岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

女性の社協事務局長に期待

2009年10月31日 | Weblog
 昨日の午後北海道福祉環境アドバイザー事業で月形町社会福祉協議会の地域福祉講演会に派遣されて行ってきました。

 月形町は初訪問でしたが、まだ若い女性の事務局長の挨拶を受けて、内心びっくりしました。北海道では社会福祉協議会の事務局長は市町村の派遣やOBが圧倒的に多く、しかも女性の事務局長にお目にかかったことはなかったからです。
 お聞きすると福祉の現場から応募されて、プロパーとして採用されたようです。

 是非若さと女性の視点で地域を見つめ、地域福祉活動に活かしてほしいと思いました。

 11月2日に大腸検査を控えているのが気になっているのか、吐き気や腹痛に時折襲われます。
 藻岩山登山も断念して、その準備に入っていますが・・・。

優先席と専有席

2009年10月30日 | Weblog
 札幌の地下鉄に乗っていて、何気なく体の不自由の方や高齢者の方々の優先席の表示を見ていて「専有席」というネーミングになっているのが、気になりました。
 専有という言葉の裏には例え空いていても他の人は座ってはいけない、という意味になってしまうのではないかと思ったからです。

 同じ札幌市内を走っているバスは「優先席」になっており、もし一般の方が座っていても身体の不自由な方が来られたら優先権があるので、席を譲りましょう、という意味で通じます。

 趣旨はわかっているのだから、あまり言葉にこだわる必要はないよ、と言われそうですが・・・。

高齢者専用賃貸住宅

2009年10月29日 | Weblog
 東京でシニアの住まいの相談情報センターをかなり以前から先駆的に活動されているNPO法人事務局長の来訪を受け、その活動に感銘を受けました。

 NPO法人シーズネットが現在札幌市の委託で高齢者住宅の推奨制度、基準づくりに取り掛かろうとしていますが、それを先取りして活動され、同じように高齢者専用賃貸住宅の評価システムをつくろうとされている方です。

 大きくクローズアップされている高齢期の住まいの課題。利用者の視点に立った住まいのあり方を、互いに情報交換しながら、これを機会に検証したいものです。

 それには国の視点ではなく、当事者の視点で、それらの課題を声をあげて提起する人々が全国各地で巻き起こることが大切だと感じています。

虚弱になっても・・・

2009年10月28日 | Weblog
 しばらく事務所を空けていましたので、来客、書類、伝言などの処理に追われてバタバタしながら動いています。
 午後からは札幌市老人クラブ連合会主催のシニアヘルパー養成研修の最終日で、グループの話し合いをしました。

 テーマのひとつに「これからの老人クラブのあり方」について話し合って頂きましたが、その発表の中である方が「体が弱くなっても、安心して在席できる老人クラブであってほしい」との発言があり、周りからその発言に対して拍手が起こりました。

 やはり本音では、そんな活動を望んでおられることを実感しました。
 老人クラブだけの問題ではなく、NPO法人シーズネットでも同じことが言えると思いました。

都市と田舎

2009年10月27日 | Weblog
 道南厚沢部町、せたな町を回って札幌に戻ってきました。最近は講演などで北海道の地方を回る機会が増えていますが、高齢期の暮らしについて、いろいろ考えさせられます。

 利便性は高いがコミュニケーションが弱い都市での生活。反面医療での不安感はあるが、まだコミュニティが存在して、意識し合える存在が残っている田舎での暮らし・・・。
 どちらが高齢期の暮らしの場として充実しているのでしょうか?

 京都で生まれ育ったぼくには地域でのさまざまなしがらみはわかるつもりですが、かつてさわやか福祉財団の堀田理事長が仰っていた「寂しさと煩わしさのどちらに耐えられますか?」との言葉が頭を過ります。

 少子高齢社会での豊かさについて、いろいろ考えさせられました。

道南・北桧山方面へ

2009年10月25日 | Weblog
 日曜日の早朝全山紅葉の藻岩山の懐の中に入ってきました。落ち葉の絨毯を踏みしめた登山道は心地よいものでした。

 これから厚沢部、せたな方面に行ってきます。
 今日は移動だけですが、明日から民生委員児童委員専門研修、そして地域のボランティア研修を担うことになっています。

 少子高齢社会の地方の実情、課題を現場の中で見詰めてきたいと思っています。

 ネットブックは持参しますので、ブログが可能なら現地からレポートします。

これからのマンションライフの在り方

2009年10月24日 | Weblog
 午前中は生活クラブ生協の福祉基金運用委員会があり、午後はマンションの安心・安全情報セミナーがあり、あわただしい土曜日の1日でした。

 マンションの安心・安全情報セミナーはマンションでのコミュニティ、見守り、緊急時の対応を中心にした事例発表のシンポジウム形式で行い、会場は70名の定員一杯で熱気のあるシンポジウムでした。

 マンションでのサロン活動、独自の緊急通報システム、緊急カードの導入など従来のマンションライフでは考えられなかった管理組合の取り組みが発表されました。

 少子高齢社会では個人主体のマンションから入居者同士の人間関係を主体にしたマンションライフに大きく様変わりしょうとしていることを実感しました。

懐かしい上富良野町へ

2009年10月23日 | Weblog
 第26回上富良野町社会福祉大会での基調講演を頼まれて上富良野町をマイカーで往復してきました。

 上富良野町は約3年前の冬にもさわやか福祉財団の助け合い研修と北海道国保連主催の保健医療福祉のネットワーク会議の講師として連続して訪問したことがあり、地域住民の方々ともコミュニケーションがある懐かしい町です。

 高齢化率25%の同町もこれから10年サイクルで、どのような福祉のまちづくりをするか? 真に問われていると感じました。
 
 人と人とが結びつく町づくりのきっかけとして、今日の社会福祉大会が役に立ったら、と思いました。

民生委員の存在

2009年10月22日 | Weblog
 室蘭市内で開催された胆振管内民生委員児童委員専門研修に招かれて往復してきました。管内の民生委員児童委員300名が集まり、ぼくは「これからの民生委員活動について」というテーマで話してきました。

 今日の少子高齢社会では地域社会の存在が大きくなることは誰もが認めることですが、その地域社会を動かす存在として民生委員の役割が今日ほど重視されることはなかったように思います。

 住民の孤立化傾向の中で、利用者の代弁者として、人と人とを結びつけ、コーディネートする役割は大きいと思います。
 ・地域福祉を動かす存在として
 ・地域のコーディネーターとして
 ・自立支援時代の利用者の代弁者として

 地域福祉の核組織として民生委員児童委員の活躍に期待して・・・。

表情の変化

2009年10月21日 | Weblog
 UHBテレビの「のりゆきのトークで北海道」の番組で、約月1回ペースで放映されている高齢者のさまざまな問題を取り上げる「なんてこったシリーズ」のコメンテーターとして生出演するようになって大凡1年半が経過します。

 その番組を欠かさず見て下さっているある会員さんが「岩見さんのテレビでの表情が当初に比べてかなり疲れているような感じですよ」と指摘されてドキッとしました。
 自分ではあまり意識しませんでしたが、確かにテレビの前に座っても顔全体が腫れぼったいような感じがしたり、意識がぼんやりすることが時々あります。
 自分自身で緊張感が希薄になったのでは・・・と感じていたのですが・・・。

 映像ははっきり見えますので、正直なのですね!
 気をつけなくっちゃ!