今日も気分はニニ・ロッソ

私J.Yasudaがニニ・ロッソの思い出など、思いつくままに語ります。
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僕の音 「愛のアンジェラス」「アマポーラ」

2011年06月18日 18時37分34秒 | 僕の音
いただいたリクエストから2曲アップします。
「愛のアンジェラス」は、1971年の同名のスペインの映画のテーマです。
ムードミュージックとしては比較的おなじみのナンバーかもしれません。
シンプルで美しいメロディの曲ですが、カラオケの作成としてはかなり難しい部類にはいると思います。
リズミカルで単調な曲はコンピュータで作りやすいのですが、ゆったりと抑揚たっぷりの曲は、音符の入力以外にかなり調整をしなければなりません。
今回は、その辺ははっきり言って手抜きです。
トランペットはちょっと遠くから聞こえてくる雰囲気を狙ってみました。

僕の音
愛のアンジェラス

「アマポーラ」は、スタンダードナンバーとしておなじみの曲ですからカラオケの元になるmidiファイルも入手しやすいのですが、なかなか自分の好みのアレンジが見つからないのでこちらも自作してみることにしました。
もう少しアレンジ、演奏共に凝ってみようかなとも思いますが、まずは演奏も録音もシンプルにやってみます。

僕の音
アマポーラ

ニニ・ロッソはどちらも録音を残しています。
「愛のアンジェラス」は映画音楽全集に収録されていますし、1988年にCDで復刻もされました。(VDP5196)
「アマポーラ」の録音は録音当時日本では発売されず、長い間お蔵になっていましたが、ビクターファミリークラブから発売されたニニ・ロッソラストコレクションに収録されています。
また、アマポーラはコンサートで何度か演奏されました。都度違うアレンジでしたが、大抵は朗々とボーカルで歌い上げ、続けてアップテンポ気味にトランペットを演奏するというパターンが多かったように記憶しています。

ゆったりと朗々と、アップテンポで軽快に、時に激しく、時に優しくニニのトランペットは変幻自在です。

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4 コメント

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しっとりとしたニニの音、有り難うございました。 (T,P,Springer)
2011-06-18 23:11:51
 ニニ・ロッソのナンバーの中で難曲中の難曲「クラウン」をリクエストさせていただいたとき、快く受け入れて下さったYASUDA様。もう貴方様にニニのナンバーで演奏できないものは無いのではないでしょうか。この「愛のアンジェラス」は私が心身ともに疲れたとき何回も聴いていたものです。心が傷ついたとき・失恋したとき・母が逝ったとき、私は1人で聴き入っていました。遠鳴りのするニニのトランペットと透き通ったストリングスの絶妙な融合は、何回聴いても目頭が熱くなります。
 YASUDA様の演奏は冴えに冴えわたり、しっとりとしたニニ・ロッソの音になっています。素晴らしい演奏誠に有り難うございました。
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再現することは不可能です (J.Yasuda)
2011-06-19 20:29:23
T,P,Springer様

ニニの演奏する音楽の多くはシンプルで、演奏の難易度は決して高くはありません。

「誰でも演奏できる曲を誰よりも美しく歌うこと」
これがニニの偉大さだと思います。

ニニのレパートリーを演奏すればするほど彼の音楽の奥の深さを感じます。

世界有数のトランペット奏者であり、ニニを「偉大な師」と仰ぐマウロ・マウル(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%AB)はこんな事を言っています。

「確かに彼の奏法はクラシックの正規のものとは違うし、音程もジャストピッチではない。なのに多くの人が彼の音楽に感動する。天才とはそういうものだ。」

僕もそう思います。
歌心は、奏法、音程すべてに優先される、音楽の根幹をなすものです。
そして、ニニは強い個性を持ってこれを表現します。

誰にも・・もちろん僕にも再現することは不可能です。

T,P,Springer様
いつかお会いしたいですね。
こんな話を飲みながら夜が明けるまで語り合いましょう。


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お世話さまです。 (binbougaka)
2011-06-19 22:51:20
アマポーラ、どうもありがとうございました。

何かエキゾチックと言うか、また新しいアマポーラに出会ったようです。

いつも思いますが、Yasuda様の演奏は、タンギングと響き(音の終焉)がとても奇麗だと思います。
どうしたらこんな奇麗に出るのだろうと思います。
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タンギングの不思議 (J.Yasuda)
2011-06-19 23:08:47
binbougaka様

こんばんは
タンギングというのは不思議です。
実際にタンギングをする側の感覚と聞こえ方が違うからです。

かなり固めのはっきりしたタンギングをしたつもりでも意外と柔らかく聞こえてしまいます。
意識としては、かなり強め、固めに意識してちょうどいいくらいだと思います。

ニニ・ロッソのタンギングは出だしの音はかなり強めです。
フレーズ中のタンギングはレガートタンギングやスラーを駆使し、音の最後は多くの場合、ビブラートをかけて投げ捨てるような音の処理をします。
ちょうど1950~1960年代頃のスイング系の奏者のやり方に似ています。

音の出だしははっきりと、フレーズ中はあえて均一の発音をしないというのが、大衆音楽的にはコツかもしれません。

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