルーズは中止することとなったという...
函館港着岸後、陽性者と当初から函館港で下船予定だった70人を降ろし、この後予定してい
た室蘭港、大船渡港の寄港を取りやめ出発地の横浜港に戻るという...。折角の夏空、クル
ーズ日和で迎えられたのに残された乗客の方は予定していた下船しての市内観光も叶わず、デ
ッキから函館山や函館の町並みを眺めて戻ることになった。当初、出港は午後10時の予定だ
ったが、正午に繰り上げ“飛鳥Ⅱ”は大きな汽笛を3度鳴らし慌ただしく函館港を後にした...
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