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若い日本人女性が歌舞伎町で“立ちんぼ”するワケ>「今いちばん稼げるから」

2024年04月28日 03時05分59秒 | 女と男のこと

「今いちばん稼げるから」若い日本人女性が歌舞伎町で“立ちんぼ”するワケ


8/18(金) 15:51配信


街娼の琴音さん(仮名)は、舞台女優でもある(提供写真)

 2022年頃から新宿歌舞伎町のハイジア・大久保公園外周に10代後半~20代前半の若い日本人女性の街娼(立ちんぼ)が急増。公園と援交を掛け合わせた「交縁」(こうえん)という言葉がSNSを中心に広がり、ちょっとした社会現象になっている。
 日本人女性を求める買春男性はもちろん、その様子を配信しようとするYouTuberや動画配信者も出現。巡回する警察官との間で小競り合いが起きるなど、まさにカオスと呼べる状況だが、それを見物しようとするギャラリーまで集まってくる始末……。


⇒【写真】ハイジア・大久保公園の周辺で客待ちする若い日本人女性


 そんななかで、彼女たちはなぜ、さまざまなリスクを冒してまで、わざわざ公園で客を引くのだろうか?


 当事者たちへの取材から、この不可解な現象の真相に迫った『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)の著者であるノンフィクションライターの高木瑞穂氏に話を聞いた。(記事は全2回の2回目)


“ただ悲惨で可哀想な人たち”ではない
――歌舞伎町の路上売春に関しては、この7月に集中摘発のニュースもありました。


高木:今年4月のホストによる売春そそのかし事件(ホストが女性客に路上で売春の「客待ち」をするようそそのかし、60年ぶりに売春防止法違反の「教唆」の疑いで逮捕された)以降、捜査や摘発に本腰を入れ始めたのは確かだと思います。現状では法が追いついておらず、警察も“痛し痒し”の部分はあるんじゃないですかね。


――高木さん自身は個人による路上売春に対しては、どういうスタンス・見解なんでしょうか。


高木:ホストクラブの「売掛」というシステムの問題や、彼女たちの精神障害における福祉などに手を打ち、未成年を含む若者が街娼に走ってしまう構造的な問題を是正する動きが、社会的に起きたらいいなと思っています。


――後ろ盾がないということで、単純に他のセックスワーカーよりも事件やトラブルに巻き込まれるリスクが高いわけですもんね……。


高木:とはいえ、彼女たちが、“ただ悲惨で可哀想な人たち”だとは思っていません。また、断罪されるべき悪だとも思っていない。


 女性も男性に声をかけて勧誘すると逮捕されますが、個人売春は法律で認められているとまでは言いませんけど、“自由恋愛”の考え方から、組織だった管理売春でない限り、売春防止法には、個人売春そのものに対する罰則規定がないんです。


――完全に専業の“仕事”として街娼を選ぶ20代も多いようですが、彼女たちはいつか足を洗えるのでしょうか?


高木:たぶん、街娼をやっている若いホス狂いや、新顔たちは単純に「今いちばん稼げるから」という理由なので、もしも“推し”がいなくなったら、街娼をやめることはあると思いますね。


 未成年の街娼の場合は、1週間~1ヶ月とか、短い期間だけ路上に立って、熱がさめたらまた普通の生活に戻る子も多いです。


 ただ、発達障害などの事情で他の仕事が難しい場合、売春の現場や器が違うだけで他のセックスワークに従事することになるでしょう。ほぼ終わりはない気がしますね。大久保公園の職安通り側には「ホストは嗜む程度で、今はギャンブルにハマっている」みたいな30代以上の歴の長い街娼もいるので。





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