霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

石州街道一回目(山口⇒長門峡)その2

2010年09月26日 | 石州街道

2010年9月26日(日) その1からの続き

山口ユースホステルのある岩杖地区を抜けていくと、路傍では曼珠沙華と蕎麦の花が競いあい、紅白の見事なコントラストを見せてくれる(写真上)。その先の小さな集落を過ぎると、山道への分かれ道には「クマ注意!!」の看板(写真中)があり、思わず身を引き締めさせられる。

暫くは、風の音と鳥の鳴き声しか聞こえない風流な道をただひたすら登っていくが、時折右手の高い箇所に、国道9号を行き交う車が見え隠れする。古来から、人の別れや出会いそして幾多の戦役も含めて、多くのドラマがあったであろう古道に、勝手な想いをはせながらのんびり歩くのも、これまた贅沢と言えるのかナァ。

やがて街道は、国道9号と262号の合流点である木戸山トンネル手前の交差点に出くわすが、街道は国道262号を横断して「風の谷」とか言う三軒ばかりのお店を左に見て、更に山道を登って行く。
但し、道は草が生い茂ってはいるものの一応舗装してあるので、歩くには支障は無く、草をかき分けながら進むとようやく大峠(木戸山峠)に辿り着く(写真下)。峠の頂上には明治になって建立された「国境の碑」があり、「南 周防国吉敷郡」「北長門国阿武郡」と刻んである。

その3に続く



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