岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

カラッとした夏

2011年07月31日 | Weblog
 気温は30度を超えていますが、湿度は50%という今日の日曜日。いかにも北の大地らしいカラッとした夏日和でした。

 湿度が低い為か午前中は札幌市街を一望できる旭山公園を散策し、午後は札幌駅近辺まで出かけましたが、あまり気だるさを感ずることなく、気持ちの良い1日を過ごすことができました。

 旭山公園の散策路はぼくにとって新しい居場所になるかも知れません。

 昨夜は何年振りかでススキノに出かけ、渓仁会医療福祉スタッフOBメンバー5名と夕食をしながら懇談の場を持つことができました。
 前回参加できなかったメンバーもおられ、なつかしいひと時でした。
 約3時間、昔話に花を咲かせました。

新聞記事

2011年07月30日 | Weblog
 ここ数け月、札幌でも地方でも知人や友人に出くわすと、異口同音に出てきた言葉が「以前はよくテレビや新聞で顔や名前を良く拝見していましたが、最近はシーズネットの記事は時々拝見しますが、岩見さんの名前がないので心配していました」という内容でした。

 確かにがんを発病してから表に出ないで、他のスタッフにお願いするとも多くなりましたので、名前をでる機会は少なくなりましたが、まだ引退したわけではありませんので、ぼく自身も気になっていました。

 今朝の北海道新聞生活欄(全道版)にほぼ全面1ページにシーズネットの記事が2つ掲載されていました。

 ひとつの記事は「シニアの支える助け合い」の連載記事の最終回でシーズネットの活動が紹介され、ぼくのコメントが載っていました。
 もう一つは8月に発刊される高齢者の安心住まいの情報誌の発刊に合わせて、その記念講演会とシンポジウムが開催され、講演会はぼくが担うという記事でした。

 シーズネットの2つの記事にぼく自身の名前が掲載され、病気を抱えていてもまだ現役で頑張っているということがわかって頂ければ、嬉しいことです。
 後継者へのバトンタッチはもっと大切なことですが・・・。

苫小牧市での講演会

2011年07月29日 | Weblog
 最近の気だるさ感がいつもよりひどい為、4~5日前から今日予定されていた苫小牧市主催の地域の絆講演会に講師として招かれていましたが、業務が遂行できるかどうか、大きな不安を抱えていました。

 1時間一寸の時間でしたが、地域の人間関係とサロン作りという2つのテーマがあり、地域の民生委員、地域包括支援センタースタッフ、町内会関係者など100余名の参加者のため、シーズネットスタッフの杉谷氏にも同行して頂き、ぼくが講演できない場合はピンチヒッターをお願いするつもりでした。

 おにぎりで体力をつくり、安定剤を珍しく2錠同時に飲んで、様子を見た結果何とか1時間程度いつもの語りかけ口調で話ができ、声のかすれも緩和されていたため、何とか義務を果たし安堵しています。
 杉谷氏には札幌のサロン事情について少し話して頂きましたが・・・。

 お盆明けまで講演などのスケジュールは入れませんでしたので、とにかく今日のイベントを果たせて心底ホッとしています。

 苫小牧の市民の皆様に感謝です。
 ありがとうございました。

映画コクリコ坂から

2011年07月28日 | Weblog
 今日は休息日。
 家でじっとしているのは良くないと思い、映画「コクリコ坂から」を見に行きました。ぼくが若かりし頃の昭和30年代の時代背景での学生物語でしたが、内容的には期待はずれ?

 映画館は夏休みのためか、子ども姿が多く、満杯状態。
 コクリコ坂はそうでもありませんでしたが・・・。

 気だるさの残る体調不良は今日も引きずっている感じで、映画にもなかなか集中できず、足のつま先の冷えも気になりました。

 午後ははじめて1時間半近くの昼寝・・・湿気の高い暑さによる疲労感もあるのでしょうか?

 とにかく抗がん剤の副作用に夏場、どう対応すれば良いのか、困っています。

もう一人の主治医

2011年07月27日 | Weblog
 抗がん剤治療に関しては北海道消化器科病院の加藤医師に主治医になって頂いていますが、もう一つの高血圧関係は今年当初から円山クリニックの塙副院長に主治医になって頂き、循環器系の診断を受けています。

 現在循環器は安定していますが、例えば抗がん剤治療の副作用である気だるさや手足のしびれ、さらに深夜の目覚めでの民剤の使い方などについて相談してもねキチッとポイントを診て診断結果を教えて下さるので助かっています。

 気だるさや声のかすれの一部には水分補給の不足を指摘されました。スポーツドリンクをもう少し補給すれば、声のかすれも改善される可能性があるとか・・・。

 手足のしびれや冷えは足のむくみはなく、血流も順調なので、今以上に悪化する可能性はないのではないかとの診断もして下さいました。

 身近な症状についてキチッと調べて指摘して下さいますので、ぼくにとっては大切なもう一人の主治医の先生です。
 過日も急に血圧が上昇した時も電話をするとすぐに診て下さいました。

 2人の主治医をわが人生の糧にしたいものです。

 クリニックでの受信後フィットネスで体を動かしましたが、その後事務所に行ってから急に体調不良になり、体が重くて動かなくなり、昼食後自宅安静に入りました。
 湿気が70%を超えているのが、堪えたのでしょうか。

 体が重くなるのは本当に辛いものです!

