東山植物園 旬の花

ダンドク 花の構造

Canna indica L. カンナ科
ダンドクは泰西本草名疏・附録「二十四綱図」の第一綱に雄蕊が一本の植物として図がある。では今はどうだろう?「圭介の庭」にダンドクはある。☆雄蕊は基本的に5本あるが、機能する雄蕊は1本で、縁に葯がつく。他は全て花弁状になっており、前部に垂れたものを唇弁と呼ぶ。唇弁の反対側にある雄蕊はごく小さく退化していることが多い。雌蕊は雄蕊と基部で合着し柱頭は板状。萼片、花弁ともに3枚。花弁は披針形で筒状になり、基部で合着する。熱帯アメリカ原産。園芸種のカンナの原種のひとつで、世界各地に帰化している。日本には江戸時代初期に観賞用として渡来した。


雄蕊、雌蕊がよくわかる。


自宅の鉢植えを上から見る。


萼片3、花弁3、雌蕊1、雄蕊5


果実の先に萼片が残る。8/23
魅惑的な垂れた唇弁をべろっと剥がしてみたくなり、昨秋種蒔きして育てた。鉢の水切れで枯れたかと思ったが、突如蕾が現れ咲いてくれた。おかげで分解し観察できた。


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