岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

大学の非常勤講師

2008年04月30日 | Weblog
 連休の狭間ですが、午前中札幌の郊外当別町にある北海道医療大学に出向き、臨床心理学科約60名の学生にコミュニティワーク論を講義してきました。前期担当で2講連続のため講義の進め方にかなりの工夫が必要ですが・・・。
 1講はVTRでテレビでの映像を放映して、講義の内容が実感できるよう心がけています。
 
 講演だと聴衆の反応で話し方や内容に工夫ができますが、学生諸兄は話の内容に直接反応してくれないため、理解度が把握できず、精神的にはかなりの疲労感を覚えます。
 そのため出席カードの代わりに独自のメモ用紙を作成して、講義の終わりに意見、感想、質問などを書いてもらうようにしており、そこには丁寧に書いてくれますので、そのメモ用紙がぼくと学生を結ぶ貴重なコミュニケーションツールになっています。

 若者と接する貴重な場をもっと有効活用したいと念じているのですが・・・。

藻岩山登山

2008年04月29日 | Weblog
 曇天の予報が太陽が顔を覗かせたため、早朝8時過ぎから札幌市郊外の藻岩山に今年15回目の登山をしてきました。市民スキー場コースは今年はじめてで雪友荘横の登山口からの急登に足の疲労を感じましたが、51分で山頂に着き、昨年より早いペースで登ることができました。

 途中2人の下山者にあっただけで静寂の中に小鳥のさえずりが聞こえる心地よい山登りになりました。
 最後の300メートルが停止中のリフト横のガレ場の登りで、かなりへばってしまいましたが・・・。

 山頂には慈啓会ルートで登ってこられた中高年の登山者が大勢おられ、改めて登山と中高年の関係について考えさせられました。

 毎回バテ気味なのに、下山するとまた登りたくなる、山の魅力って一体何なのでしょうか?
 昨年春心臓の異常をキッカケに運動療法の一環として登り始めてから今回でトータル45回になりました。


知的障害者施設の廃止

2008年04月28日 | Weblog
 今朝の北海道新聞生活欄に札幌市にある知的障害者施設手稲この実寮が3月末付で廃止になったとのニュースを読んで、感慨深いものがありました。
 施設を解体して入居者を地域に帰した画期的なニュースです。

 ぼく自身、30年前の1989年信州上田市(当時は真田町)に40名の知的障害者施設「かりがね学園」を設立して初代園長に就任した時「ぼくたちの仕事は自らの失業を目指すものでなければならない」と恰好良いことを言い続けていたからです。
 本来は施設は不要、そのような地域社会づくりがぼくたちの仕事と思っていたからです。

 札幌に来て手稲この実寮の加藤孝寮長と知り合い、意気投合したことを思い出します。
 でも本当にそれを実現されたことに改めて敬服しています。

 成功のキーワードは地域ネットワークと地域を動かす力・・・。

町内会研修会へ

2008年04月27日 | Weblog
 ゴールデンウィークに入った曇天の日曜日の午後。札幌市ボランティア研修センターからの出前講座で新琴似地区むつみ町内会の研修会に招かれました。
 
 「高齢者の孤立死を考える」という固いテーマでしたが会場は50名以上でほぼ満員。札幌市の抱える家族関係の希薄さと、老後の住み替えによる戸建住宅の減少と集合住宅の増加という2つの特徴から、これからの老後の暮らし方と地域=町内会のあり方について話題を提供しました。

 1時間強でしたが、反響もあり、熱気を感じた研修会でした。
 大きな時代のうねりの中で高齢期をどう生きるか、市民全体のテーマであることも感じた一時でした。

シーズネット庄内

2008年04月26日 | Weblog
 3月に設立総会を終えて現在NPO法人を申請中の山形県鶴岡市を拠点に活動を予定している「シーズネット庄内」の代表者(笠原俊廣氏)が、6月23日に札幌市内で行うシーズネット全国会員交流会に参加されることになりました。
 インパクトのある交流会になるのではないか、と期待しています。

 北海道札幌市からスタートしたシーズネットの活動も京都、三重、そして山形と4つの府県に拠点ができるようになりました。

 6月23日の交流会には既に京都から12名、三重から13名が出席が予定され、北海道からは50名の参加を見込んで計画中です。
 会員総数は全国で1,300名以上になりそうです。

 50代以上の新たなグランドデザインづくりをめざす活動の火は着実に広がっているようです。

 次はどこに芽吹くのでしょうか?

朝の1時間

2008年04月25日 | Weblog
 朝マイカーで事務所に向かう途中大通西7丁目のエゾヤマザクラが風に舞って花びらが散り始め、フロントガラスに落ちました。
 もう桜シーズンは終わりなのでしょうか?
 ゴールデンウィークはまだなのに・・・。

 シーズネットの事務所は9時オープンですが、ぼくは大抵8時前には着いています。スタッフがきはじめる時間までに静まり返った事務所でメールのチェック、非常勤で毎週行っている北海道医療大のレジメの作成、その他必要な書類の作成などに集中しています。
 ぼくにとっては貴重な時間です。
 と言ってもパソコンのゲームに興ずることも多いのですが・・・。


新入会員オリエンテーション

2008年04月24日 | Weblog
 シーズネットに今年に入って入会された14名の方が集まってオリエンテーションが開催されました。仕事人生が終わって、これからの暮らしに不安を感じられている方、奥様を亡くされてひとりでマンション暮らしをされている男性の方、90歳の母親の介護をされている方、老後の住まいに悩んでおられる方など、ひとりひとりのシーズネットへ入会された想いが伝わって来ました。

 パワーポイントでシーズネットを紹介しながら活動への参加の方法、友だちづくりのコツ、特徴などを説明して、年会費を払うだけの場ではなく、これからの人生の居場所、存在感ある場としての活動に期待したいと思いました。

 シーズネットの新たなパワーになることを念じています。






はじめまして

2008年04月23日 | Weblog
 2001年春に北の都市札幌に『NPO法人シーズネット』という特に50代以上のシニア層の集団を立ち上げました。
 仲間づくりと役割づくりをキーワードに、「お互い自立して、長いシニア人生を豊かに生きていこう」という団体です。
 
人間ひとりでは生きられません!
家族環境がかわり、社会保障制度が厳しくなり、地域社会が孤立する中で、お互い価値観を転換して、シニア人生を豊かに生きるヒントを皆さんと一緒に考え、共有し合いたいと念じています。