( 05/26 撮影 )
函館港にお馴染みのクルーズ客船“MSC ベリッシマ”...。しかし、今年は初寄港のはずの5月8
日は強風に邪魔され港口まで来ていたのに着岸できずに抜港、2回目の5月17日は着岸はできたも
のの雨の中、「今年は運がないのかなあ」と思っていた今日の3回目寄港は風は少し冷たいものの“M
SC ベリッシマ”を歓迎するかのような青空が広がる。入港時間は相変わらず早朝で午前6時前...
今朝も“MSC ベリッシマ”(171,598㌧)が着岸する港町ふ頭の隣り、北ふ頭で待機..。全長
315mの真っ白な船体がのっしのっしとふ頭を目指してくるが、さすがにデカい。それもその
はずで“MSC ベリッシマ”を立てると函館山と並ぶ大きさで、まるで約3500人の住民が住む
巨大マンションだ。今回は、ジャパネットチャーターで「新緑の美 優雅に巡る日本一周クルーズ
10日間の旅」、24日横浜港を出港して函館が最初の寄港地。乗客の皆さんは貸切バスやタクシ
ーで市内観光を楽しんだ後、午後6時、次の寄港地、秋田港向かった(七重浜海岸で見送る)..
( 港町ふ頭を離れ、秋田港に向かう“MSC ベリッシマ” )
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函館が舞台となった劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が4月12日
公開となり、函館の街はこれを記念して映画とコラボしたイベントが開催されている...。“名
探偵コナン”といわれても,残念ながら「アニメでしょう」程度の感覚でよりないが、聞くとアニ
メでも “名探偵コナン” は国内のみならず世界レベルのアニメだという。そんなアニメの舞台が函
館の街となり、ふんだんに函館の街が映像で聖地化されて多くのファンが訪れるとなると、その
効果はレベルが違うという。早速、連休中から聖地巡りを楽しむファンが押し寄せている...
( 江戸川コナン ラッピングバス ) ( 服部平次 ラッピングバス )
函館バスでは、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」ラッピングバス3台を函館市内で運
行している..。電車と違ってバスはコースが多くなかなか遭遇する機会が少ないが、先日、四稜郭
へ花見に訪れた際目の前に現れた。聖地の北海道東照宮に向かうシャトル便で、1時間ほど待てば3
台が順次姿を見せるとの話。バスの旋回所に1時間余り待機して3台を撮り押さえた。どう知ったの
かその旋回所にも次々と車で乗り付けるファンがスマホを向け、満足そうに戻っていく。函館市内に
10箇所ある聖地を巡るスタンプラリーが行われているが、映画の後、聖地巡礼ブームが起きるか.
( 怪盗キッド ラッピングバス ) (聖地の一つ「北海道東照宮」 )
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( 05/11 撮影 )
JR函館駅で夏に向けた「秋田と津軽の観光PR」が行われた..。その一環として、秋田市
竿燈会の皆さんの“竿燈(かんとう)”演技披露が行われると聞き足を運ぶ。会場の駅前広場は
黄昏の青空ながら駅舎とホテルの間を吹き抜ける風が強く、ちょっと心配だ。午後7時、「大
若」と呼ばれる長さ12m、重さ50kgの“竿燈”に吊された提灯46個にそれぞれロウソクの
灯が灯され、準備が整うと竿燈囃子の勇壮な太鼓と笛の音が響き渡り“竿燈”が立ち上がる..
用意された“竿燈”3本が立ち上がると、観客席から「おう!!」とい感嘆の声とともに拍手が起こ
る...。ところが心配した風に流され“竿燈”が倒れ、提灯のローソクの火が消えるものがあっ
たが、担ぎ手の方は肩や額、腰に乗せたりと次々に技を披露する。観客も手拍子と「ドッコイ
ショー、ドッコイショー」の掛け声で盛り上げる。何度も倒れた“竿燈”はローソクの灯はほとん
ど消えたが、絶妙なバランスで“竿燈”を操る妙技に観客からは大きな拍手が送られていた...
ところで、秋田の“竿燈”まつり...。稲穂に見立てた竿に提灯をぶら下げた“竿燈”を担いで
迫力ある演技を披露するものだが、毎年8月3日から6日までの4日間の日程で開催される。
280本の“竿燈”が交通規制された大通りを埋め尽くし、笛の合図と同時に一斉に立ち上が
る“竿燈”の大迫力は一見の価値があるという。一度は、この目に見てみたいものだが...
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今年もサクラ・ソメイヨシノの開花が早く、連休前半には見頃を終え既に葉ザクラ、しかし、
遅咲きの八重桜が函館市内でも各所で見ごろを迎えている..。史跡“四稜郭”も、入口から
満開の八重桜の並木が迎え入れてくれ、土曜日の午後とあって花見を楽しむ家族連れが次々
と訪れている。バス通り脇にもかかわらず、郭内は意外に静寂で小鳥のさえずりも聞こえ、
土塁に登ると満開のサクラ越しに五稜郭タワーや函館山など市街地を望むことが出来る..
史跡“四稜郭”は、五稜郭の鎮守である北海道東照宮を守るため,五稜郭の北方約3kmの函館
を一望できる緩斜面台地にも洋式の台場..。4月末に訪れたときは郭内奧にあるソメイヨ
シノが満開で、今回は遅咲きの八重桜の並木が満開と二度の花見を楽めた。入口駐車場脇に
は、地元の町会が“四稜郭”のイメージアップを図ろうと取り組んだ芝桜も今が満開、訪れる
花見客を楽しませてくれる。満開のサクラを前に絵筆を走らせるご婦人2人、楽しそう...
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五稜郭公園のサクラは葉ザクラに変わりつつあるが、函館市内を流れる「亀田川」沿いには、こ
れから咲き出す八重桜等も多く、まだまだ花見は楽しめる..。赤川通り函館中央署を過ぎた五
稜郭橋の袂、下流川沿い3,40本もの“しだれ桜”が満開、まさに見ごろを迎えている。橋の上
から眺めるとピンク色の小山のように見えるサクラの花に目を奪われ、つい足を運んでしまう.
この“しだれ桜”、亀田川の河川改修の際に函館青年会議所のメンバーが「ラブリバー亀田川」運
動の一環で川沿いにサクラの木を植樹..。おそらく樹齢は30年を超えていると思われるが、
毎年サクラの花の咲き具合に豪華さが見られ、まだまだ北斗市・法亀寺の樹齢300年の“しだ
れ桜”に遠く及ばないものの、10年、20年後の “しだれ桜” の成長を楽しみにしたい....
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