予断を許さない」新型コロナウイルス終息の見通しは、今後のポイントは?長崎大学の専門家に聞きました
新型コロナウイルス、終息の時期はいつになるのでしょうか。
WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は今月11日、新型コロナウイルスの感染の拡大と深刻さ、それに対策のなさに強い懸念を示し、世界的な流行を意味する「パンデミック」に相当すると表明しました。
中国では1日あたりの新たな感染者数が減り始め、パンデミックの中心はヨーロッパに移ったと言われています。
日本では…。
長崎大学病院 感染制御教育センター 泉川 公一 センター長「見通しは非常に難しいと思うんですけれども、今、少なくとも終息に向かい始めたというような状況では、まだないと思います。なので、予断を許さないと思います」
国内では1日あたりの感染者は多い日で52人と2桁の状態が続いていて、先月の1日平均7.4人と比べ大幅に増えています(3月19日現在、厚生労働省まとめ)
新型コロナウイルスについてはまだ薬もなく分からないことが多いものの、少しずつ研究が進んでいます。
厚生労働省によりますと、感染が集団で発生している「クラスター」は、17日正午現在で8都道府県で計13ヵ所確認されています。
しかし、1人から移る人数の多さを見てみると、新型コロナウイルスは1.4人から2.5人で、感染力はインフルエンザ(2~3人)とほぼ同じと報告されています。
泉川 公一 センター長「潜伏期間は、これも少し幅が出てきていますが、大体1週間以内に発症するだろうといわれています。基本的には対症療法というのをやっているんです」
日本での重症化率は約3%、死亡率は約2%で、高齢者や持病のある人は早めに「帰国者・接触者相談センター」に連絡するよう呼びかけています。
泉川 公一 センター長「ウイルスの型も2つありそうだということも報告されております。少なくとも1回よくなられたけれども、また出てきてしまったという症例もありますから、そういった可能性はあると考えていたほうがいいと思います」
新型コロナウイルスについては「治るまでどのくらいかかるのか」「暖かくなると感染者数が減るかどうか」などまだ分かっていないことも多いそうです。
ただ「換気が悪い」「多くの人が集まる(人ごみ)」「相手との距離が非常に近い」。
この3つの条件が重なると感染するリスクが高くなるということです。
感染しやすいところにはなるべく近づかず、規則正しい生活をして、手洗いやアルコール消毒を心がけることが大切です。
WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は今月11日、新型コロナウイルスの感染の拡大と深刻さ、それに対策のなさに強い懸念を示し、世界的な流行を意味する「パンデミック」に相当すると表明しました。
中国では1日あたりの新たな感染者数が減り始め、パンデミックの中心はヨーロッパに移ったと言われています。
日本では…。
長崎大学病院 感染制御教育センター 泉川 公一 センター長「見通しは非常に難しいと思うんですけれども、今、少なくとも終息に向かい始めたというような状況では、まだないと思います。なので、予断を許さないと思います」
国内では1日あたりの感染者は多い日で52人と2桁の状態が続いていて、先月の1日平均7.4人と比べ大幅に増えています(3月19日現在、厚生労働省まとめ)
新型コロナウイルスについてはまだ薬もなく分からないことが多いものの、少しずつ研究が進んでいます。
厚生労働省によりますと、感染が集団で発生している「クラスター」は、17日正午現在で8都道府県で計13ヵ所確認されています。
しかし、1人から移る人数の多さを見てみると、新型コロナウイルスは1.4人から2.5人で、感染力はインフルエンザ(2~3人)とほぼ同じと報告されています。
泉川 公一 センター長「潜伏期間は、これも少し幅が出てきていますが、大体1週間以内に発症するだろうといわれています。基本的には対症療法というのをやっているんです」
日本での重症化率は約3%、死亡率は約2%で、高齢者や持病のある人は早めに「帰国者・接触者相談センター」に連絡するよう呼びかけています。
泉川 公一 センター長「ウイルスの型も2つありそうだということも報告されております。少なくとも1回よくなられたけれども、また出てきてしまったという症例もありますから、そういった可能性はあると考えていたほうがいいと思います」
新型コロナウイルスについては「治るまでどのくらいかかるのか」「暖かくなると感染者数が減るかどうか」などまだ分かっていないことも多いそうです。
ただ「換気が悪い」「多くの人が集まる(人ごみ)」「相手との距離が非常に近い」。
この3つの条件が重なると感染するリスクが高くなるということです。
感染しやすいところにはなるべく近づかず、規則正しい生活をして、手洗いやアルコール消毒を心がけることが大切です。