霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

小郡から大田まで その1

2010年05月01日 | 山口の歩き旅
2010年5月1日(土)

朝から時雨模様ながらも、新緑のオゾンをたっぷりと吸い込むべく、久し振りにウォーキングに出かけてみた。
自宅から小郡の上郷駅まではチャリで行き、駅前の駐輪場にチャリを置いてから、県道28号を萩方面に向けて歩き始めた。
この道は、四十八瀬川沿いに自転車道も整備されていて、自転車も歩行者も非常に歩き易く、新緑とせせらぎを存分に楽しみながら歩くことができて嬉しい。

すぐに、頭の上に高架が見えてくるが(写真上)、山口宇部有料道路でまだ未開通な部分(山口市の嘉川・朝田間)の工事だ。県道路公社が工事を進めているようで、平成23年度に開通予定と聞いているが、やまぐち国体に無理やり合わせて開通させようとしているのだろうかネ。
10年位前に開催された「きらら博」の時もそうだったが、何とも立派な道路をウン十億円もの巨費を投じて造っていたなぁ(今はスカスカ道路だけど…)。かなり昔から、山口県の政治家は道路を造るのにえらく熱意があって、今回もご多分にもれず、小郡・萩道路など、相変わらず土建屋さんの槌音がけたたましく県内に響き渡っている訳だ。
ま、道路を造ること自体はさておいても、それを維持管理するために毎年、巨額の費用がかかっていることも県民としては忘れてはいけないのだが、その辺りの議論がきちんとされているのかどうかが、いまいち伝わってこないのは困ったもんだぁ。

二本木峠を越えて美祢市(旧美東町)に入り、真長田から法名を過ぎると右手に正現寺というお寺が見えたので立ち寄ってみたが、そのすぐ山門前でなにやら大きな鳥がちょこちょこ歩いている(写真中)。
どうみても雉だが、この辺りではごく普通のことなんだろうナ。そういえば昔、義父が美東町へ雉を射ちに行っていたことを思い出した。

才ヶ峠を越えて柿ノ木原に入り、ここの交差点からは国道490号になる。そのすぐ先、綾木の植竹交差点に差し掛かったところで吃驚。オイラの記憶ではここの交差点は三差路で、山口市内から吉敷の大峠を越えた国道435号が、右方向からきて交差しているはずだったのが、いつのまにやら四差路になっていて、ここを左折すると(山口市内からは直進すると)そのまま秋吉台へ行けるように、新しい道路ができているようだ。しばらく来ないと、山口県の道路は大きく変化しているのだョ。

植竹交差点からは国道435号になり、更に北上する。高山地区を過ぎたあたりの道路右側に、「大田往還道松」なる見事な街道松が残っている(写真下)。県内では最大の街道松だそうで、昭和54年までは「弁財の三本松」と言われていたのだが、惜しくも松喰虫にやられたとのこと。
何とか、最後のこの一本だけでも生き続けて欲しいもんだ。

その2へ続く


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2 コメント

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健康は足腰からですね (大ちゃん)
2010-05-13 17:17:00
すてきな写真と文章にふれ、心癒されました。
歩きながら風景を見ると、日常見逃している様々なものに出会えますね。
例えば、歩道って車道よりも手入れされていなくて、場所によっては歩きにくいことこの上ない・・ということも。日頃、車を使うことで、いかに多くの宝物を失っているか・・。歩いてみると、そんなことに気づかされますね。
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まさに… ()
2010-05-17 14:25:26
大ちゃんさま、コメントをありがとうございます。
仰る通りで、歩道ってどうしても忘れられてしまいがちなのでしょうか。特に山口県のように、高度な(?)車社会の地域にあっては、尚更かもしれません。
また、自転車で走ってみると、縦方向(進行方向)の僅か5mmの段差でも、大きくバランスを崩してしまうこともあり、そんな危険な歩道は山口県にはヤマほどあります
事情が違うのですから東京を誉めたくはないけれど、その点、都内の歩道がやけに綺麗に整備されていたことに感心したのを、今でも覚えています
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