岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

福祉基金の運用委員会

2009年02月28日 | Weblog
 生活クラブ生協の福祉基金は趣旨に賛同された生活クラブ生協の会員の方々が毎月70円を積み立てたのが原資になって助成する制度で、助成金自身は5万円、10万円と言う金額だが、その原資が会員の方々の積み立てになっているため、どうしてもその運用については真剣になってしまいます。

 今日午後からその運用委員会があり、ぼくは外部委員としてお手伝いさせて頂いていますが、助成先を選ぶのに10名程度の委員が3時間以上の議論を積み重ねて決定していきます。

 福祉助成にはいろいろな制度がありますが、その活用については原資の背景にある人の心を大切にしながら運用することが何よりも大切だと感じています。

人の顔、名前が思い出せない!?

2009年02月27日 | Weblog
 アチコチでお話しさせて頂く機会は多く、ぼくの場合は1回限りではなくリピーターが多いのです。そのこと自体は素晴らしいと思うのですが、そこで困るのがかつたお会いした人の顔や名前を忘れたり、思い出せない醜態を毎日のようにさらけ出している自分に困まり果てています。

・どこの誰かはわかっているのに名前が思い出せない。
・どこかでお会いした記憶はあるが、どこのとなたかわからない。
・親しげに話して下さるが、全く思い出せない。
その他いろいろな事例がありますが、とにかく自分の記憶力の低さに困惑しています。

 最近では街中を歩いていてもできるだけ下を向き、人の顔を見ないようして歩いている始末です。

 一度お会いしたら顔も名前も絶対忘れない方法はあるのでしょうか?

愚痴の言える人、相談できる人

2009年02月26日 | Weblog
 今朝のUHBトークで北海道の番組で視聴者の方々からの介護の悩みの相談をお受けして、次の2つのポイントのあることを痛感しました。

 在宅で介護されていると、どうしても視野が狭くなって孤立した暮らしになり、ひとりで悩み、苦しんでおられる方が多いことに気づきました。
 従来でしたら、家族関係の中で解決できたものが、核家族化になって困難になったとき、別の解決方法を見出すことが大切だと感じました。

 そのポイントが標題の・・・
①介護の悩みや苦しみについての愚痴の言える友だちを見つけること。
②医療や福祉、介護についての相談できる人を身近に持つこと。
 そのような人間関係づくりが、介護に不可欠であることを感じました。

26日のUHBトークで北海道

2009年02月25日 | Weblog
 明日2月26日の下記テレビ番組で今月2回目になりますが、コメンテーターで出演することになりました。
 興味のある方はご覧下さい。

・2月26日(木)
・UHBテレビ「のりゆきのトークで北海道」(北海道版)
   9時55分~11時25分
・テーマ・・・老後・介護の悩み110番
 なお、もうひとりのコメンテーターは元アイドルで女優の大沢逸美さんです。

「おくりびと」に想う

2009年02月24日 | Weblog
 昨年JRタワーで映画「おくりびと」を見たとき凄い映画だ、と直感的に感じ、講演などの頭のネタとして紹介させて頂きました。
 その映画がアカデミー賞の外国映画賞を受賞したとのニュースを聞いて、改めて考えさせられました。

 日本人の死生観がこのような形で世界から認められたのは凄いと思いますが、この映画を見に行った時に驚いたのは我々の世代以降の高齢者の多いことでした。

 そして自分なりに思ったことは、生活環境や社会保障制度が激変している中で、これからのあるべき姿としての日本人の死の迎え方が喪失されているのではないか、との危機感でした。
 特に孤立死の問題に取り組んでいると、理想的な死の迎え方って何だろう、とフッと思うのです。

 「おくりびと」を見て、そんなことを改めて感じました。

 送ってくれる人の不在の時代?!

