今日も気分はニニ・ロッソ

私J.Yasudaがニニ・ロッソの思い出など、思いつくままに語ります。
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楽器(4) BENGE CGモデル

2007年05月25日 23時49分17秒 | 楽器
BENGEという楽器は日本ではあまり人気が無いようで、あまり使っている人を見かけません。有名どころでは、故チモフェイ・ドクシツェルが長年愛用したことが良く知られていました。
ただ、最近の(UMIに吸収されてから)のBENGEは、昔のLA BENGEとは別物と言われるほど変わってしまったと言われています。



僕のBENGEは古いタイプのLA BENGEでBENGEの特徴である軽さが際立ったモデルです。
ボアサイズが大きく、ベルが極薄で、僅かな息でも敏感に反応し、そのまま息のスピードを増やすと強力に鳴りまくります
ちょっと暴れ馬的なところもあって、フルバンドで調子に乗って吹くと「目立ちすぎ!」と注意されるほどです。

また、量ったことはありませんが、物理的にも軽く、他の楽器を持った後では、左手がスーッと上に上がってしまうほどです。

ニニ・ロッソモデルYTR634あたりはかなり軽い楽器ですが、BENGEはそれよりもさらに軽い楽器です。

僕は基本的に軽く音が出せる楽器が、表現の幅が広くて好きなのですが、この楽器の軽さは別格です。吹き心地はものすごく良いのですが、抵抗が極めて低いため、耐久力は少し落ちます。
この辺が欠点かとは思いますが、フルバンドでリードをとるときなどは絶品です。

前に紹介した3本のYAMAHAと共に、僕の楽器の1軍に位置づけられて、いつでも使える状態で待機しています。



そうそう、もう一つこの楽器の魅力を忘れていました。
それは形です。
フォルムが美しく、持つことの喜びのようなものを感じさせてくれます。
これも以前ずいぶん探したモデルなのですが、今僕の手元にあることの喜びをケースのふたを開けるたびに感じさせてくれます。

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