京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京の冬の旅

2014-03-17 | インポート

今、開催されている「京の冬の旅」非公開文化財特別公開は、

大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映にちなんで、

戦乱の世に活躍した武将ゆかりの地が多くありますが、

そのうちのひとつ、通称「鳴虎」を持つ「報恩寺」へ行って来ました。

客殿には黒田官兵衛・長政父子の位牌や、

長政の「最後の部屋」が残されています。

今回、展示されている、豊臣秀吉ゆかりの不思議な逸話を持つ、

「鳴虎図(複製)」です。

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水を飲む虎の毛は、1本1本がリアルに描かれ立体感があり、

絵を右側から観るのと、左側から観るのとでは、

虎の大きさが違うように見えます。

この虎の原図は、12年に1度の寅年の正月三が日しか観られません。

水を飲む虎が描かれた絵としては、他に南禅寺の襖絵が有名です。

重要文化財の梵鐘は、平安時代の作、

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伝説の「撞かずの鐘」と云われ、除夜の鐘以外は撞かれません。

その時には一般の方々も、人数限定で撞く事ができます。

この付近には、尾形光琳ゆかりの寺、「妙顕寺」や、

春の人形展が開かれている「宝鏡寺門跡」もあります。

暖かくなってきましたので、是非、散策されてみてはいかがでしょうか。

<京都 好き男>

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