シニア人生と旅

2009年02月23日 | Weblog
 今日シーズネット旅行クラブの例会があり、来年度の旅行計画について話合われましたので参加しました。
 15名程度の参加でしたが、道内、本州の行きたい所を出し合い、希望を加味しながら確定していく方法で話し合われました。

 過日も新聞で経済不況でも高齢者のパック旅行熱は落ちていないとの報道がありましたが、ぼく自身は日常性からの打破と心身機能の回復のため、旅行クラブの企画にはできる限り参加したいと思っています。

 パック旅行にはない参加者同士のコミュニケーションも楽しめる旅行を、ぼく自身も楽しみたいと念願しています。

同行山登り

2009年02月22日 | Weblog
 吹雪いていた天気も昼頃には青空が見え始め、一時快晴の天気になりましたので昼食を済ませるとすぐ藻岩山に向かいました。
 降り続いた雪で観音寺駐車場まで行けるかどうか心配でしたが、丁度観音寺の境内に止めても良いよ、と仰る方がおられ、その言葉に甘えて境内の中に入って駐車させて頂きました。

 藻岩山に登り始めて3年目、今日は通算95回目になりますが、初めて単独ではなく同行者との山登りになりました。境内への駐車を許可して下さった方が観音寺の檀家の方で自然に一緒に登るようになり、結果的にご一緒に山頂を往復することになりました。
 造園業をしておられると話でしたが、住所もお名前を知らないまま下山すると同時に別れてしまいました。

 最初は快晴でしたが、馬の背の尾根に出る頃から再び雪が降り始めましたが、同行者がおられたので時間はかかりましたが(登り75分)山頂に着くことができたと思っています。
 ひとりだと多分途中で引き返していましたので、同行者がおられる場合の強さを感じました。

 でも、どなだったのでしょうか?

悪天候の中の居場所づくり研修会

2009年02月21日 | Weblog
 低気圧の通過で激しい風雪が1日中吹き荒れる札幌で「ふれあい居場所づくり」の研修会が教育文化会館で開催され、悪天候にも関わらず50名の参加者で賑わいました。

 ぼくは居場所の意義と背景について地域社会の問題提起を行い、その後分科会に分かれて意見交換が行われましたが、ぼくは地域食堂の分科会を傍聴させて頂きました。

 住民の孤立化が進む中で地域におけるコミュニケーションと存在感づりは住民ひとりひとりにとって重要課題ですが、具体的には会話の場、食事の場を通じて、そのようなコミュニティづくりの必要性については共通していることを感じました。

 それにしても、この悪天候の中、皆さんの熱意を感じました。

朝9時、シーズネット事務所

2009年02月20日 | Weblog
 私たちシーズネットの事務所は平日の9時~17時までオープンしていますが、当番の方を除いては10時過ぎに来られるのが一般的です。

 ところが、今朝はは8時半頃から広報担当の会員の方々が集まりはじめ9時頃には10名位のスタッフが集まって、毎月会員さんに発行される通信の印刷がはじまりました。レイアウト、印刷そして発送と言う作業を全て手作業で行っているためです。

 そんなこともあって早朝から賑やかなシーズネットの事務所では男女の区別なくそれぞれが役割を分担し合いながら手際よく進められています。

 通信の発送作業は来週月曜日の23日10時から行います。
 時間のある方は是非お手伝いに!

介護サービス利用頻度低下の背景

2009年02月19日 | Weblog
 ある会議で札幌市内で介護保険外の家事支援や移送サービスをやっておられるNPO法人札幌微助人倶楽部児玉代表とお会いする機会があり、介護保険外の活用状況についてお聞きしました。

 介護保険の居宅サービスが内容や時間的な面でさまざまな制限を受けるようになり、非営利の介護保険外サービスの利用頻度はかなり増えているのではないかと思いました。
 微助人倶楽部は時給700円のチケットを事前に購入して、利用する度にチケットで支払う方式ですが、会員は増えているのにサービスの利用頻度は横ばいから減少傾向にあると聞きびっくりしまた。
 昨今の経済不況によって高齢者の財布の紐も固くなり、生活支援さえ抑制する傾向にあるとか・・・。

 早く何とかしてもらいたいものです!