京都へおこしの皆様、ありがとうございます。
桜の頃と紅葉の頃は多くの観光客が訪れる哲学の道。
南は若王子から北は銀閣寺へと続く琵琶湖疎水に沿った散策路。
冬はさすがに観光客よりも近所の方の散歩道。
小さなお地蔵さんが橋の上にひっそりと佇みます。
なかなかかわいいお地蔵さんです。
そんな静かな哲学の道をよそに、銀閣寺には冬でもたくさんの観光客が訪れます。
この銀閣寺、足利幕府8代将軍義政が造営を始めた東山山荘が元となり、後慈照寺と改められました。
正式には東山慈照寺という臨済宗相国寺派の禅寺です。
さらに言うと、実は金閣寺とともに、相国寺の境外塔頭寺院なのですが、本山を凌ぐ観光寺院となっています。
銀閣寺と言われるようになったのは下って江戸時代、金閣寺に対し呼ばれるようになったという事です。
入口から続く銀閣寺垣。
慈照寺を象徴するのが観音殿銀閣。
方丈前の白砂の砂盛り向月台(コウゲツダイ)と、波紋を表現した銀沙灘(ギンシャダン)。
苔がきれいな庭園
造営当時の遺構として残る東求堂
東側の山道を登ると境内と市内を望めます。
観光寺院とはいえそこには義政の宗教観と、東山文化の息吹を感じる銀閣寺。
そろそろ銀閣寺垣のツバキも咲き始める頃、訪ねてみてはいかがでしょうか。
橋本でした