岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

集中力持続の難しさ

2011年01月31日 | Weblog
 今日はシーズネット事務所で午前中を過ごし、夜は西区民センターで30分ばかり「孤立社会への挑戦」と題して話を頼まれていますので、午後は自宅に戻るつもりです。

 事務所にいると当然電話、メール、会話などが増えますが、その内容によって集中力の持続の難しさを感じています。集中力はぼくの得意分野だったのですが・・・。

 2月3日までは休薬日になっており、昨日などはとても調子よく過ごすことができましたが、それでも時折頭がぼんやりしてしまうことがあり、自分で気をつけなければならない、と痛感しています。

70歳を迎えて

2011年01月30日 | Weblog
 本格的な高齢期の年齢として70歳の誕生日を迎えることが出来ました。
 でも、今回は大きな、大きな転機の中での70歳です。

 京都、長野、群馬そして北海道といろんな転機の中を渡り歩いてきましたが、今までの転機は自分の意思と行動で創ってきたものでした。
 だから辛くても、苦しくても、耐えることができました。

 今回は全くの受け身状態での転機です。突然降りかかってきたようなものです。

 だから今必要なことは、その受け身を主体的な転機に切り替えて、対応する意思と行動力を体得することだと思っています。

 そんな気持ちで70歳を迎えています。

口腔ケア

2011年01月29日 | Weblog
 快晴の札幌の土曜日、藻岩山が美しく映えています。
 登りたい山です。

 
 昨日から抗がん剤3週目に入り、休薬期間になりますので身体的にも楽になるのではないかと思っていましたが、今のところやはり全身の気だるさ感が残っているようです。

 今一番気をつけているのが口腔ケアです。口内炎などの予防のため毎食後と就寝前に歯磨き、うがい、さらに消毒液を含んだりする毎日です。
 勿論散歩など外出のときもマスク、帽子など風邪や感染にも細心の注意が必要になっています。

 
 

シーズネット新春交礼会

2011年01月28日 | Weblog
 がんによるぼく自身の平均余命の告知を受けて、丁度1ケ月になります。
 辛い日々でした。

 今朝は抗がん剤治療がスタートして2週目が終わるため、血液検査と診察で来週の投与に向けての話し合いを主治医としてきました。
 2月4日(金)がその予定日です。

 そして午後は札幌市内のホテルでシーズネット新春交礼会が開催され、約100名の会員の方々が参加されました。

 ぼくは副作用でまだかすれが残っている声で挨拶をさせて頂き、自分自身の体験から、これからのシーズネット会員の基本姿勢として・・・
・暮らしの中で独りぼっちにならない生き方をしょう
・お互い支え合える生き方をしょう
・社会や地域とつながる生き方をしょう
の3点を提起させて頂きました。



 

東京都23区の孤独死

2011年01月27日 | Weblog
 今日はシーズネット事務所に来ていますが、懸念されていた倦怠感、気だるさのような症状に悩まされています。
 全身がだるくて、動くのが億劫な感じです。
 初体験です。

 先週東京で開催された孤独死の委員会には出席できませんでしたが、今日会議資料が送付されてきました。

 東京都監察医務院の調査によると・・・
・平成17年の東京都23区の孤独死は3,400件、1日平均10名の孤独死が発生している。
・平均男性は死後12日、女性は死後6日に発見されている。
 などの実態が報告されています。

 そして孤独死を防止するための結論としては・・・
 ひとり暮らしの方が気軽にコミュニティに参加できる土壌、仕組みづくりが必要だ、となっていました。

 まさにシーズネット活動ですね。

体を動かすこと

2011年01月26日 | Weblog
 札幌の街はここ数日、好天気が続いており、外に出易い気候になっているのが、ぼくにとっては大きな救いです。

 今日は事務所に行かないで自宅静養の1日にしましたが、自宅で具体的にどう過ごすかが課題だと思っています。

 ぼくの今の目標はとにかく体を動かすこと・・・。
 6時過ぎに起床してラジオ体操や我流のストレッチ、簡単な家事の手伝いなどなど。
 そして天気に恵まれていると自宅周辺の散歩、天気が悪い場合は部屋の中でのランニングなど。

 体調が悪くて体を動かすこと自体が苦痛なこともありますが、体力づくりより今の体力の維持のためにも意欲的に生きなければ、と自分に言い聞かせています。

講座デビューに向けて

2011年01月25日 | Weblog
 2月以降の講演や講座の調整を続けていますが、今のぼくはそれらの講師を担当することへの怖さの壁に当たっています。

 もし引き受けたとしても当日になって急に副作用で話すことが難しくなった時にどうするか、体力的に持続することができるか、という不安がいつも頭をかすめるからです。

 今朝も顧問をさせて頂いているサンシャイン総合学園と講座の打ち合わせをした時に、学園側から「いつでも、急な時でもピンチヒッターを用意しておきますから、一つ講座を担当して頂けませんか?」とのありがたい言葉がありました。
 人の温かさ、思いやりに胸を熱くして、その場を活用して再デビューを果たし、自信をつけよう、と思いました。

 どこかで、壁を打破しないと次のステップには進めませんが、そこにも人とのつながりの存在を感じました。

2週目

2011年01月24日 | Weblog
 抗がん剤を投与した時に主治医から一般論として「投与してから2週目が一番倦怠感、気だるさを訴える方が多い」との指摘を受けていました。
 今週がまさに、その2週目に当たります。

 今日は事務所に来て仕事の処理をしたり、今後の講演予定について依頼者とキャンセルするか、リスクを背負ってでも実行するか、確認作業を進めています。
 今の所では、何とかやってほしい、との依頼が多く、ありがたいと思っていますが・・・。

 当分の間は1日仕事をするだけの体力は厳しく、半日で様子を見ていきたいと思っています。
 今週を何とか乗り切りたいものです。


わしも族

2011年01月23日 | Weblog
 老後の男性を皮肉った言葉の一つに「わしも族」という言葉があります。奥さんが行かれる買い物などに「わしもついて行く」「わしも連れて行け」と言って、ついて行かれる男性のことです。

 日曜日の今日、まさにぼく自身が午前も午後も「わしも族」になっていました。午前は防寒用の帽子の買い物、午後は家内の買い物に運動を兼ねて同行する自分の姿です。
 スーパーなどではそのような男性の多いのに改めて驚かされました。

 もしぼくにシーズネットがなければ、毎日わしも族になり、テレビや新聞を見ながらゴロゴロ過ごすシニア人生になるのでしょうか?

お腹の張り

2011年01月22日 | Weblog
 どうも抗がん剤治療による生活リズムは単純ではないようです。
 昨日は日中事務所でほぼ普段通りの暮らしを続けられたのですが、昨夕からお腹の張り具合がとれず、苦痛の夜になりました。

 18時頃から深夜まで続きましたので思いきって病院に電話しましたが、副作用の一つと思われる、とのことでした。

 眠剤の力を借りて、何とか眠ることが出来ましたが、改めていろいろな副作用についての覚悟が必要になってきます。