2021年4月6日(火)
いつ誰が始めたか知らないが、サ変動詞の語幹の後に「を」を入れる奇妙な習慣が、昨今急速に拡がっている。
「御協力を感謝をいたします」
「徹底をしてくれるものと期待をしております」
「御多幸を祈念をいたしております」
総理大臣から職場の同僚諸氏、教会の説教者に至るまで非常な勢いで浸透中。聞き苦しいことこのうえないが、皆は気にならないんだろうか。悪貨が良貨を駆逐するとはこのことで、あっという間にこれが多数派になるのかもしれない。日本語を勉強中の外国人にとっては迷惑なことであろう。
ついでで恐縮ながら、すべての語頭子音を韓国・朝鮮語でいう濃音として発音する某局の看板アナウンサー氏、「っさくじつは っかんせんしゃすうが っきんきゅうじたい っせんげんの っかいじょご っさいだいに ンなりました」って、聞いてる方の息が詰まりそうですよ。
こちらは同氏限定の特技にとどまり、今のところ感染拡大の徴候が見えないのは不幸中の幸いである。
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