みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

今さらながらJBCネタなど/レイナワルツごめんなさい

2005年11月17日 | 岩手競馬
 あー、ようやくテシオの作業にカタが付き、明日の発売日を迎える事ができました。ご協力頂いた皆様、どうもありがとうございました。

 そんなこんなで、今さらながらJBCネタを書いてみようと思います。



 3日の名古屋競馬場、これがまあ凄い人でしたね。主催者発表による本場入場人員20,680人。盛岡が14,287人でしたから、それよりも6,000人以上多いお客様が、あの名古屋競馬場にひしめいたわけです。
 当日は2レースくらいから発売窓口に長蛇の列ができたり、食堂群も大混雑だったり、男子トイレで順番待ちしたりしたわけですが、それもむべなるかな。場内でイベントが行われたりしていたけれど、これが人が多すぎて何をやっているか分からない・近寄れない。隣で串カツをかじっていた地元系オヤジさんが「ここでこんな人、初めて見た」とつぶやいておりましたが、とにかく人・人・人で大変でした。

 JBCの方は、まあいろいろ波乱の種はありましたが、結果的にはJBCクラシックでレイナワルツが劇走してくれて、それなりにいい結末を得たように思います。
 兒島騎手、「地元でやるんだから3着くらいには入ってみせる」とレース前に言っていたそうですが、直線で最内を回って一瞬は勝ったかと思わせる走りは見せ場十分。「夢見ちゃったよ~」と笑いながら、次から次へとコメントを聞きにやってくる記者達に答える姿が非常に印象的でした。
 レイナワルツって、昨年のOROカップに遠征してきた時は9着でしたよね。あんまりピリッとした馬に見えなかったのですが、地元専門紙の方によれば「地元で走るとめちゃくちゃ強い。それで“いっちょやったろ”と遠征するとダメ。遠征があかんのやなあ」ということで、これが“本当のレイナワルツ”なんだそうです。
 不勉強にも遠征で弱い時の姿しか知りませんでした。ごめんなさい、レイナワルツ。



 さて、場内の混雑については、あまりにも多すぎる人にお客さんの方が「今日はしゃあないな」と諦めてしまった感がありますが、とはいうものの、やっぱり主催者側の読みが甘かった様に思います。
 最初に驚いたというかとまどったのが、名古屋駅であおなみ線に乗ろうとした時、全く平常通りのダイヤで臨時便が無かった事と、特別な誘導が行われていなかった事でした。
 祝日だけあってどうやら沿線の他の場所でもイベントが開かれていたらしく、そこに向かうお客様もあわさって券売機は混雑、駅のホームも混雑。
 この時点でどういう受け入れ態勢なのかだいたい予想がつきましたが、競馬場に着いてみて「ああ。やっぱり」という感じでした。
 午前の段階で馬券を買えないくらいの大混雑なのに「混雑しているから早めに買って下さい」という意の放送が流れるだけ。実は比較的空いているエリアもあったのですが特に誘導もなく、締め切りのブザーが鳴ってもなお窓口毎に十数人の列が残ったまま。それも窓口全部に、ですよ。あの人達が全員馬券を買えていたら、いったい幾らの売上げがプラスできたのでしょうかねえ・・・。

 見ていてつらいなと思ったのは、場内の自動発売機は基本的に全レース発売のようでして、後ろに長蛇の列ができているにもかかわらず機械の前では前売りを一生懸命買っている、という状況と、3連勝馬券を導入したばかりのせいか、地元の人でもしばしばカードを弾かれて時間を取ってしまった、という事。
 前者など、あれだけ混んでいるのを見れば余計に“とりあえず買える内に買っておこう”という心理をかき立ててしまうでしょうし、システム的に難しいのかもしれませんが、当回専用窓口を分ける事はできなかったのか?と思います。

 自分が見た限りではありますが、場内の案内・誘導はこなすのが精一杯、ほとんどパンクしてしまっていました。おそらくは、お客様がみなよく我慢してくれて、それで何とかなっただけだと思います。

 あおなみ線は、帰りが特に混乱したそうです。増発の可否はあおなみ線側の事情もあるとは思いますが、競馬主催者がどれだけ人が来るかきちんと認識せず、交通機関にも連絡せず、だったんじゃないのかなあ。こういうイベントでは必ず見かける「帰りは混むから往復切符を買って下さい」という呼びかけとか臨時切符売り場とかなかったし・・・。



 大変長くなってしまったので、続きは次回。