3つの日程

2011年07月26日 | Weblog
 昨日は気だるさ感に襲われて、体を動かすこと自体が苦痛でした。
 今日も似たような気候なので、心配しましたが、昨日よりは軽い動きができましたので安定剤の助けを借りながら3つの日程を何とかこなしています。

 午前中は札幌市と市民のサロン活動の支援や孤立死ゼロ推進事業の今後の進め方についての打ち合わせをしました。

 午後は北海道新聞社会福祉基金の評議員会があり、今年度の助成団体への審査会に参加しました。

 そして夜は18時半から札幌市の地域医療計画の専門委員会が開かれることになっており、参加するつもりです。体調に変化がなければ、のことですが。
 21時近くまでかかりますから、大変ですが・・・。


気だるさと声のかすれ

2011年07月25日 | Weblog
 札幌にも本格的な夏の訪れになってきましたが、それと共に気だるさと、毎回抗がん剤の点滴を打った後の声のかすれに悩まされています。
 特に今日はその傾向が顕著でした。

 がん細胞が縮小しており、今の症状はがん本体の病状ではなく、副作用の症状だから! と自分に言い聞かせて奮い立たせていますが、正直辛いです。
 そして思い通りのアクションが起こせないのが、何とも悔しいです。

 今朝はUL都市機構のスタッフの方が事務所に来られ、公団アパートの入居者も高齢化が進んでいるので、入居者同士の交流の持ち方、その仕組み作りについて打ち合わせをしました。
 サロンの開設が必要だと感じましたが、取りあえず入居者の方々に一度集まって頂き、そのニーズを調べることからスタートすることになりました。

メールの送受信

2011年07月24日 | Weblog
 ぼくのパソコンはシーズネット事務所にあるノートパソコンを主体に、入院や京都に行くなど外泊のために2年前に小型パソコンであるネットブック(PHS)を購入して外泊してもブログが書けるようにしてきましたが、3年目からその接続料が5倍近く値上がりするため、ネットブックでインターネットを継続使用することを断念しました。

 そのため家のパソコンでメールの送受信ができるようにするため、シーズネットの仲間にわざわざ家まで来て頂き、その手続きをして頂きました。ぼくはパソコンに弱いため・・・。
 ありがとうございました。

 そのため今後入院したり、京都など宿泊を伴う外出をしたときはブログを書くことができなくなりますので、ご容赦下さい。

 今日の日曜日はその他今週予定されている札幌市の委員会や打ち合わせの資料に目を通したり、考えをまとめたりして過ごしました。以前のような集中力が長く続かないのが気がかりですが・・・。

さすらい人?

2011年07月23日 | Weblog
 心地よい気候の土曜日の札幌。

 抗がん剤の点滴を受けたばかりなので、今日は1日在宅で過ごそうかとも思いましたが思い切って街中に外出して来ました。
 敬老パスを利用してバスと地下鉄を利用して真駒内、札幌駅、そして大通公園の札幌中心街を散策して来ました。

 かつてぼくは講演で行き場のないシニア層が街中を散策している姿を称して「さすらい人」と呼んでいましたが、ぼく自身がそんな半日を過ごしてしまいました。

 元気だったら午後からシーズネットで「土曜日のおしゃべり会」にも参加したいと思っていましたが、さすがに午後は疲れて事務所には行けませんでした。
 すみません。

2ケ月連続で腫瘍マーカーは縮小

2011年07月22日 | Weblog
 今日は3クール目2回目の抗がん剤投与日で、午前中北海道消化器科病院に行っていました。何回行っても病院と言うところは緊張感が漂っているものですね。

 今日の血液検査の結果はわかりませんが、腫瘍マーカーは5,6月ともに正常値の範囲内にあるとの報告に安堵しました。

 9月以降11月にかけて京都に行ったり、地方でのいくつかの講演などが入っているため、正常値が続けば抗がん剤投与をしばらく休むことは可能なのか聞いたところ、加藤主治医の返事はね・・・
・中断するには1年程度正常値を維持することが必要である。
・ただ、時折1ケ月程度忙しい時期に投与を休むことは十分可能である。
とのことでした。

 アメリカのデーターでは癌細胞が縮小した時にある程度まで大きくなるまで治療を止めるより、治療を継続しながら中断していく方が効果があるとのことでした。

 結論的には次回の投与日である8月12日にCT検査をして、今後の方針を話し合いましょう、と言うことになりました。
 やはり腫瘍マーカーではなく、CTで確認しないと癌細胞の実態はわからない、とのことでした。

 抗がん剤のアバスチンの点滴を今日しましたので、今夜から2週間もう一つの抗がん剤ゼローダ4錠の服用が朝夕再開されます。
 暑さも重なって、倦怠感や気だるさとの戦いが再び始まります。