高知ファンクラブ

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羽迫博己さんの、土佐人の銅像・・・ジョン万次郎(その3)

2011-01-20 | 2011年1月の記事

羽迫博己さんの、土佐人の銅像・・・ジョン万次郎(その3) 

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この群像は、強い意志と忍耐力で自らの運命を切り
   開いた、若き日の万次郎とその仲間をモデルとして、
   遭難して辿り着いた「鳥島」において、米国の捕鯨船
   ジョン・ハウランド号に救助を求めている様を描いた
   大群像であり、絶体絶命の状態から未知の世界に
   踏み込む万次郎の意思の強さを表現しています。
 
   除 幕: 平成8年3月28日
   題 字: 万次郎少年像
   規 模: 波像~鉄筋コンクリート
            高さ:11㍍ 幅:6㍍ 重量:60㌧
           群像~中心に万次郎像、右後に五右衛門
             左後に寅右衛門、その後ろに筆之丞
             と重助の五体。
                     事業費: 7,329万円 

 


   船  頭: 筆之丞  38歳(後にハワイで伝蔵と改名)
   漁労係:      重 助  25歳(5年後ハワイで病死)
   櫓  係: 五右衛門 16歳(以上3人は日本に帰還)
         :     寅右衛門 26歳(ハワイに移住)
   炊  係: 万次郎  14歳(アメリカ本土に渡る)

 後に日米親善の橋渡しと文化の発展
        に大きく貢献した万次郎と仲間達
        の漂流時の群像である。

 

 「土佐藩より万次郎等への申渡書」

 『・・・前略・・・吟味遂げられ候処、外国にて切支丹等の邪宗
   勧めに逢い候儀之無く、疑わ敷筋も聞かず、依て他国
   住居御構い之上御国許へお渡に相成、今七月帰著に
   付、御詮議之上、向々他国往来は勿論、海上業等之を
   差留められ、元居浦へ差遣わされ候。
 然るに仕馴の生業に相放たれ候ては迷惑顕然之義に付、
   一生之中壱人扶持之を遣わさる。
         以後神妙に罷り在り候様之を仰付けられる。』

 取調べの内容が主としてキリシタン信仰にあり、生業の
   漁業に出るのを禁止され、その代わりに終生一人扶持
   を給するのである。
 万次郎の場合は二ヵ月後土佐藩の士分に取り立てられ、
   以後旗本へと出世していく。

 

   

 

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